漫画「ストーカー行為がバレて人生終了男」のあらすじ・最終回解説(ネタバレ注意)!登場人物も一覧でまとめてみました。
2025.04.08投稿

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漫画「ストーカー行為がバレて人生終了男」は2016年から「マンガボックス」で連載されていた大人気漫画。
今回は漫画「ストーカー行為がバレて人生終了男」のあらすじ・最終回を解説します。
初版発行日 | 2018年4月9日発売 |
作者 | 原作:門間司、作画:芥瀬良せら |
巻数 | 全9巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | 「ストーカー行為がバレて人生終了男」のWikipediaはなし |
「ストーカー行為がバレて人生終了男」登場人物一覧
漫画「ストーカー行為がバレて人生終了男」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。

終盤から登場する人物もいるから、本作を読んでいない人は、先に漫画を読んでね。
「ストーカー行為がバレて人生終了男」に出てくる登場人物は以下の通りです。
- 第1部(登場人物)
- 影沼秀夫:中英大学4年生
糸井健:将棋部の同級生
須山ハジメ:将棋部の同級生
海藤不二恵:ストーカーの被害女性
町山渚:中英大学2年生。将棋部の姫
小松伸二:芸能事務所勤務
半田隆一:練馬中央署刑事課
若宮光:警察官
岩村明男:警察官
エミ:海藤の友人
白井真美子:元エトワール・フィクスのリーダー
神倉義彦
片岡仁
- 第2部(登場人物)
- 井戸田正志:影沼の同期
山城学:影沼の同期
原崎叶:影沼の同期
猪狩京香:デジタルサイネージ事業部第1課 チーフ
塩見保:デジタルサイネージ事業部第1課 課長
鹿田達彦:デジタルサイネージ事業部第1課
玉木進太郎:デジタルサイネージ事業部第1課
林直人:デジタルサイネージ事業部第1課
中西悟:デジタルサイネージ事業部第2課 課長
後藤宏臣:デジタルサイネージ事業部 部長
清水由美:経理課
太田幸二:バナソニック
- 第3部(登場人物)
- 五木一男:大日本テレビプロデューサー
有川茜:ZONY所属の女優。超恋愛体質
夏山マリカ:ZONY所属の女優
椿はるか:ZONY所属の女優
海藤不二恵:女優
小松伸二:海藤のマネージャー
神林大地:ZONYエンターテイメント、マネージメント第1事業部 部長
宮本香:ZONYエンターテイメントの先輩
錦野隆臣:殺人四重奏の主演俳優
水原かなた:俳優
ブルドッグ関口:お笑い芸人。本名は関口務
三宅浩哉:プロ野球選手
山岡和樹:イケメン俳優
松永俊雄:週刊文秋の記者
宮本拓也:宮本香の弟
井沢:ZONYエンターテイメントのマネージャー
影沼明:秀夫の父
影沼房子:秀夫の母
「ストーカー行為がバレて人生終了男」のあらすじ
1巻のあらすじ

第1部 ブロローグ
中英大学4年生の影沼秀夫は、就職活動も上手くいかずバイトに明け暮れる大学生。
いまいち上手くいかない人生を歩む影沼には、ひとつの楽しみがありました。
それは「ライト・ストーキング」。
痴漢や盗撮、露出などは犯罪だと認識している影沼。
”偶然行く先が一緒だった”という言い訳がきくライトストーキングは犯罪ではないと言い聞かせ、気に入った女性を見つけては、こっそりと後を付けて自宅を特定。
ストーキングした女性の住居マップを作っていました。
気持ちも上がらないまま大学生活を過ごす影沼ですが、奇跡的に大企業であるZONYの内定が決まることに。
人生大逆転を果たしたと悦に浸る影沼。友達に就職祝いをして貰い、舞い上がります。
飲み会の帰りに電車に乗った影沼。電車の中には好みの女性が乗り込みます。
内定が決まった影沼ですが、ストーキング欲が抑えきれずに女性を付けてしまいます。今回を最後にすると願ってストーキングをする影沼。彼の運命や如何に!?
第1部 逮捕される影沼
女性をストーキングする事に夢中になる影沼。自宅マンションまで尾行すると、女性が待ち構えていました。
女性はストーカーだと騒ぎ、警官が駆け寄ってくる事態に。女性は別のストーカーによって付きまとわれており、影沼はそのストーカーと間違えられ、交番に連れていかれます。
身元や家族の住所、大学や内定先まで聞かれて、人生が終わった事を痛感する影沼。
しかし、防犯カメラから女性のストーカーは別の人物である事が判明し、事情聴取のみで解放されます。
なんとか助かったと胸をなでおろす影沼の前に、警官を呼んだ女性が現われます。
彼女の名前は「海藤不二恵」。
海藤は影沼がストーカーでなかった事を知り、積極的にアプローチを仕掛けます。強引についてこられた事もあり、影沼は海藤を自宅に招き入れます。
海藤は影沼が「ライト・ストーキング」で作成した美少女マップノートを発見。このノートを脅しの材料として影沼に一つ指示をします。
その指示とは「本当のストーカーを探し出す事」。
影沼は海藤不二恵からプロフィールや近況、犯人への心当たりを聞きます。
- 海藤不二恵の近況
- 海藤不二恵は以前アイドルをやっていた美貌の持ち主で、多くの男から貢いで貰っていた。そのためストーカー予備軍の候補は多数いる。
その中で、短髪長身の元カレが最も怪しい容疑者。ネチネチしており、ヨリを戻そうとしつこく言い寄っていた。
影沼は将棋部のメンバーで飲み会を行い、将棋部の姫である町山渚と交流を深めていましたが、海藤から呼び出しがかかります。
キャバクラで勤務中の海藤は、元カレである客にストーカーがいると告げ、影沼と付き合っている体裁をとってアプローチを断ります。客は刃物を出すまでに興奮しますが、なんとか帰っていきます。
その姿を見た影沼は客はストーカーではないと断言します。
- 影沼がストーカーではないと断言した根拠
- 警察に見せて貰った犯人はアイドルのTシャツを着ており、ストライプのスマホケースを使っていた。
しかし、客はストライプのスマホケースは使っておらず、アイドル時代の海藤を知らない。(キャバ嬢時代の海藤に惚れて付き合っていた)
2巻のあらすじ

第1部 逮捕される影沼
影沼は海藤を家まで送っていき、無事に帰宅。
その後、海藤は頻繁に影沼を呼び出し、2人はいがみ合いながらも交流を深めていきます。その様子を見ていたストーカーは、影沼に対する恨みを大きくしていくことに。
影沼が大学で町山渚と話していると、ストーカーがキャンパスに現われます。
身の危険を感じる影沼ですが、海藤に呼ばれて居酒屋に。すると海藤は”影沼が取り調べを受けた警察官”にも口説かれていると悩みを打ち明けます。
第1部 殺人事件発生
酔った海藤は影沼を連れて自宅に帰ります。
2人はいい雰囲気になり、ベッドにいきます。するとベッドには、死体が横たわっていました。
死んでいたのは海藤を口説いていた警官である若宮でした。
練馬中央署刑事課の半田隆一は、影沼を第一容疑者として任意同行を促し、警察署で取り調べを行います。影沼は本屋のレシートを持っていた事からアリバイを証明、なんとか疑いを晴らします。
影沼が拘束されている間、海藤はストーカー男によってエレベーターの中で襲われます。抵抗するも力で押さえられる海藤ですが、警察官がエレベーターに入り込み、ストーカーを撃退。
撃退した警察官は、若宮と一緒に取り調べを行った岩村でした。
自宅のエレベーターで襲われた海藤は、影沼の家で同棲を開始。
海藤の送迎を行っていた影沼は、キャバ嬢の客で会ったストーカーに会います。男は自分は「芸能事務所勤務に勤める小松伸二である」と素性を明かします。
- 小松伸二が海藤に言い寄った理由
- 小松は海藤がアイドルをしていた頃にマネージャーをやっていた。
アイドルとして、女優として才能を見せた海藤に対して、芸能界へ復帰するよう言い寄っていた。
海藤はタレントとして出世しかけていましたが、乱交パーティーの疑いをかけられ、引退に追い込まれていたのでした。
海藤は、”スキャンダルは冤罪”である事を影沼に告げ、影沼は海藤の言う事を信じることに。
その後、将棋部のメンバーが影沼家に遊びにきて、海藤と将棋部メンバーにも交流が生まれます。その日の深夜、友人の須山が影沼のスマホを盗み見て、ストーカー事件について知られてしまいます。
3巻のあらすじ

第1部 殺人事件の真相
ある日、影沼がバイトをしていると、海藤から呼び出しが掛かります。
海藤は友人のエミと話しており、影沼を含めた3人で飲み始めます。途中、偶然に現場に居合わせた警察官の岩村も合流して4人で飲み始めることに。
4人で飲んでいる時の会話から影沼は殺人事件の真相に気付きます。
- 影沼の推理
- 若宮を殺害したのは岩村。
岩村は若宮しか知らない「海藤が生モノが嫌い」という事を知っていた。また死体現場で、若宮の顔にタオルが掛かっている事を知っていた。
影沼は半田に連絡をしますが、岩村に見つかってしまい襲われることに。意識を失いかける影沼ですが、海藤が助けに入ると、揉み合いの中で半田が駆け付け岩村は逮捕。
若宮殺害事件は無事に解決します。
体を張って海藤を助けた影沼。2人は海藤の家に行き、初めて結ばれるのでした。
第1部 本当のストーカーは誰だ?
2人は今後について話をします。
芸能界復帰について聞くと、海藤は自身がスキャンダルを語り始めます。
自身が所属していたグループ「エトワール・フィクス」のリーダーである白井真美子が自殺。そのことを悔いているため、復帰に後ろ向きだと気持ちを吐露します。
小松は海藤に復帰してほしい一心で、影沼に連絡。
電話している最中、影沼のLINEのプロフィール写真を見た小松。町山渚が将棋部にいた事を発見して、影沼にある情報を提供します。
- 小松が教えた情報
- 町山渚は過去「エトワール・フィクス」に所属していた。
海藤、白井がスキャンダル疑惑を持たれている中、実際に男とのハメ撮り写真を撮られていた町山渚は芸能界を引退。
町山は”自身のハメ撮り写真を海藤がリークしていた”と思い込み恨んでいた
後日、町山は海藤をストーカーでつけた男(片岡仁)を連れて、海藤・影沼の前に現われます。
町山は昔から「エトワール・フィクス」のファンだった片岡を使って、海藤を殺害するように指示。片岡は町山の指示を拒否し、自首しようと説得。
2人は警察署へと向かい、海藤のストーカー事件は全て解決するのでした。
4巻のあらすじ

第2部 落ちこぼれる影沼
海藤とのやり取りから2年後。影沼は内定を取っていたZONYへ入社していました。
同期に入社した人間は一流大学出身で全員が優秀。中堅大学卒の影沼は学歴で負け、仕事も出来ずに落ちこぼれの社会人生活を送っていました。
辞めたいと思いながらも踏ん切りがつかず、現状に苦しむ影沼。残業後にごみの片付けをやるという名目で、”捨てたものから、その人のプライバシーを知り快楽を得る”という行動を取ります。
ある日、影沼は残業後にゴミの整理をしていると、課内一の美人である猪狩京香のデスクに、プレゼンで使用するUSBを発見。
影沼は過去に猪狩のゴミを漁り、自宅住所を知っていた事からUSBを届けに行く事を決意します。
猪狩の家の前に到着するとフルフェイスのヘルメットを被った不審者が登場。不審者は窓から逃げ出し、捕まえ損ねて部屋に一人となってしまった影沼。
このタイミングで猪狩が帰宅します。叫び助けを呼ぼうとする猪狩に対して、影沼は全てを暴露します(ゴミ漁りも含めて)
猪狩はこの罪を許す代わりに一つ依頼をしてきます。
- 猪狩の依頼
- 優秀な猪狩はバリバリ仕事をしていましたが、ある日から机が現れたり、私物が無くなったりと不審な事件が起きていた。
今回のUSB盗難事件も、社内の誰かが行った事件であることが想定できることから、影沼にストーカーの犯人調査を依頼した。
影沼はいつも一人で残業しており、課内の勤怠状況を把握。
容疑者は塩見保、鹿田達彦、玉木進太郎、林直人の4人。
影沼は4人の調査を始めていくのでした。
第2部 USB窃盗犯の調査
影沼は一人ずつ尾行する計画を立てます。
最初に尾行したのは玉木進太郎。
社内一のイケメンである玉木は、ある場所から周りをキョロキョロを警戒しスーパーに入店。出てきた時は奥さんと子供3人がおり、既婚者である事が判明します。
この事実によって玉木はシロだと判断されます。
次に尾行したのは林直人。
林は私生活が謎めいている真面目社員。化粧品店に入っていく姿に違和感を覚える影沼ですが、猪狩への真っ直ぐな想いを感じた影沼は尾行を中止することに。
次に尾行したのは鹿田達彦。
鹿田は普段から影沼をイジメている先輩写真。尾行を続けていくと鹿田は居酒屋に行き、ライバル会社であるバナソニックの写真とある資料のやり取りをしていました。
会社員としての不信感はあるものの、猪狩を襲った事の証拠は掴めません。
最後に塩見保の尾行をしようと思いますが、塩見から飲みに誘われます。
塩見は影沼と同期の原崎を誘い、居酒屋やスナックに連れ回します。
酔った塩見は勝ったら言う事をひとつ聞くという条件で、影沼と将棋勝負を行うことに。
5巻のあらすじ

第2部 USB窃盗犯の調査
勝負に敗れた影沼は、猪狩のストーカー事件について話すことに。
塩見は「猪狩に協力して解決してあげなさい」と助言をした事から容疑者から外れます。
4人を尾行した影沼は、一番怪しいと感じた林を再度尾行。
林が猪狩そっくりの姿に女装している現場を突き止め、話を聞きます。林は会社のロッカーで猪狩のバッグを漁った事を告白しますが、家には入っていないと説明。
フルフェイスの人間が影沼より背が高かった事から林の言う事を信じます。(林は影沼よりも背が低い人間でした)
林と話している中で「原崎が猪狩の机を漁っていた」事を知ります。
林の証言から原崎を尾行する影沼。2課課長の中西とデートしている姿を目撃します。
影沼は尾行の結果を猪狩たちに相談。すると林は「実行犯は原崎だが、指示したのは中西ではないか」と意見し、2人の関係を白日の下に晒すため罠を仕掛けます。
1課の仕事を奪うような資料を原崎にだけ送ると、中西はその資料を見て怒鳴り込んできます。
この行為によって2人の関係を証明した影沼たち。最後に防犯カメラの映像を見せて、中西を左遷に追い込みます。
第2部 フルフェイス男の正体
事件は解決したかに思えましたが、中西・原崎はフルフェイス人間とは無関係だと証言。
フルフェイスの正体を調べていく影沼。
猪狩の親友で、経理課の清水由美が残したメッセージを分析していく影沼。ある事実に気付きます。影沼が事実に気付いたと同時に猪狩は何者かに監禁され、山中で清水由美の遺体が発見される事態に。
猪狩の身に危険が迫っている事を知った影沼・林はメッセージを解読し、猪狩がいるマンションへと向かい救出を試みます。
6巻のあらすじ

第2部 フルフェイス男の正体
猪狩を監禁しているチンピラと戦い、林は警察を呼ぼうと試みます。しかし、後ろからフルフェイスが姿を現し、林を殴り倒します。
影沼はフルフェイスは後藤部長だと断定。
するとフルフェイスを外し、後藤部長が正体を現します。
後藤は自らの不正経理を、清水に指摘された事を理由に殺害を自白。空手の有段者である後藤は、影沼や猪狩を殴り、殺害寸前まで追い込みます。
ここで助けにきたのは鹿田。大学時代にアメフト部の主将だった鹿田は、後藤をタックルで押し倒しノックアウト。
その後、警察が部屋に入り込み事件は収束に向かいます。
中西と不倫をして1課の仕事を邪魔した原崎は退職。今回の事件で連携した鹿田、林、影沼はこの事件を機に仲良くなり、影沼は猪狩と付き合うようになります。
このまま順風満帆に進むかに思われた影沼にある辞令が下されます。
それは「地方への左遷」。
今回の事件で”ゴミ箱漁り”が発覚した影沼は、この行動を問題視され九州へと異動させられます。この異動を機に猪狩と別れてしまった影沼は、単身で九州に向かいます。
第3部 プロローグ
大学時代の将棋部仲間で飲み会をしていた影沼。
楽しく雑談したあと、須山は影沼と一緒にサウナに入り交流を深めます。そして、須山は来月結婚する事を告白するのでした。
第3部 ZONYエンターテイメントでの業務
影沼は九州勤務から2年。東京へ異動となり「ZONYエンターテイメント」に所属し、マネージメント業に勤しんでいました。
多忙な業務の中、1年が経過。影沼は有川茜という問題児のタレントのマネージャーとなります。
有川茜は超恋愛体質という特徴を持っているため、マネージメントをする影沼は自宅前で見張りながら、有川が暴走しないよう見守ります。
しかしある日、影沼はフードマスクを被っている男にスタンガンで襲われ、有川の部屋の合いカギが盗まれてしまいます。
7巻のあらすじ

第3部 ZONYエンターテイメントでの業務
鍵を盗んだフードマスク男は有川の部屋へ。
犯人は有川を襲わずに下着、歯ブラシ、日記帳を持って部屋を出ていきます。
影沼は部長に相談すると「スキャンダルを防ぐ為、警察には相談しない。引っ越しを行い、影沼と二人暮らしさせる」と命令し、2人は同居生活を送る事に。
第3部 迫るフードマスク男
犯人から有川を守った事で、有川は影沼に惚れはじめます。影沼に惚れた効果で真面目に仕事をするようになった有川、ドラマ撮影も真面目にこなします。
ドラマには有川のバーターで配役された椿はるかも撮影に加わることに。
椿は有川が影沼に気持ちがある事を察して、影沼にちょっかいを出してきます。椿に言い寄られる影沼を見た有川は嫉妬、撮影の合間に影沼とキスしながら、撮影を続けていきます。
2人に挟まれながらなんとかマネージメントをこなす影沼。そんな彼の前に、女優として成長した海藤不二恵とマネージャーの小松伸二が現れます。
久しぶりの再会となった海藤と影沼。
海藤、小松、影沼で久しぶりの飲んでいると、小松が退室。その後も飲み続けてベロベロに酔っぱらった2人は、海藤の自宅へ行き、5年ぶりに肉体関係を結びます。
悦に浸る影沼ですが、有川から「何者かに尾行されている」と電話が入り、海藤のマンションを出て急いで駆け付けます。
有川の身には何もありませんでしたが、有川と付き合っていたブルドッグ関口と三宅浩哉が立て続けに車に轢かれる事故が起こります。
警察も動き出し、有川は事情聴取を受けます。
事情聴取を担当したのは、かつて海藤ストーカー事件で影沼を徹底的に追求した半田隆一。半田の追及に耐えかねた影沼は、警察に内緒にしていたフードマスク男の存在を明かすことに。
半田は影沼・有川を連れて、入院中の三宅浩哉の元へ向かいます。三宅は何かを知っている素振りを見せますが、結局何も喋らず…。
その夜、三宅はフードマスク男によって殺害されてしまいます。
三宅を殺害した人物は誰なのか?影沼は状況から、ZONYマネージメント部の部長である神林大地を疑います。
8巻のあらすじ

第3部 迫るフードマスク男
殺害された日に神林らと飲み会をしていた椿はるか。神林が飲み会の途中で、松永というスポーツ記者から電話を受けて動揺していたと報告。
翌日、影沼はマネージメント部の先輩である宮本香から相談を受けます。
内容は「非通知で脅迫めいたメッセージを受け続けていること」。
メールの送り主を探すため、怪しいと思われる人物をマークしていく影沼。しかし、誰も宮本にメッセージを送っている素振りを見せません。
犯人が分からない状態となる宮本。この事態に、マネージメントを担当している女優夏山が、”犯人を見つけ出す”と申し出ます。
夏山がストーカー退治を請け負った2日後。
宮本は「夏山が犯人を見つけてくれた」と影沼に報告。犯人は”テレビの照明スタッフ”と言うことを聞かされましたが、直接犯人には会っていないと打ち明けます。
この説明が腑に落ちなかった影沼。後日夏山の元に直談判をしにいき「宮本のストーカーはあなただ」と告発。
宮本は孤独な役者と言う仕事を全うする上で、マネージャーと親身に付き合いたいと考えており、今回の犯行を行っていました。
ただ証言の内容からも、現実的な状況からも、夏山がフードマスク男ではないと判断した影沼は、捜査を続けてることに。
ドラマ「殺人四重奏」の撮影もクランクアップを間近となる状況で、有川は影沼をデートに誘い、遊園地で一日遊びます。
観覧車でキスをした有川と影沼。その姿を週刊文秋の松永俊雄に撮られていました。
松永はスキャンダルを報じない代わりに有川に関するネタを要求。
9巻のあらすじ

第3部 迫るフードマスク男
影沼は三宅浩哉と有川の過去の関係によって情報を提供しますが、松永は既にそのネタを抑えていました。
しかも、三宅浩哉は過去に殺人の疑いがあったと告白します。
第3部 フードマスク男の正体
三宅に殺人の疑いがあった事で、影沼は過去に付き合っていた有川のスマホを見て調査。
すると、2年前の写真にある意外な人物が写っていました。
この事実を基に、影山は事業部長の神林から情報を聞き出し、警視庁の半田宛にその人物の捜査を依頼します。
2日後、ドラマ「殺人四重奏」最終回の撮影が始まります。
撮影まであと1時間という時点で、有川はある人物に呼び出されます。呼び出された場所に向かった有川はスタンガンで気絶させられてしまうことに。
影沼は有川が拉致されている場所を発見し、部屋の中に突入すると部屋の中にはフードマスク男と縛られた有川がいました。
フードマスク男の正体は、宮本香。
宮本香は、弟の宮本拓也が三宅浩哉によってひき殺された事を恨んでいました。宮本が目撃したのは助手席に座っていた有川茜の姿
運転手が誰だか分らなかった宮本は、フードマスク男として有川宅に侵入して2年前の日記を獲得し、轢き逃げ犯が三宅浩哉であることを突き止めます。
そして、病院に入院していた三宅を殺害したのでした。
影沼は宮本に犯罪を留まるように説得しますが、宮本は有川の一番大切な存在である影沼を奪おうと腹部にナイフを刺します。
その後、神林が駆け付け宮本は逮捕。「殺人四重奏」の撮影は無事に終了し、大ヒット作品となるのでした。
最終回から2週間が経過します。
「殺人四重奏」の大ヒットで、有川は一流女優への道を駆け上がっていました。マネージャーは井沢という人物に代わっており、真面目に仕事をこなす有川。
有川は仕事が終わってから病院に向かいます。腹を刺された影沼は無事に退院し、有川と抱き合います。
そこから1週間が経過。
傷を癒やすために実家で療養する影沼。有川ともテレビ電話でやりとりを行っていましたが、有川は殺人四重奏で共演した錦野隆臣との熱愛報道が報じられます。
有川に連絡した影沼。自らの想いを有川に伝えますが、影沼は振られてしまいます。
傷心の影沼の元に海藤不二恵から連絡がくるのでした。
そして物語は最終回を迎えます。
最終回(9巻)のあらすじ
海藤不二恵から「今から飲みに行こう」と誘われる影沼。
猪狩と破局し、有川に振られてしまった影沼は海藤にすがろうと思い、呼び出された渋谷のBARへと向かいます。
突如の呼び出しに、振り回されながらも喜び勇んでBARに向かう影沼。行く途中で一人の女性とぶつかります。
ぶつかった女性の声には聞き覚えがありました。その声の主は、かつて海藤不二恵のストーカー事件を首謀していた町山渚に似ていました。
気のせいだと自分に言い聞かせてBARに向かう影沼。
町山渚はかつてのストーカー事件を影沼に暴かれた事で、強い恨みを持っており、強面の進藤を連れて復讐を企んでいました。
渚はこう語ります。
6年前…
私がどれだけ苦しんだか…
1人ずつじっくりと教えていく
ゲームの始まりよ
ここで物語は終了となります。
まとめ
ここまで「ストーカー行為がバレて人生終了男」のあらすじ・最終回を解説しました。
最初のライトストーキングから、物語は飛躍的に発展して、濃厚なサスペンス漫画に。ストーリーは楽しめましたが、最初の路線でのストーリーも見たかったなと思わせる二度美味しい漫画でした。
ドラマ化も出来そうなくらいのクオリティなので、まだ漫画を読んでいない人は是非読んでほしいですね。