
「スピーディワンダー」は2013年から『ヤングチャンピオン』に連載されている人気漫画。
ここでは「スピーディワンダー」のあらすじ・最終回を解説します。
連載開始日 | 2013年5月24日発売 |
掲載誌 | ヤングチャンピオン |
出版社 | 秋田書店 |
原作 | 綱本将也 |
作画 | 山根章裕 |
巻数 | 全17巻(コミックス) |
ジャンル | スポーツ(競輪) |
Wikipedia | 「スピーディワンダー」のWikipediaはなし |
「スピーディワンダー」のあらすじ
「スピーディワンダー」本編のあらすじを紹介します。

登場人物・競走馬のモデルなどを解説した記事は以下を見てね
1巻のあらすじ

プロローグ
星空が煌めく夜。輝く月の光をまとって小さな仔馬が生まれた。
芦毛でも、白毛でも、栗毛でもない黄金をまとった馬に、イエローファームの牧場主である真黄は心がときめきます。
かつての牧場のエースだった『イエローダイオー』を超える存在であることを願って…。
スーパーキングオー地方最終レース
門別競馬場を走るスーパーキングオー。馬主の福王は賞金を稼いでいないことから、整理(安楽死処分)をほのめかしていました。
なんとか死なないようパドックに向かう真黄。スーパーキングオーに騎乗する中央の騎手講神にお願いをします。
返し馬でスーパーキングオーの特徴に気付いた講神。
今までのレースでは大出遅れから、無理に追走してバテるレースを繰り返していましたが、講神はスーパーキングオーの走りたいように走らせる作戦を実行することに。
出遅れてスタートしたスーパーキングオー。講神は馬なりで、ドンドン加速して先行馬に並びかけ、先行押し切りを狙います。
オーバーペースでバテるキングオーを鼓舞する講神。他馬と並んでゴールしますが、写真判定の末に2着。
福王はキングオーを引退させることを決めますが、講神は「この馬は中央でGIを勝てる馬だ」と進言。
福王を説得させるために、美浦(中央のトレセン)で走らせることになります。
中央移籍への道
黙ってスーパーキングオーを美浦に連れてきた講神。
この日は、日本ダービー確実と言われるレヴォルズの調教が行われる予定になっていました。レヴォルズをが回ってくるところ狙って、走り出すスーパーキングオー。
直線でレヴォルズに並ぶと、最後はハナ差で抜け出し先頭でゴール。ラスト1ハロンは10.0秒という極上の切れ味を見せて、芝レースへの適性と無限の可能性を見せると福王は引退を撤回。
この様子を見ていた調教師の湯上谷。抜群の記憶力と計算力を持つ湯上谷は、スーパーキングオーの正体を見抜くと中央移籍への道を説きます。
- 来週(5月28日)の門別8レース。中央交流競走で勝つ。
- 6月20日。福島競馬場の500万条件芝1200mで勝つ。
迎えた5月28日。スーパーキングオーに門別8レースに出場。
スタートを決めたスーパーキングオーは先頭に立つと、2位以下に大きな差をつけて逃げます。この時点で勝利を確信した湯上谷。
スーパーキングオーも期待に応え、1馬身の差をつけてゴール。中央競馬への出場権を獲得します。
2巻のあらすじ

中央移籍への道
6月20日。
福島競馬場の500万条件(芝1200m)に出場するスーパーキングオー。湯上谷は、真黄に対して騎手を変えるよう伝えますが、真黄は講神を変える判断をせずにレースに出場することに。
このレースには湯上谷が想像していなかった強力なライバル「キラーチューン」がいました。
キラーチューンに騎乗するのはダービージョッキーの楠岡。楠岡は、”ここ数年、講神が芝レースで勝利を挙げていない”ことを皮肉ってライバル関係をバチバチに出します。
レーススタート。
講神は自らの足に鞭を打って、キラーチューンに競り掛けるフリを見せます。楠岡はこの問いかけに乗っかってしまい、キラーチューンはハイペースで逃げることに。
最初の3ハロンを32.8秒で走るキラーチューンに対して、後方に控えたスーパーキングオーは虎視眈々と前を狙います。
切れ味鋭い差し脚で追い込んでくるスーパーキングオー。2頭のマッチレースになった末にキラーチューンを交わしたスーパーキングオーが先頭でゴール。
見事に中央への出走権を獲得します。レース後、ギャラクシーファームの源涼香が、キングオーを譲ってくれないかと相談を持ち掛けますが、チーム「スーパーキングオー」は拒否。
改めて、中央のGIへ向けて調整を続けていきます。
ティオティコン&講神健太コンビ
スーパーキングオーの不思議な血統について研究を進める湯上谷。
講神は湯上谷厩舎に出向き、今後のプランについて話し合い、しばらくスーパーキングオーに騎乗しないと申し出ます。
”何か狙いがある”と察した湯上谷は申し出を承諾。代わりに自厩舎のティオティコンに騎乗することを約束させます。
7月10日、阪神競馬場1勝クラス芝1600m。
スーパーキングオーの鞍上は楠岡。前走の内容から1番人気に推されての出走に。湯上谷は後方で脚を溜めての直線勝負を指示し、楠岡はキングオーを下げて勝負をします。
いい感じで加速をしたものの、急に脚が止まり11着に惨敗。楠岡は「距離が長いのではないか」と湯上谷に提言します。
3巻のあらすじ

ティオティコン&講神健太コンビ
ティオティコンに騎乗してレースに出場する講神。
馬が不真面目に走ったこともあり12着と大敗。まったく疲れを見せていなかったことから連闘策を示唆します。
湯上谷はスーパーキングオーのような地味な血統の馬がなぜ走るのか?なぜ黄金の馬(キングオーの弟)が生まれたのか?
真黄の父親である朝宮幸次郎が、何か配合に関する秘密を握っているのではないかと考え始めます。
一方、源涼香も同様のことを考えており、朝宮幸次郎が生産した馬を購入。湯上谷に預けることで、血統の秘密を紐解こうとします。
函館競馬場。
前走惨敗したスーパーキングオーは芝1800m戦に出走。騎手は前走と同じ楠岡が騎乗します。
後方で脚を溜めたスーパーキングオーは直線で矢のように伸びて圧勝。楠岡は2冠馬のレヴォルを超える器かもしれないと戦慄が走ります。
レースを終えた楠岡は、湯上谷に目標を聞くと「菊花賞」と回答するのでした。
翌日。
函館芝2000m戦に出走したティオティコン。600kgを超える大型馬であるティオティコンはスタートが遅く、立ち遅れて外を走り続けると、直線でも外ラチを頼るように走ります。
それでもエンジンがかかると能力の違いを見せて、最後はハナ差の1着。
レースを終えたスーパーキングオーはイエローファームに戻り、つかの間に休養に入ります。
その間、続けざまに函館芝2600mに出走。
前走とは打って変わり圧勝を収めて、菊花賞への出走がほのかに見え始めます。
そんななか、イエローファームには「スーパーキングオーの主戦から講神を降ろせ。さもないとイエローダイオーのように壊れてしまいますよ」と書かれた匿名の手紙が届きます。
4巻のあらすじ

菊花賞トライアル
匿名の手紙を貰った真黄は、湯上谷を呼び出して悩みを相談します。
2人は牧場のエースだったイエローダイオーの墓前に行き、スーパーキングオーに故障がないよう祈っていると講神が現れます。驚きながらイエローファームとの過去を振り返ります。
- 講神の過去
- 地方競馬で20戦無敗と無敵を誇ったイエローダイオー。
中央初戦となるオールカマー。イエローダイオーに跨ったのは当時若手の講神健太。
講神はイエローダイオーの溢れる才能に惚れて、レースでも最大の力を出させようと追い出したときにイエローダイオーは故障。
講神はこの事件以来追うことが出来なくなっていた。
過去を思い出し震える講神。真黄は講神の頬に張り手を一発喰らわして、喝を入れると講神は我に返り、改めてスーパーキングオーとの菊花賞制覇を誓うのでした。
一方、レヴォルズを管理する下郷雅男調教師と、馬主の源涼香の父親源勝彦は菊花賞の鞍上について迷っていました。
下郷は楠岡ではなく、講神を乗せたいと直訴。源勝彦に”直接交渉”をお願いして、承諾を得ます。
後日、キャバクラに講神を呼び出した下郷は、レヴォルズの騎乗を依頼します。しかし、講神の回答は「NO」。
断られたものの前哨戦である神戸新聞杯だけ乗ってほしいと食い下がる下郷。講神は申し出に「YES」の回答をして、神戸新聞杯に騎乗することになります。
レヴォルズの調教に跨った講神。能力だけではなく、負けん気の強さや賢さを兼ね備えたスーパーホースであることを体感。下郷は神戸新聞杯でレヴォルズの良さを味わえば菊花賞でも乗るであろうと目論んでいました。
自身がレヴォルズの調教に乗っている時間。講神はデビュー7年目の加瀬にティオティコンの調教を依頼していました。
「クラッシャー」の異名を持つ加瀬。湯上谷はティオティコンの馬体を心配して、注意深く観察しますが、加瀬がいい騎手であることを見抜きます。
講神も加瀬の実力を見抜いており、「菊花賞でティオティコンを勝たせることが出来る騎手に乗せてあげたい」という思いから、依頼をしていたのでした。
ティオティコンはセントライト記念に出走。
鞍上は菊花賞にも騎乗する予定の加瀬。ズブいティオティコンをしっかりと先行させて、直線ではワンサイドゲームの圧勝。菊花賞への出場権を獲得します。
レヴォルズは神戸新聞杯に出走。
自身で折り合いをつけることが出来て、仕掛けどころも自分で判断できる賢いレヴォルズ。講神はただ乗っているだけの状態でしたが、直線で見せた一級品の瞬発力を見て驚愕。
「スーパーキングオーでも勝てない可能性が高い」と痛感します。
スーパーキングオーは京都大賞典に出走。
鞍上の楠岡に、「レヴォルズを想定してレースをしてほしい」と伝える湯上谷。楠岡は菊花賞のためにも脚を図りますが、思ったほど伸びずに2着に敗れてしまいます。
5巻のあらすじ

菊花賞
湯上谷陣営、下郷陣営が万全の体制を敷くなか菊花賞を迎えます。
- 他を威圧する風格とオーラを放つレヴォルズ。
- 人馬共にリラックスしてレースに臨むスーパーキングオー。
- 緊張する鞍上をよそにどっしり構えるティオティコン
いよいよレースが始まります。
ティオティコンの加瀬が先頭を奪うなかで、出遅れるスーパーキングオー。講神はコーナリングの上手いキングオーに最短距離を走らせるためにわざと出遅れていました。
1600m通過タイムは1分36秒2。引っ張るティオティコンについていくレヴォルズ、各馬がハイペースで飛ばすなかキングオーは離れた最後方で絶好の展開に。
2週目3コーナーの上り坂に入るとき、楠岡は想像以上にスーパーキングオーが後ろにいることから、「湯上谷厩舎はティオティコンの逃げが本命なのではないか?」という疑念を抱き始めます。
焦って仕掛ける楠岡。しかし、レヴォルズは行く気を見せずに、勝負所を待っていました。
坂の下りに入ったときにレヴォルズは徐々に加速。同じくスパートしたティオティコンを追って、全馬は外に膨らみながらスピードアップ。
ここで空いたインからスーパーキングオーがツッコんできます。
レヴォルズはコースロスをしたことから、ティオティコン・キングオーの争いになるかと思いきや、レヴォルズは2段階加速して一気に先頭に。
あまりのエンジンに勝負を諦めかけた講神ですが、スーパーキングオーが光を放ちもう1段階加速します。
6巻のあらすじ

菊花賞
直線で再加速したスーパーキングオーは、レヴォルズを交わしてゴール。
見事に菊花賞を制します。
諦めかけた講神を勝利に導いたスーパーキングオー。スーパーキングオーの勝利を最後まで諦めなかった真黄。スーパーキングオーを生み出した朝宮幸次郎。
3者が勝ち取ったレースとなりました。
予想屋の田口は菊花賞祝勝会を主催。ここで、菊花賞のレース回顧を湯上谷と講神に求めます。
- 菊花賞の回顧
- 下郷・湯上谷共に事前から騙し合いをしていた。
神戸新聞杯にレヴォルズに騎乗した講神。90%のレヴォルズを100%だと錯覚させられていました。
湯上谷はスーパーキングオーの適性を試していた。福島芝1200mで圧勝しながら、阪神芝1600mで惨敗。
このレースで「1600mが苦手」、「坂のあるコースが苦手」という可能性が…。湯上谷は1600mと関連性の高い2400m戦で、直線が平坦な京都大賞典を選択。
平坦は良かったが、距離は合わなかったため2着に敗れる結果に。そして、楠岡にもキングオーの力を見誤らせた。
見事な勝利で、来年の天皇賞春を狙うと抱負を明かしますが…。
セレクトセール
翌年、3月18日。
阪神大賞典に出走したティオティコンは快勝。天皇賞春の最有力候補となっていました。
菊花賞を勝ったスーパーキングオーはレースの反動で屈腱炎になり、長期休養。レヴォルズは有馬記念も圧勝したことで、凱旋門賞を狙い、長期での海外遠征を予定していました。
源涼香が購入したイエローファーム生産馬は、ポップチューンと名付けられ湯上谷厩舎に預けられ、デビュー間近となっていました。
中京競馬場4レースの未勝利戦。
父親である源勝彦が生産したアルガムディが1番人気となり、ポップチューンは2番人気での出走。
レースがスタートするとポップチューンは講神の言う事を全く聞かずに折り合いに苦労します。直線では一瞬延びたものの失速して4着。
レース後、涼香から敗因を聞かれると講神は「こいつは化け物かもしれない」と回答します。
ただ、「傲慢な一面があり、レースで一番強い馬を潰したら、自分もレースをやめてしまう」という面があると指摘。
ポップチューンの性格を直すために、厩舎で一番強いティオティコンの調教パートナーに指名。2頭は一緒に調教を行います。
一方、金色の馬の売却先を探す真黄とイエローファームの面々。スーパーキングオーの馬主である福王は、馬の買い取りを承諾しますが、セリに出すことを示唆するのでした。
7巻のあらすじ

セレクトセール
馬王はセリに出すことで、イエローファームの知名度を上げようと目論んでいました。
黄金の馬体ではあるものの、地味な血統から5000万円で落札が可能だと判断して、セリに出すことに。
ティオティコンとの調教を行ったポップチューン。4月29日東京競馬場の未勝利戦に出走することに。覇気は見せなかったもの力の違いで圧勝して、未勝利を奪取。
天皇賞春に出走したティオティコン。圧倒的1番人気に推されたことで、徹底マークを受けますが、最後は地力の違いで抜け出して勝利。鞍上の加瀬と共に嬉しいGI初勝利となります。
続いて宝塚記念に出走したティオティコン。講神騎乗のスパイシーチューンにハナ差まで迫られますが、ギリギリで勝利を収めてGI2勝目を挙げます。
セレクトセール当日。
金色の馬のお披露目が行われる前に、巨額の資金を持つ馬主北口・滝川が参加。
セリは2500万円からはじまり、福王が手を挙げます。その後、滝川・北口が次々と手を挙げて、金額が吊り上がっていきます。
涼香もセリに参加して値段はとうとう1億円に。1億に達しても馬主たちの挙手は止まることがなく、焦るスーパーキングオーチーム。
涼香が1億5000万円で蹴りをつけようとしますが、謎の人物が2億円を宣言。
購入した人物は「㈱サザンマテリアル」。
後日、馬の引き渡しになってきたのは、スーパーキングオーが道営時代からイエローファームにゆかりがあった小南。
小南はビジネスを成功させており、病床にいる妻のために馬を買うと約束していました。過去に何頭か所有していたものの、妻は病気によって他界。
自分たちの故障で快進撃を続けるイエローダイオーの噂を聞いて門別にやってきた。金色の馬がセリで出ると聞いて必ず手に入れなくてはいけないと思った小南は涼香に渡さないために2億円で購入。
亡き妻が残した名前「スピーディワンダー」の名前をつけて、福王と共同馬主になります。
凱旋門賞挑戦
スピーディワンダーは湯上谷厩舎に所属し、講神が主戦ジョッキーとなることが決定。
育成は源涼香が所有するギャラクシーファームにはいることになります。
色々なことが決まっていくなか、湯上谷はポップチューンを海外遠征させたいと涼香に直談判します。
ティオティコンが休養でまともにトレーニングできず、体も増えている状態。強い相手以外とは戦おうとしないポップチューンの調教することを目的に海外遠征へと出かけます。
着いた先はフランス。ここには凱旋門賞を狙うレヴォルズがいました。
8巻のあらすじ

凱旋門賞挑戦
レヴォルズを強敵を認めて調教を行うポップチューン。徐々に体もシェイプされ、走れる状態に仕上がっていきます。
レヴォルズをフォワ賞に出場。格が違うとばかりに中団から楽々と抜け出して勝利を収めます。
ポップチューンは3歳限定のニエル賞に出場。3番人気のヴィトーリアンを1番強い馬だと認めたポップチューンは、道中徹底マーク。
直線に入るとヴィトーリアンを競り落として前に出ますが、パパニスタが大外から差してきて2着に終わります。
思う以上に善戦したことから、湯上谷は凱旋門賞への出場を決意。
レヴォルズと一緒に出場することになり、凱旋門賞のゲートへ。
数多く存在する出走メンバーからレヴォルズを1番強い馬だと認識したポップチューン。好スタートを決めると、即座にレヴォルズをマーク。
直線に入るまではレヴォルズマークで、進んでいきましたが、最終コーナーを回ると大外からワッキーレースが猛然とツッコんできます。
ポップチューンはワッキーレースにマークを変えて、直線で猛然と突っ込んできますが3着まで。
優勝ワッキーレース、2着レヴォルズ、3着ポップチューンで凱旋門賞は終了するのでした。
9巻のあらすじ

源勝彦と朝宮家の過去
天皇賞秋はティオティコンが勝利を収めて、天皇賞春秋制覇を達成。
スーパーキングオーも故障から戻ってきて、活気にあふれる湯上谷厩舎。フランスからポップチューンが戻ってきます。
初めてスーパーキングオーに出会うポップチューン。どのようなリアクションを見せるか関係者が注目するなか、ポップチューンはスーパーキングオーを無視。
この行動から、「スーパーキングオーは力が落ちた」と判断して、引退を考える湯上谷。
チームスーパーキングオーは複数回に及ぶ話し合いを行いますが、真黄の一存で現役続行を決定。続行を決意した理由は、「スピーディワンダーがスーパーキングオーに向けた態度」でした。
翌月、ジャパンカップが行われます。
GI3連勝中のティオティコン、凱旋門賞から帰ってきたレヴォルズと凱旋門賞馬のワッキーレース。3頭が熾烈なデッドヒートを繰り広げるなかで、レヴォルズがグイっと前に出てジャパンカップ制覇。
レース後、下郷雅男は湯上谷にスーパーキングオーの復活を打診。来年の有馬記念での決着を示唆します。
ジャパンカップ終了後に源勝彦がレヴォルズの弟を連れて、源涼香の牧場へ訪問。
レヴォルズ弟の育成を依頼しますが、真黄とバッタリ会います。
「朝宮緑」という名前を呟いた勝彦。周りにいた人間たちは真黄の母親である緑とのただならぬ関係性を感じることになります。
勝彦は極秘で秘書に朝宮真黄について調査をするよう指示。その話をたまたま聞いていた涼香、「真黄は源勝彦と朝宮緑の子供ではないか?」という疑念を持つことに。
10巻のあらすじ

源勝彦と朝宮家の過去
時は12月になり、有馬記念が開催されます。
騎乗停止によってティオティコンに騎乗できない加瀬に代わって、講神がティオティコンに騎乗。レヴォルズ不在のレースで悠々逃げ切ってグランプリ制覇。
この年GI4勝を挙げて、見事に年度代表馬に輝きます。
翌年、スピーディワンダーとレヴォルズの弟が涼香の牧場に入ります。
レヴォルズ弟の圧倒的な身体能力と比較するとスピーディワンダーは全体的に小粒な印象。ただ、講神がスピーディワンダーに騎乗すると突出した瞬発力と反応があることに気付きます。
2頭の調教をしている時、源勝彦が牧場に来訪します。
牧場で真黄と出会った勝彦。「後で重要な話がある」と真黄を誘うと、涼香は、『真黄は源勝彦と朝宮緑の子供だろう!』という持論を展開。
即座に拒否する勝彦。全員がいる前で、過去の因縁を話します。
- 勝彦が話した過去
- 真黄の父親と母親を引き離したのは自分である。
勝彦と真黄の父親は大学時代からの親友。父親が緑と恋に落ちたことで、朝宮幸次郎と話す機会が増えた。結果、朝宮幸次郎メソッドの血統論に惹かれていった2人。
特に真黄の父親は朝宮幸次郎の血統論を現実化させたいと思うようになり、家を捨てて海外へと旅立ってしまった。
その後、緑は過労で倒れて、亡くなってしまった。
朝宮幸次郎メソッドを捨てることを強要する勝彦。
しかし、真黄や湯上谷はその提言を受け入れず、朝宮幸次郎メソッドで生まれたスーパーキングオー、スピーディワンダー、ポップチューンらを育てることを宣言。勝彦にライバル状を叩きつけます。
厩舎に戻ってきたポップチューン。
現在1勝馬であることから、賞金を加算することを至上命題としてティオティコンと一緒にレースに出場することを決定します。
阪神大賞典・天皇賞春・宝塚記念と全てのレースで1着ティオティコン、2着ポップチューンで決着。賞金を加算して、秋シーズンへと臨むことに。
夏を超えてレヴォルズの弟ディープザグレイト、スピーディワンダーもそれぞれの厩舎に帰厩。
同じ日にデビュー戦を迎えます。
11巻のあらすじ

ディープザグレイト&スピーディワンダーデビュー
新潟芝1800mでデビュー戦を迎えたディープザグレイト。
勝彦はディープザグレイトの脚を図るために、平坦である新潟競馬場に出走させていました。
レースでは最後方を追走するディープザグレイト。直線で残り300mになってやっと仕掛ける楠岡。仕掛けると空間が歪んだのではないかというくらいに鋭い末脚を見せて圧勝。
あまりの強さにチームスピーディワンダーは硬直してしまうのでした。
第6レースの芝1400m戦。スピーディワンダーがデビュー戦を迎えます。
講神は、スタートでわざと出遅れさせるとコーナーワークで最内からスルスルと進出。あとは直線を抜け出すだけという状態になりますが、楠岡が外から蓋をしてスピーディワンダーを閉じ込めます。
スピーディワンダーを潰したと確信した楠岡ですが、瞬間移動したかのように一瞬で外に出るスピーディワンダー。
外に出た後は楽々抜け出してデビュー戦を勝利。
レース後の打ち上げで講神は3つの能力を試したと告白。
- 操縦性
- 急停止
- 急発進
全てのミッションをクリアしたスピーディワンダー。ディープザグレイトとは別の武器を持っていることを確信。
急停止は脚に負担がかかるため、スピーディワンダーは多くのレースを走ることが出来ないなかで、最短ルートで日本ダービーを目指していきます。
朝宮幸次郎メソッドを潰したい勝彦は、涼香に「スピーディワンダーの出走するレースを教えろ」と詰め寄り、涼香は承諾せざるを得ない状態に。
牧場で湯上谷にスピーディワンダーの次走予定を聞く涼香。湯上谷を全てを察したうえで情報提供することを了承します。
湯上谷がテレビを見ているとアメリカで「アスファル」という馬が特集されます。
アスファルは朝宮幸次郎メソッドを継ぐ馬であったことから、湯上谷はテレビに釘付けになります。
12巻のあらすじ

北海道2歳優駿
アスファルのニュースを見た湯上谷は渡仏。下郷とアスファルについて話し合います。
アスファルはバイアリーレーシングの所有馬。カタールの王族が立ち上げた組織で、世界各国から一流のホースマンをヘッドハンティングしている。
ティオティコンは京都大賞典に出走。ポップチューンと共に4度目のワンツーを決めます。
レヴォルズは凱旋門賞に出走。堂々のレースぶりを見せますが、先に抜け出したトラヴェルトラブルズを捕らえることが出来ずに2着。
トラヴェルトラブルズはバイアリーレーシング所有の3歳牝馬。
レース後、馬主に挨拶に行った下郷は、バイアリーレーシングが今後日本進出を狙っていることを聞き出します。
菊花賞以来、ずっと休養が続いているスーパーキングオー。有馬記念での復活とレヴォルズとの再戦を目標に調整が行われるもののずっと調子が上がらない状態で講神・湯上谷は困惑します。
迎えた天皇賞秋。
ティオティコンとポップチューンが出走しますが、ポップチューンにいつも覇気がありません。
レースはティオティコンがいつも通りの先行押し切りを狙う競馬を見せますが、ポップチューンは勝負どころでも動かずに講神は必至に手綱をしごきます。
ティオティコンが抜け出して、講神が勝負を諦めたときポップチューンが急加速。豪脚を繰り出して、ハナ差でティオティコンを差し切り見事GIウィナーに輝くことに。
スピーディワンダーの2戦目。湯上谷・講神はダートのレースである北海道2歳優駿を選択します。
このレースには源勝彦が所有するゴールドルーラーが出走。ゴールドルーラーは海外遠征を見据えるダート界の期待のホープ。勝彦はこのレースでスピーディワンダーを潰せると確信します。
レースがスタート。
ロケットスタートを見せるスピーディワンダーですが、すぐにゴールドルーラーが後ろにつけることに。
スピーディワンダーを潰すことを至上命題として勝彦は、2番人気バーフィールドをスピーディワンダーの横に付けると、他2頭も後続につけて完全に出られないように閉じ込めます。
絶体絶命の状態で最終コーナーを迎えるスピーディワンダーですが、他2頭がズルズルと後退しはじめます。
13巻のあらすじ

北海道2歳優駿
スピーディワンダーをマークしたバーフィールドもバテて後退。
講神はバーフィールドを利用して、ゴールドルーラーにプレッシャーをかけ続けていました。結果、ハイペースで逃げるハメになったゴールドルーラーを脚が上がり、最後は首差でスピーディワンダーが勝利。
講神は皐月賞を見越してのハイペース競馬が経験できたことに満足して、スピーディワンダーを労うのでした。
全日本2歳優駿
一方のディープザグレイトは東スポ杯2歳ステークスを圧勝。
バイアリーレーシングは日本の馬主資格を取得して、国内第1号の馬をレースに出走させます。
馬の名前は「クサントン」。クサントンは一切追うことなく、国内初戦を完勝するのでした。
時は11月になり、ジャパンカップが開催されます。
ティオティコンが1番人気に推される中、凱旋門賞を勝利したトラヴェルトラブルズが出走。講神はスパイシーチューンに騎乗して、なんとかティオティコンに一矢報いようと早めに先頭に立ちます。
ティオティコンがこれから伸びようとしたとき、後方からトラヴェルトラブルズが一気に差し切って勝利。圧倒的な強さにティオティコンも委縮してしまうのでした。
有馬記念が近づき、ポップチューンの鞍上が宙に浮きます(講神はスーパーキングオー騎乗の為)。
湯上谷厩舎には騎手の山口が来訪。「スピーディワンダーの弱点をバラされたくなければ、有馬記念がポップチューンに乗せろ」と駆け引きをしてきます。
湯上谷・講神と口論になりますが、「全日本2歳優駿で弱点を見せてやる」と言って、山口は去っていきます。
迎えた全日本2歳優駿。
再びゴールドルーラーとの再戦になるなか、山口騎乗のウィークシャドウも出走。ゴールドルーラーら源勝彦陣営は北海道2歳優駿と同様にスピーディワンダーをマークする作戦を敢行。
スピーディワンダーは急停止・急加速を行う瞬間移動を披露してゴールドルーラーを抜かしますが、ウィークシャドウが猛追。
一時はスピーディワンダーを追い抜かす勢いで上がってきますが、最後はハナ差薄氷の勝利。
なんとかGI馬になったものの山口の眼力を認めた湯上谷は有馬記念で山口をポップチューンに乗せることを決めます。
14巻のあらすじ

有馬記念
2歳GI戦線は、朝日杯フューチュリティステークスでバイアリーレーシングのクサントンが勝利。
ホープフルステークスでは、ディープザグレイトが単勝1.0倍の1番人気に応えて勝利。
そして、年末の大一番有馬記念を迎えます。
- スーパーキングオー:講神
- ティオティコン:加瀬
- ポップチューン:山口
- レヴォルズ:楠岡
人気上位馬たちの鞍上は以下の通り。
レースがスタートすると2番人気のティオティコンがハナを切ります。ポップチューン6番手、レヴォルズは10番手、スーパーキングオーは最後方の隊列に。
レヴォルズは唯一土をつけたスーパーキングオーを気にして1度最後方まで下がりますが、スーパーキングオーにいつもの動きがないことを知り、見切りをつけて前へ進出。
レヴォルズとスーパーキングオーが最後方にいることを知ったティオティコンは一気にスパート。ポップチューンもこの仕掛けに呼応してついていきます。
ペースをスローに落としていたティオティコンは加速して押し切ろうとするなか、大外を回り強引に差してくるレヴォルズ。2頭を見て内から経済コースを通ったポップチューンが差して3頭の争いに。
熾烈なデッドヒートを繰り返す中、己のフォームを取り戻したスーパーキングオーが最内から差して、並びかけると4頭はハナ面を合わせてゴールに飛び込みます。
15巻のあらすじ

皐月賞トライアル
長い写真判定の末、1着はティオティコン・レヴォルズが同着。3着はハナ差でポップチューン、4着もハナ差でスーパーキングオーと決まります。
ポップチューンの強い馬センサーが最後の最後でスーパーキングオーに移ったことで、ポップチューンは敗退。スーパーキングオーもブランクが祟り、最後届きませんでした。
クラシック戦線に話題が移ります。
- クサントン:スプリングステークス
- ディープザグレイト:弥生賞
- スピーディワンダー:共同通信杯
バイアリーレーシングは涼香の牧場を訪れ、クサントンの育成を依頼。その際に真黄の父親と見られる日本人男性が訪問。勝彦とニアミスするのでした。
有力馬が休んでいる間、湯上谷厩舎からはブランが出走。
臆病な性格から観客の前で委縮するブラン。山口はなんとか落ち着けようとするものの、怯えが止まりません。
他馬を怖がるゆえにロケットスタートを決めたブランは先頭に立ちますが、後続が近づくと怯えてかかってしまいます。
結果、超ハイペースを生み出して直線で後続に押し寄せられると一気に失速。最下位に敗れますが、山口はブランの素質を評価します。
そして、気性難を直すため、シャドーロール・ブローバンド・チークピーシーズ・ブリンカーをフル装備して、未勝利戦へと出場します。
マイペースで走ったブランは力を発揮して、逃げ切り勝ちを収めます。
その日のメインレースである共同通信杯にスピーディワンダーが出走します。
源勝彦所有馬が5頭出走する中で、スピーディワンダーは出遅れて最後方での追走。勝彦所有馬が蓋をしようとしますが、瞬間移動で外に出すと直線では外ラチ沿いの大外に。
スローペースながらも、瞬発力の違いを見せつけて一気に差し切って勝利を収めます。
弥生賞ではディープザグレイトが大外一気を決めて圧勝。
阪神大賞典をポップチューンが6馬身差で圧勝する中、スプリングステークスにクサントンが出走します。クサントンは競り合いを制して、地味な勝ち方でしっかりと勝利をもぎ取ります。
皐月賞
皐月賞当日、ディープザグレイト関係者、スピーディワンダー関係者が一堂に会してレースを見守ろうとしたとき、涼香は父親であろう人物を発見。
話しかけに行こうとすると源勝彦が涼香を押しのけて詰め寄ります。
16巻のあらすじ

皐月賞
男は、真黄の父親朝宮真人であることを自供。
真人は「朝宮幸次郎メソッドを完成させた」と断言。真黄に対しても「血統上の親子であるだけ。種牡馬は産駒のことなど気にしない」と吐き捨て去っていきます。
レースが始まり、クサントンは中団。ディープザグレイトとスピーディワンダーは最後方でレースを進めます。
ディープザグレイトの圧によってペースはハイペースに。勝負所でディープザグレイトは外に進路を取って進出、スピーディワンダーは内を狙います。
究極のコーナーワークで内から一気に抜け出したスピーディワンダー。究極の瞬発力で、後続との差をつけてゴールを目指します。
大外から豪脚を見せるディープザグレイトは、他馬を飲み込む迫力で突っ込んできてスピーディワンダーに並びかけます。しかし、並んだところでスピーディワンダーを差すことが出来ず。
勝負あったと思われた瞬間、2頭の間からクサントンが差してきて1着。最初の1冠はクサントンが制します。
レース後、真人は湯上谷に対して「格が違う。この差は一生埋まらない」と豪語して去っていきます。
日本ダービー
ダービートライアル青葉賞はブランが勝利。ダービーの切符を手に入れます。
そして、天皇賞春ではスーパーキングオーとポップチューンがスタートからずっとマッチレースを展開したままゴールまでなだれ込み、スーパーキングオーがGI2勝目を挙げます。
日本ダービーを控えて、機運を上げていく各陣営。
そのなかで真人がイエローファームを訪問します。真人は真黄を見つけると「俺は椎葉真人、遺伝子上のお前の父親だ。ボロ牧場にいると体裁が悪いから一緒についてこい」と告げます。
その場にいた講神は激昂して殴ろうとしますが、牧場長の直三が必死に止めて、その場は収まることに。
湯上谷はチームスピーディワンダーに、朝宮幸次郎メソッドの研究成果を発表します。
- 朝宮幸次郎メソッドとは?
- 欧州を中心に数多くの名馬を輩出した大種牡馬ニジンスキー。
北米の最強と言える血統を輩出する大種牡馬ストームバート。
この2頭を密やかに繋ぐのが朝宮幸次郎が残した写真「ブルページ」。
ブルページはニジンスキーの母父、ストームバートの母父父という血統。
ブルページの直系血統は途絶えてしまったが、ストームバートやニジンスキーを経由することでプルページの血量を増やした馬が『奇跡の血統』。
10%を超えるブルページの血統を持つ馬は、スピーディワンダー達とバイアリーレーシングの馬達である。
ブルページの成績は21戦9勝、GIこそ勝っているが目立った存在ではなく、馬格もそれほどではない。
ただ、操縦性に優れ、急停止・急発進を器用にこなして、短距離界でのダッシュ力はサラブレッドを凌ぐ存在。
現在サラブレッドとは認められないブルページの血統を、サラブレッドと融合したハイブリッド血統が朝宮幸次郎メソッドである。
この話を聞いて覚悟を決めたスピーディワンダー陣営。
とうとう、日本ダービーの日を迎えます。
レースはブランが先頭に。クサントンは10番手、ディープザグレイト・スピーディワンダーは最後方の隊列でレースが進んでいきます。
17巻のあらすじ

日本ダービー
レースは第4コーナーを過ぎて、抜群の手応えを残すブランが逃げ切り体制に。
大外に出したディープザグレイトと最内から馬群に突っ込むスピーディワンダー。
馬群を縫うようにスピーディワンダーは外へと流れていき、ディープザグレイトの圧を受けた瞬間、馬群を縫って内から進出するスピーディワンダー。
ブランを交わして逃げ切りを決めようとしたとき、クサントンがスピーディワンダーに迫ります。真人は勝ちを確信しますが、スピーディワンダーはもうひと踏ん張り。
クビ差で凌いで、見事に日本ダービーを勝利します。
湯上谷は凱旋門賞への挑戦を公言し、真黄をはじめとしたチームスピーディワンダーも全員賛成。真人は凱旋門賞でクサントンのリベンジをすると宣言。
バイアリーレーシング最強馬であるアスファルとの対決が濃厚に。
源勝彦はディープザグレイトも凱旋門賞に挑戦すると伝え、スピーディワンダーを含めてバックアップをすることを約束。チームジャパンを組んで、5頭で凱旋門賞へと挑みます。
凱旋門賞
凱旋門賞に出走する日本馬は、スピーディワンダー、スーパーキングオー、ディープザグレイト、ポップチューン、ブランの5頭。
アスファルの馬主としてフランスにいた真人は、娘である真黄の姿をみて涙を流していました。
アスファル・クサントンよりも先に朝宮幸次郎メソッドを体現して凱旋門賞に出走したポップチューン。自分は父親ではなく、敵としてしか真黄と接することが出来ない。
アスファル、クサントンは、それぞれアラビア語・ギリシャ語で「黄色」という意味。
湯上谷は「真人は真黄のことを想っている」ことを伝えて、レースはスタート。
スタートダッシュから逃げを打つスピーディワンダー。ワンダーを追ってクサントンが並走していきます。マッチレースのような形で最初から最後まで2頭は競り合った状態。
直線でスピーディワンダーの目が光ると、アスファルを競り落として見事に凱旋門賞を制覇します。
レースが終わり、季節は雪が積もる冬に…。講神と湯上谷は、イエローファームを訪問します。
最終巻(17巻)のあらすじ
スピーディワンダーは凱旋門賞での激戦によって、レース後に脚に異常を発生。
競走能力を喪失して現役を引退していました。
しかし、日本初の凱旋門賞優勝を成し遂げたスピーディワンダーには種付けが殺到。イエローファームにも就職希望者が押し寄せていました。
真黄は1人だけ、雇うことを決めます。
凱旋門賞が終わった後、湯上谷は涼香にプロポーズ。2人で手を合わせて、競馬界を盛り上げるよう誓いあいます。
一方、講神も真黄にプロポーズ。2人は言い合いをしながらも楽しそうに厩舎へと戻り、新たに牧場スタッフに加わった父親である真人を迎え入れるのでした。
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まとめ
スピーディワンダーは、ただの競馬漫画ではなく、勝負の厳しさや人間模様、そして“夢を追うこと”の尊さを教えてくれる作品。
最終回まで読んだあと、きっとあなたも「もう一度、最初から読み返したくなる」はず。
まだ読んでいない方は、ぜひその疾走感と感動を体感してみてください。
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「こんなに熱くなれる競馬漫画、他にある?」
ただ馬が走るだけじゃない。
勝ち負けに人生を賭けた男たちの、プライドと涙がぶつかり合う、魂のストーリー。
最終回は震えた。涙が止まらなかった。
競馬ファンはもちろん、普段漫画を読まない人にこそ読んでほしい。
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