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漫画「去勢転生」は2019年から「マンガPark」にて連載されていた大人気漫画です。
ここでは「去勢転生」全般のあらすじと最終回・結末の解説を行っていきたいと思います。
また、死亡キャラクターも一覧形式でまとめていますのでご確認ください。
初版発行日 | 2020年1月17日発売 |
原作 | 宮月新 |
作画 | おちゃう |
巻数 | 全6巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | 「去勢転生」のWikipedia掲載なし |
「去勢転生」を無料で読むには
「去勢転生」は「マンガPark」という無料アプリで読むことが出来ます。※iOS・Android双方で使えるアプリです。
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「マンガPark」は白泉社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。
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「去勢転生」登場人物一覧
漫画「去勢転生」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。
「去勢転生」に出てくる登場人物は以下の通りです。
- 登場人物
- 姉崎悟:主人公、死刑執行時に転生した。
一ノ瀬由奈:悟の恋人
沙夜:悟と同じ学校の生徒
亜里州:悟と同じ学校の生徒
牧野:悟と同じ学校の生徒
遥香先輩:悟と同じ学校の生徒
矢坂先生:生物の先生
畠山主任:製菓工場の役職者
畠山小百合:畠山主任の娘
葵:製菓工場の従業員
三井凛:看護師
五十嵐:フレアから逃れた男性
芳子:山中にある民家に住む女性
舞:芳子の娘
アズサ:ヤンキー
ナミ:元自衛官
章一郎:メガフレアの影響を受けなかった男性
雅彦:メガフレアの影響を受けなかった男性
美緒:章一郎の仲間
真莉:集落の一員
西条:防衛研究所の理学研究室の研究員
桜庭:女性自衛官
「去勢転生」のあらすじ
1巻のあらすじ

ブロローグ
姉崎悟は15人を殺害した容疑で逮捕され、死刑が言い渡されることに。
それまでは、IQ200を超える知能を持ち「神童」と持て囃され、順風満帆な人生を送ってきました。
しかし、死刑を言い渡される2年前。
姉崎悟が恋心を寄せる一ノ瀬由奈が、強姦殺人によって命を落としてしまいます。
死刑執行当日
姉崎は絞首台に立ち「由奈とふたり…、穢れのない世界へ…」という言葉を残して死刑は執行します。
悟が気が付くと男性の死体が大量に積まれている部屋に落下。死体が入っている部屋を出ると、自分の出身高校の校舎の中でした。
状況が理解できずに校舎内を歩いていると、一人の女子生徒が警備員の男性に襲われそうになっている光景を発見。
由奈を強姦殺人された事から、レイプへの強い憎しみを持つ悟。警備員を殺害し女子生徒を助けますが、女子生徒は悟の事を恐れて逃げ出します。
その後、女子生徒の仲間が駆け付け、悟に攻撃を仕掛けてきます。
悟は敵意がない事を伝え、女性生徒達から現状について聞き出します。
- 現世界の現状
- 50年周期で起こる太陽フレア(表面爆発)。
今年は太陽の極大期が重なりメガフレアが起こった。
その衝撃波が太陽風となって地球に届き、磁場が狂った事で地球中の電子設備や電子機器が崩壊。
加えてメガフレアによって男性の脳が破壊された。
男性たちは理性を失い凶悪化。目の前の女を襲うだけのケダモノになってしまった。
悟は自分が死刑になり、絞首台から落ちた事を説明すると、女性生徒の一人が「平行世界転生」が起こったのではないかと仮説を立てます。
悟はこのまま死のうと考えますが、”フレアの前まで由奈が生きていた”ことを女子生徒から聞き出します。
この世界で由奈と会う事を決意する悟。
果たして、由奈は生きているのか?
男がバケモノ化した理由
由奈を探すために教室を出た悟は、正気を失った由奈の父親と対面。異臭を放ちながら襲い掛かる由奈の父親を目の当たりにした悟は、父親を倒します。
女子生徒に襲われた際、矢で肩を打ち抜かれた悟。生物の八坂先生の元へ行きます。
八坂は先生は男が狂った原因について研究を進めていました。
- 八坂先生の研究
- 凶暴化した男は女性ホルモンの「エストロゲン(フェロモン)」が発する匂いに魅かれて、襲い掛かっている。
本来であれば男性にもある物だが、バケモノと化した男同士は襲い合わない。
バケモノの死体を調べるとエストロゲンが検出できなかった。フレアの電磁波によって体内のフレアが崩壊したと思われる。
そしてバケモノの精子には「Y染色体」も発見されなかった。
”世界の男性がおかしくなってしまった”と判断した八坂先生は、子孫繁栄のために悟と性行為をしようとしますが、由奈を強姦殺人で失った悟は強く拒否。
由奈を探すために学校を出ようとする悟。牧野は必死に悟を引き留めようとしますが、悟は聞き入れません。
牧野は学校にバケモノと化した男共の入れて、学校を危険エリアに仕立て上げ、悟と一緒に行動する約束を取り付けます。
悟は牧野、沙夜、亜里州、牧野、矢坂先生の5人で由奈を探して旅立ちます。
製菓工場での出来事
5人は由奈の自宅へと向かいますが、バケモノたちが徘徊している上にメガフレアの影響で猛暑となっているため、思うように進むことが出来ません。
道中、亜里州の弟が通っている学校を通ったことから、弟が無事かどうかを確かめようと寄り道をします。
倉庫で物音がした事から覗いてみると、バケモノとなった子供たちが何かを食べており、その中に亜里州の弟がいました。
バケモノ化しているものの大人ほど凶暴ではない男児達。子供たちは畠山という女性によって監禁・保護されていました。
- 畠山たちのアジトについて
- 畠山は学校の近くにある製菓工場で働いており、主任として社員たちをまとめていた。
メガフレアが起こった際、女性社員が多かった事からバケモノ化した男性に襲われる事はなかった。
また業種柄、水と食糧を確保出来ており、静かに生活を行っていた。
畠山は男性がいなくなった事で将来を憂いて、”凶暴度合いが薄い子供なら元に戻るかもしれない”という希望を頂いていました。
そして畠山にはもう一つの希望がありました。
それは畠山の娘である小百合が出産間近である事。出産によって誕生する男児が正常であれば、未来への希望が持てると考え、小百合の出産を見守っていました。
しかし、出産によって生まれた男児はバケモノと同じでした。
2巻のあらすじ

製菓工場での出来事
この結果に絶望した畠山は、唯一の希望である姉崎を殺害しようとします。
刃物を突き付けられる悟は、殺害される手前の状態まで追い込まれます。助けに入った八坂先生は畠山を殺害し、現状から逃れることに成功。
畠山を失った事で残された製菓工場社員の葵。小百合の子供がバケモノであった事から、柿崎に希望を託そうと考え、柿崎の身を拘束し性交渉を行おうとします。
葵によって暴行を加えられた悟は、身動きが取れない状態に。
沙夜、牧野、亜里州が話し合う場面に移ります。
葵と同じ考え方である八坂先生は葵の一派に入ってしまう中で、どのように悟を救い出すのかを話し合います。
亜里州がバケモノ化した弟を拘束して製菓工場を立ち去る事を決意。沙夜は牧野と一緒に悟を救出しようと計画します。
2人は葵が影から狙って気絶させると悟を救出する事に成功。しかし、連れ去ろうとする時にバレて、葵の仲間達に追われることに。
建物の屋上で葵たちに追い詰められ、危険な状況になりますが、葵のやり方に反感を持っていた社員たちが放火。
製菓工場は火に包まれて、葵たちは死亡してしまいます。
悟たちにも火の手が迫りますが、外部の人間がハシゴをかけてくたことで、建物の外へと出る事に成功します。
病院での出来事
ハシゴをかけて助けてくれたのは三井凛という看護師の女性でした。三井は自分たちが根城にしている施設へ悟たちを案内します。
この施設には五十嵐という男性がいました。
五十嵐は謎の笛を使って、肥大化したバケモノを操り、男性たちから身を守っていました。施設では野菜や肉など普通の料理が振る舞われ、豊かな生活を送っていました。
保護されることになった悟たち。沙夜と牧野は三井によって部屋に連れていかれ、悟は五十嵐によって笛の使い方を教わり、男性に襲われる女性たちを守る役割を引き受けます。
沙夜と牧野は牢獄のような部屋に連れていかれて監禁。弟と逃げた亜里州がいる事も確認されます。
三井は五十嵐を使ってこの施設を支配し、身分制度を導入。気に入らない女性を労働力として使い、自分だけのパラダイスを作っていました。
この施設には由奈の母親がいました。母親から由奈の行方を聞きます。
- 由奈の行方
- 由奈と由奈の母親は、三井の身分制度によって苦しい環境での生活を余儀なくされた。
2人は脱出を計画。
母親は逃げ切る事に成功したが、再び施設へと入った。
由奈は捕まり体育館へ連れていかれた。
体育館は肥大化したバケモノを操るため、女性が食糧として生贄に捧げられる場所でした。
悟が体育館に行ったとき、八坂先生と葵が生贄として捧げられている最中でした。悟はレイプ犯への恨みから凶暴化、肥大化したバケモノを倒していき八坂先生を救います。
3巻のあらすじ

病院での出来事
悟がバケモノを倒した事で、囚われていた女性たちは解放。三井と五十嵐が作った国に反乱が起きます。
暴行を受けた三井は五十嵐に助けを求めますが、五十嵐は半凶暴化した状態になっており、五十嵐によって暴行され死亡してしまいます。
五十嵐は後から駆け付けた悟によって殺害。
一見平和に見えたものの暴力と差別によって成立していた国は滅びます。
由奈が肥大化したバケモノに犠牲になったことを悲しむ悟ですが、施設にいた女性から由奈は病院を脱走した事を教えられます。
由奈の脱走を手ほどきした人間が元自衛隊だと聞き、横浜の自衛隊駐屯地へと向かいます。
横浜に向かう途中での出来事
病院を出た悟は、沙夜、牧野、葵、矢坂先生、そして亜里州と亜里州の弟翔太を連れて横浜へと向かいます。
しかし、横浜に向かう途中で悟が倒れることに。
八坂先生たちは悟を助けるための手段を探していると山奥で民家を発見。民家には人が住んでおり、悟は治療を受けます。
この民家では女性が3人住んでおり、男性は拘束をされた状態で生活をしていました。
男性陣が元に戻る事を信じて過ごす家族たち(お婆さん、芳子、舞の3人)。
その姿を見て、牧野は自身のトラウマを刺激されます。
- 牧野の持つトラウマ
- 牧野は母親からなじられ、暴言を浴びる中で過ごした事で強い恨みを持っていた。その反面、優しい父親に甘えながら生きてきた。
メガフレアが起こった日。
狂った父親は母親を殺害し、牧野の溜飲が下がったが、父親は牧野にも襲い掛かった。
助けに来た女性によって父親は殺害された。
元に戻る可能性を考える前に父親を殺害された牧野は、芳子の旦那や父親を殺害。
お婆さん達は牧野を許しますが、家から出ていく事になります。
お婆さん達と交渉した結果、沙夜、葵、亜里州、翔太はお婆さんの家に残る事となり、悟、牧野、八坂先生の3人で横浜へと向かう事になります。
悟が向かう先にヤンキーの女集団がいました。
悟たちが男達と戦った後、ヤンキーの女集団がやってきます。悟はヤンキーたちに見つからない場所にいた為、八坂先生と牧野が連れて行かれます。
ヤンキー集団のリーダーであるアズサは化け物と化した男を漁り、性的な行為を楽しんでいました。
八坂先生と牧野に若い男がいるかを尋ねるアズサ。回答しない八坂先生は薬を注入され、性的な欲求が大きくなってしまいます。
八坂先生の姿を見た牧野は薬物を恐れ、翔太がいる場所を教えます。
アズサたちは翔太がいるお婆さんの家を訪問。翔太を呼び出すよう問い詰めますが、抵抗されたため芳子とお婆さんを殺害。
翔太、芳子の息子を拉致したアズサは沙夜、葵、亜里州らを従えてアジトへと戻ります。
単独行動でアジトへと潜入した悟。
アジトを詮索していると、化け物となった男を介護している由奈に出会います。
4巻のあらすじ

横浜に向かう途中での出来事
由奈はアジトに来た経緯を悟に伝えます。
- 由奈がアジトに来た経緯
- 由奈は五十嵐の国(施設)から逃げ出した時、元自衛官であるナミの手助けによって無事に脱出できた。
ナミは五十嵐と同じく腕にナンバーのタトゥーが施されている人物。(なぜタトゥーが施されているのかは謎)
ナミはその後立ち去ってしまった。
立ち去った跡には「陸上自衛隊 陸上総隊 中央特殊武器防護隊」の名刺が置かれていた。
悟と由奈が話している時にアズサの仲間が駆け付けてきます。
アズサの仲間たちは由奈を襲おうとしますが、(献身的に男の介護を影響か)理性を失ったはずの男が由奈を守ります。
ひと悶着している間にアズサたちが帰還。アズサは悟たちと対峙します。
理性のある若い男性がいた事を知ったアズサ。悟を性交渉の相手にするべく、力づくで攻撃を仕掛けてきます。
由奈が怪我をした事から悟は激昂。アズサを追いつめ殺害する寸前まで追い詰めますが、由奈の制止によって攻撃を止めます。
悟が攻撃を止めた瞬間、ヘリコプターが飛んでいる音が聞こえます。屋上に出て様子を見てみると、複数のヘリコプターが横浜に向かって飛んでいました。
ヘリコプターを見た悟は由奈の説得により、横浜の自衛隊駐屯地へ向かう事を決意。悟を狙うアズサと密かに悟への恋心を募らせる牧野もついていく事に決めます。
生き残った男性たちの争い
由奈への想いが強い悟に対して嫉妬心を抱くアズサと悟に好意を持つ牧野は、由奈を殺害しようと計画。
アズサは由奈に襲い掛かりますが、なんとか攻撃を交わした由奈は野外へと逃げることに。
バケモノと化した男性に襲われる由奈ですが、章一郎という正気を保った男性と章一郎を崇める女性達によって救われます。
由奈を追ってきたアズサも加わり、章一郎が生活をしている集落へと向かいます。
集落でなぜ章一郎が正気を保っていたのかを聞きます。
- 章一郎が正気を保っている理由
- メガフレアが起こった時、章一郎の家族は長いトンネルを車で走っていた。
メガフレアによってトンネルが崩落したが、車の下敷きになっていた章一郎はメガフレアの影響を受けなかった。
章一郎の集落では、理性を保ったまま生き残った男性が他にもいました。
トンネルから出て必死に働いていた男性たちは徐々に増長していき、女性を奴隷のように扱うようになっていきました。
女性が虐げられる状況に我慢が出来なくなったアズサ。雅彦という男に襲い掛かりますが、他の男に攻撃され気絶。拉致されてしまいます。
一方、由奈は集落の女性らと共に自衛隊の輸送トラックへと連れて行かれることに。
そのトラックの中には「フレアに侵された人間の治療薬」を開発するための施設がありました。
治療薬を作成する為には「フレアの影響を受けていない健康体の細胞サンプル」と「脳みその全摘出」が必要に。
由奈は「脳みその全摘出」の条件を聞かされていなかった為、悟を治療薬作成に協力させようと申し出ます。
5巻のあらすじ

生き残った男性たちの争い
悟は由奈の説得に応じ、治療薬の作成に参加しますが「脳みその全摘出」が必要である事を知った由奈は、手術を止めようとします。
治療薬の製作に賭ける女性達は、力づくで手術を決行しようとしたことから戦いに発展。
武器を手に取った集落の人間によって、八坂先生や亜里州、翔太も殺害されてしまい、由奈たちは劣勢に追い込まれてしまいますが、由奈を保護した自衛官のナミが助太刀に入ってきます。
悟を救出した事から、章一郎は自らが治療薬の被験者になると申し出、女性達は章一郎を使って治療薬の作成を始めます。
しかし、ナミは治療薬の施設を使用してはいけないと説きます。
- 施設を使ってはいけない理由
- 治療薬を作成する施設は、メガフレアの影響を僅かでも受けた人間が入ると、その人間は肥大化したバケモノになってしまう。
ナミはメガフレアが起こる前、五十嵐らと共に治療薬の施設を破壊する任務を受けていた。
しかし、任務が終わる前にメガフレアが起こってしまった。
五十嵐は注射する薬液を持ち出し、仲間に注射を行う事で肥大化したバケモノを手下に加えていた。
ナミらが駆け付けた時には、既に章一郎が肥大化したバケモノになっており、女性達を殺害していました。
由奈の力で章一郎は沈静化させ、拘束していると自衛隊の駐屯地で大きな爆発が起きます。悟は自衛隊の駐屯地に答えがあると判断し、由奈と共に駐屯地を目指すことに。
一方、集落から逃げ出した沙夜と牧野。
牧野は今までしたたかに計画を練り、なんとか生き残ろうと画策してきましたが、精神的に限界となり自殺してしまいます。
沙夜は一人でなんとか生き残る道を模索します。
6巻のあらすじ

人類の未来はどこへ
悟たちは自衛隊の駐屯地へと到着します。自衛隊駐屯地には西条という研究員が待ち構えていました。
西条が待ち構える自衛隊駐屯地にはある過去がありました。
- 自衛隊駐屯地にあった過去
- 自衛隊で働く桜庭という女性自衛官は、師団長からある任務を授かっていた。
それは女性だけで「防衛研究所の理学研究室」に向かう任務。
詳細な任務内容を聞く前にメガフレアが起こった事で、男性自衛官たちが狂ってしまった。
防衛研究所の理学研究室は榊原教授という人物が指揮を執っていましたが、西条という女性研究員が榊原に反旗を翻し、現在は西条の支配下になった。
西条はこの世界に元々居た悟とコンタクトを取り、来たるべきメガフレアで男性が狂い殲滅された後、悟1人の優秀な男性の遺伝子を全世界にバラまき、醜い男を滅ぼし優秀な男だけで、世界を埋めようと計画していたのでした。
悟たちは西条の話を聞いた後、由奈は自分も悟といた世界から転生した存在である事を明かします。
そして今の世界に生きる悟に「自らがレイプされた事を元の世界に居た悟に話した事で、悟が狂ってしまいました」と説明します。
悟と由奈が会話をしていた間にメガフレアの第二波が起き、悟たちは気を失ってしまいます。また理性を失った男性たちは全て死滅していました。
その間、西条たちは国立競技場へと到着。
西条は放送を使って「国立競技場で人類が生き残るための儀式を行う」と宣言します。
放送を聞いた女性達はどんどん集まってきて、西条は集まった女性達に悟の精子を分け与えようとします。
悟と由奈が妨害をしようとしますが、武装した自衛官が周りにいるため近付くことが出来ません。
そんな中、集まった女性の一人がケダモノ化し、女性を襲い始めます。一人がケダモノ化した事をきっかけに、どんどん女性達がケダモノ化をすることに。
悟も体調に異変を感じていき、ケダモノ化が進んでいきます。
西条たちが争っている場に沙夜が現われます。沙夜は章一郎たちがいた集落で、自分が見た事実を語ります。
- 沙夜の見てきた事実
- 集落で男性と性交渉した女性達は身籠った後、常識外の速度で胎児が育っていった。(バケモノとの子供は女性しか産まれない)
臨月を迎えると胎児は母親の体を喰い破って外の世界へと出てきた。産まれた女児は全員生まれながらにバケモノ化した状態だった。
沙夜の現状を聞かされた悟はメガフレアが地球に与えた正体について理解をして、西条に説明します。
- 悟が解説したメガフレアの正体
- メガフレアは男性を撲滅して、女性だけの社会を作るための現象ではない。
人間と言う生物が違うステージに変わっていく為に神が与えた物。
強制的に過去との連続性が断ち切られて、変わる事を受け入れざるを得なくするための物である。
神が未来を託したのは「ケダモノ」である。
男性だけでなく、女性もケダモノ化した事で競技場内は大パニックになり、沙夜は銃で撃たれて死亡してしまいます。
西条が持っていた悟の精子も全て破壊され、絶望した西条は自殺してしまいます。
西条が自殺した後、由奈にもバケモノ化する変調が表れます。
バケモノになりかけていた悟は由奈に最後の選択を迫ります。
「このまま完全にケダモノになる前に命を絶って、元の世界に戻れる可能性に賭けるか?」
「この世界に留まって、ケダモノの行く末をみつめていくか?」
由奈は後者を選択します。
場面は悟を庇って死亡した沙夜へ。
沙夜は気が付くと部屋のベッドで寝ていました。
いつも通りの空、いつも通りの雲、沙夜は元の世界に転生した事に気付きます。居間に降りてテレビを見た沙夜は、姉崎悟が死刑執行時に行方不明になったというニュースが流れていました。
そして、物語は最終回へと向かいます。
「去勢転生」死亡した登場人物
「去勢転生」では多くの人物が命を落とします。死亡した人物をまとめてみました。
人物 | 死亡理由 | 巻数 |
---|---|---|
遥香先輩 | 由奈の父親によって襲われ死亡 | 1巻 |
畠山小百合 | 出産した男児がバケモノだったためショック死 | 1巻 |
畠山主任 | 娘が亡くなった事で姉崎を襲い、八坂先生によって殺害される | 1巻 |
葵 | 仲間の裏切りに遭い放火されたうえで焼死 | 2巻 |
三井凛 | 凶暴化した五十嵐によって暴行され死亡 | 3巻 |
五十嵐 | 悪事がバレ、悟によって攻撃を受け、国にいた女性によって殺害される | 3巻 |
お婆さん | アズサたちの強襲を受けた時、抵抗したため殺害される | 3巻 |
芳子 | アズサたちの強襲を受けた時、抵抗したため殺害される | 3巻 |
葵 | アズサたちの強襲を受けた時、抵抗したため殺害される | 4巻 |
芳子の娘 | アズサに弟を奪われそうになった時、反論した為射殺される | 4巻 |
美緒 | 野外で男達に襲われて死亡 | 4巻 |
アズサ | 集落に居た男性たちに暴行を受けて死亡 | 4巻 |
八坂先生 | 集落の女性との争いで殺害される | 5巻 |
亜里州 | 集落の女性との争いで殺害される | 5巻 |
翔太 | 集落の女性との争いで殺害される | 5巻 |
牧野 | 生きる事への希望を失い、転生を願って首吊り自殺を行う | 5巻 |
沙夜 | 西条と争っている悟を庇い銃殺される | 6巻 |
西条 | メガフレアの正体に絶望して拳銃を頭に当てて自殺 | 6巻 |
最終回(6巻)のあらすじ
沙夜はテレビのニュースを聞いて、メガフレアの起きなかった世界に転生した事に気付きます。
仲が悪かったおばあちゃんにも抱き着き、普段の世界に戻ります。
もう私は…、ケダモノに襲われる事はない…
飢えに苦しむことも闇に怯えることも…、もう…
私は、逃げた…。みんなを置いて…
あの地獄から…、独りだけ…
そんな想いを抱いて由奈の墓参りを行います。
墓参りに行くと沙夜を迎える人間が1人。
その人物は「牧野」でした。
首吊り自殺を行った牧野も現世に転生していたのでした。
沙夜は悟と由奈の心配をしつつ世間話をします。
現世の八坂先生は姉崎悟の死刑判決が出た直後に教師を退職して失踪。亜里州はそもそも生まれているのかどうかも分からない状態。
沙夜は「他人の事はともかく、自分たちが平和な世界に転生できたことを感謝しよう」と話しかけますが、牧野は「この世界は本当に幸せな社会なのか?」と疑問を呈します。
女性はこの世界で蹂躙や抑圧に遭う事なく、心から人生を謳歌出来ているのか?
男性は自分達に課せられた役目や責任に押し潰されていないのか?
この世界が進む未来は本当に皆が心から望んでいる未来なのか?
ケダモノがいる世界に留まった悟の選択は間違っていないように思えた牧野は、現世で母親を殺害していました。
警察に囲まれる牧野は「誰にも頼らず、自分の道は自分で切り拓く事を決めた」と話し、警察官に向かって刃物を向けます。
その時、沙夜の携帯がなります。
スマホには「クーデターにより誕生した某国の女性国家指導者が日本に対して核ミサイルを発射した」というニュースが流れています。
女性の国家指導者は、”バケモノがいた世界から転生したかのような”含みのある笑顔を見せていました。
核ミサイルが日本に届き閃光が走る中、沙夜と牧野は「自分に世界を変える事が出来るのだろうか?」と想いを巡らせたところで「去勢転生」は終了となります。
まとめ
ここまで、「去勢転生」全般のあらすじと最終回・結末の解説をしました。
最初は宮月新さんらしい、エログロを含んだパニックサスペンス漫画としてストーリーが進んでいきましたが、後半になると「人間のいる意味」という深いテーマにも触れており、読みごたえがありましたね。
個人的に宮月新作品は大好きなので、他の作品にも是非触れてください!