漫画版「This Man(ディスマン)」の最終回解説!世にも奇妙な物語版のあらすじ、映画版ストーリーの違いを考察!(ネタバレ注意)
2025.04.17投稿

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2018~2019年に「週刊少年マガジン」にて連載された大人気漫画「This Man(ディスマン)その顔を見た者には死を」の最終回(結末)について考察します。
- 世にも奇妙な物語で放送されたディスマン
- 映画版のディスマンについてストーリーの違い
加えて、上記について考察していきたいと思います。
初版発行日 | 2018年8月17日発売 |
作者 | 原作:花林ソラ、作画:恵広史 |
巻数 | 全5巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | 漫画ディスマンのWikipediaはなし ディスマン(概念)のWikipedia |
ストーリーの比較と最終回の解説をする上でネタバレを含む場合があります。
まだ「This Man(ディスマン)その顔を見た者には死を」を見ていない方は、最初にディスマンを見て頂くことを推奨します。
「This Man」のあらすじ
主人公の天野斗(あまのはかる)は似顔絵が得意な警察官。その特技を活かし、”似顔絵捜査官”としてモンタージュの作成を行っていました。
そんな斗の前に、明里光代と娘の星子が現れます。
光代は不審者を姿を見たことを斗に伝えます。似顔絵を描いていくとその人物が、夢に出てくる男(通称:This Man)であることが判明。
斗がディスマンの似顔絵を描いてから数日後。明里光代はディスマンに殺されることに。
身を隠して殺されることを避けた星子。斗はそんな星子を匿いながら、ディスマンに狙われた理由を探り始めます。
果たして、ディスマンの正体とは誰なのか?斗はディスマンを捕まえる事が出来るのか?
「This Man」の最終回あらすじ・解説

おもしろいのディスマンが、自分の双子の兄である剣だと確信した天野斗。今回の事件を仕掛けたワンチューバーKODAMAを出し抜こうと策を練ることに。
KODAMAは明里星子の偽物をワイチューブに出演させ、話題性を作ろうと計画。
斗は内村アユムの協力を得て、KODAMAがこれまで犯してきた悪事を晒し、居場所の特定に動きます。視聴者からの情報で居場所を特定した斗は、直接対決を行うことに。
強がり続けるKODAMAですが、星子の説得により陥落し、剣(This Man)の居場所を聞いた斗は剣がいる場所に駆け付けます。
現場に到着した斗は、おもしろいディスマン剣によって襲われます。
記憶を失いつつも斗に襲い掛かる剣。斗が真実を明かした事で記憶を取り戻そうとしていましたが、KODAMAが仕掛けた爆弾で、建物が爆発することに。
< ここからが最終回 >
事件から半年…
一連の事件の主犯であるKODAMAは逮捕。裁判を行いますが、長期化したことで徐々に精神を崩壊させていきます。
爆発に巻き込まれた斗。爆発の際に剣に庇われた事で、一命を取り留めますが、爆発によって脚を負傷。
障害を負ってしまった事から警察を退職し、事件や事故で亡くなった方の絵を描く仕事をしていました。お見舞いにきたアユム達の前で、斗は爆発事件の状況を説明します。
生き延びた斗に対し、ディスマンであった剣は死亡。
顔は瓦礫でぐちゃぐちゃになっていた事から、判別が出来ないまま死亡が確認されます。
斗は亡くなってしまったものの、剣は”ディスマンの呪いから解放されて良かった”と解釈をしていました。
星子は声を出すリハビリが順調に進み、斗の前では会話が出来るように。斗の両親の養子となり、斗と兄妹になります。
斗はディスマン事件とは結局何だったのかを考えます。
ディスマン事件によって剣と向き合えた斗、剣によって救われた斗の命。
剣の分まで人生を生きようと決意した場面を描き、「This Man」は終了となります。
世にも奇妙な物語「This Man」のあらすじ
2018年にテレビ番組「世にも奇妙な物語」で『夢男(This Man)』という題目でドラマ放送されています。
ラストの部分を中心に、あらすじの簡単な説明をしていきたいと思います。
女子大生のミドリは、毎晩悪夢にうなされていました。
授業で「悪夢には人間に対するメッセージが隠されているのかもしれない」ということを教えらた事からモンタージュを作成。そのモンタージュをSNSにアップすると投稿に多くの反響が起きます。
時の人となったミドリ。彼女のもとにはテレビの取材陣が訪れるほどの騒ぎになり、ミドリの投稿は世界中に広まるとアメリカ政府が本格的に調査を開始。
世界中が大パニックになり、暴動が起きるように。ミドリが通学で乗ったバスを襲撃し、停車させると、多くの人々が詰めかけます。
「夢男が来る!」と叫びながら、バスに乗り込んでくる群衆に襲われそうになるミドリ。大学教授によって助けられると、ミドリは「夢男を見たというのはデマで、イタズラだった」と白状します。
しかし、世間は夢男を信じることを止めず。ミドリの同級生が亡くなるなど、世の中の混乱は深まっていきます。
街は荒廃し、暗くなっていく状況にミドリは耐えられず、逃げ出します。逃げ出した先にいた警察官に助けを求めますが、警察官の顔は夢男になっていました。
ここで失神したミドリ。
気付くと病院にいたミドリ。今までの事は全て夢だったのだと安堵しますが、母親の顔が夢男の顔になっていました。
絶望したミドリは、マンションから飛び降りることに。
次の瞬間には、再び病院のベッドに寝ていました。
片目を包帯で巻いた痛々しい姿になっていましたが、ミドリの前に夢男が現われ、不気味にほほ笑むのでした。
世にも奇妙な物語と漫画の違い
それぞれのあらすじを解説しましたが、漫画「This Man(ディスマン)」と世にも奇妙な物語の「夢男(This Man)」は全く別の物語です。
「This Man(ディスマン)」自体はアメリカで起こったムーヴメントなのですが、本家「This Man」の内容を踏襲しているのは世にも奇妙な物語の方。
漫画版「This Man(ディスマン)」という題材を使った完全オリジナルという印象ですね。
映画版「This Man」のあらすじ
「This Man」は2024年6月に映画でも公開されています。
漫画での「This Man」とは大きくストーリーも変わってくるようなので、まずはストーリーを紹介していきます。
舞台はある田舎町。 町では、連続変死事件が発生していた。
被害者の共通点は、生前、眉のつながった奇妙な風貌の男を夢の中で見ていたことだった。夢の中に出てきた男は「あの男」と呼ばれ、人々を恐怖に陥れていた。
そんな中、八坂華は、夫と義男と娘の愛とともに、幸せに暮らしていた。しかし、「あの男」による被害が拡大し、 徐々に華の身近にも危険が迫る。
引用元:映画「This Man」公式ページ(https://thisman-movie.com/)
やがて華は究極の選択を突きつけられる。 果たして華が取った行動とは?
史上最悪の結末が、今幕を開ける。
「This Man」は外国の都市伝説が発祥になっていますが、海外で発祥したストーリーを踏襲しているというイメージ。
物語のあらすじ(大筋)として、「夢である男を見ると必ず死ぬ」みたいな都市伝説になっています。
映画版を手掛けた天野さんは、2023年に『わたしの魔境』という作品を公開。
この作品はオウム真理教事件を元に「現代にオウム真理教に類似したカルト宗教があったら?」というテーマで撮られた作品。
オウム真理教の後継団体に対してしっかりと取材し、映像を残したうえで、普通のOLがカルト宗教に洗脳され犯罪に手を染めていく過程を描いています。
前作でかなり踏み込んだ作品を監督しているので、「This Man」もかなりインパクトの強い描写や一風変わったエンディングが用意されている事が予想されるので期待したいですね。
漫画版で連載された「This Man」は、フォルムこそ本家「This Man」に似せているものの、漫画版と映画版のシナリオはかなり違った形になりそうですね。