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漫画「レッドブルー」は2019年から「週刊少年サンデー」にて連載されており、2025年にはテレビドラマ化が決定している大人気漫画です。
今回は漫画「レッドブルー」のあらすじと登場人物をまとめてみました。
漫画「レッドブルー」を無料で読めるアプリや電子書店、テレビドラマ「レッドブルー」を無料で読めるサイト、その他グッズ情報などもまとめているので、気になる方は総合サイトよりご覧ください。
「レッドブルー」を無料で読むには
「レッドブルー」は「サンデーうぇぶり」という無料アプリで読むことが出来ます。※iOS・Android双方で使えるアプリです。


「サンデーうぇぶり」は小学館が運営する公式アプリ。
アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
「レッドブルー」登場人物一覧
漫画「レッドブルー」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。
終盤から登場する人物もいますので、「レッドブルー」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。
「レッドブルー」に出てくる登場人物は以下の通りです。
- 登場人物
- 鈴木青葉:主人公
赤沢拳心:晴天道場。高校1年生のスーパールーキー
岩瀬三之助:シャークジムの同僚
時和金成:シャークジムのオーナー
玉松光太:晴天道場(のちにシャークジムへ移籍)
雨地渉:シャークジム随一の寝技実力者
赤沢康夫:晴天道場会長
野口まさる:晴天道場
花山和也:晴天道場
島進:「スター怪童」ディレクター
鈴木芽留:青葉の妹
鈴木弘世:青葉の母
大和大斗:番犬ジムセコンド
栄真:しゃちほこジムセコンド
広末文男:MMA甲子園、広報担当
岡部京香:青葉のクラスの担任
- MMA甲子園出場選手(登場人物)
- 羽鶴結雅
関矢翔:番犬ジム(灰沼高校)
白井充
池野春次郎
佐藤勇一
長友哲也
野口大志
蜂屋守
柊愛矛
平沢聖也
鵺路雁丸
暮石信吉
- BOOST出場選手(登場人物)
- アジム・ガザトハノフ
ヒロト
谷口奈雄(バンタム級)
塩原ヒロト
- 万龍出場選手(登場人物)
- 根嶋和義
「レッドブルー」のあらすじ
1巻のあらすじ

ブロローグ
周囲へ馴染めない”はぐれ者”、”ひねくれ者”
そんな孤独を抱えた人間は大抵…
格闘技にハマる
格闘界に新星が現る。
その人物は高校1年生の赤沢拳心
拳心は学校でも明るくポジティブで、夢に向かって突き進んでいました。
同じ高校に通う鈴木青葉は格闘技を習っている岩瀬三之助にいじめられていました。校庭の裏で殴られる青葉。拳心がいじめの現場に出くわすと、岩瀬をパンチ一発でノックアウト。青葉を救い出します。
青葉に対して優しく接する拳心ですが、喘息で昔から病弱だった青葉は、眩しいまでに人気者になっている拳心を嫌悪。励まされてたことにムカついた青葉は殴り掛かりますが、拳心のカウンターを喰らってしまいます。
拳心に対する嫌悪感を爆発させた青葉。虐められていた岩瀬に頼み、通っているジムに行く事を決めます。
青葉は強くなれるのか!?
シャークジムに入会する青葉
岩瀬の通うシャークジムへと向かう青葉。
行った先にはシャークジム代表の時和金成がいました。
時和は格闘技に熱い思いを抱える人物。それゆえに、入門性に厳しいトレーニングやスパークリングを課して辞めさせていましたが、本人は「BOOST」バンタム級のトップ選手だった経歴を持っていました。
青葉が「拳心に一発パンチを入れたい」と言った事で時和は「格闘技を舐めている」と感じて激怒。入門試験としてスパーリングを行うことになります。
スパーリングは時和の「肩固め」によって、青葉は落とされ(失神する)てしまいます。しかし、時和の打撃を躱し、やられても反撃したスピリットを評価した時和。青葉のシャークジム入門を認可します。
時和は一週間後に試合をする事を決め、青葉に告げます。
晴天道場との団体戦
シャークジムは、拳心の父親が経営している”晴天道場”との練習試合を行います。
形式は新人による3対3の団体戦
まだ何も身に着けていない状態での試合に、不安を募らせる青葉。時和は”右ストレート”と”カウンターの取り方”の2点のみを教えて試合に臨ませます。
シャークジムvs晴天道場
先鋒戦 × 鈴木青葉 vs 玉松光太 〇
中堅戦 × 矢部 vs 野口まさる 〇
大将戦 × 麻野 vs 花山和也 〇
玉松光太は中学生時代の青葉の同級生。
親が金持ちで、学生時代はゲームやカードを保持し友達を増やしてたボンボンでしたが、高校になって自分を変えたいと思い晴天道場へ加入。太っていた体型も、筋トレによりマッチョになっていました。
青葉対玉松、試合開始
試合開始直後に猛ラッシュを仕掛ける玉松。青葉はコーナーに追い込まれてラッシュを受けますが、片膝をついての正拳突きを見せます。
2巻のあらすじ

晴天道場との団体戦
パンチを喰らった玉松は青葉を倒してグラウンドの攻防へと移行。グラウンドの経験はない青葉でしたが、岩瀬から教わった知識を反復する事で対応。
マウントポジションに立ってからの打撃は通用しませんが、倒される事無く玉松と戦い続けます。
しかしスタミナが切れた事で岩瀬はタオルを投入。青葉のデビュー戦は敗北となります。
その後、シャークジムは2連敗
晴天道場は圧勝で対抗戦が終わった後、拳心は時和に対してスパーリングを申し込みます。自分の門下生が3連敗した事で頭に来ていた時和は、スパーリングを承諾。2人は戦い始めます。
時和は拳心の実力を確かめながら戦いますが、カウンターが通用せずに返しのカウンターを喰らいます。タックルも切られ、テイクダウンを奪う事が出来ません。
時和が本気になり始めた時にスパーリングは終了。
最初は、拳心にパンチを一発入れる事を目標にしていた青葉ですが、拳心と時和の戦いぶりを見て”テイクダウンを奪い勝利すること”を目標に変えるのでした。
MMA甲子園に向けた特訓
目標を高く設定した青葉に対して、時和は「MMA甲子園の優勝」を目標として掲げます。
- MMA甲子園
- 年2回(8月・2月)に開催されるBOOST主催の格闘技大会。
アマ高校生、最大の格闘技大会でプロへの登竜門として知られている。
MMA出場を快諾した青葉は、予選が行われる1月までに徹底的なフィジカルトレーニングとグラップリング(寝技)の練習を行います。
グラップリングの練習相手となるのはシャークジム随一のグラウンド能力を持つ雨地渉。
青葉がひたすらに寝技を鍛える練習を行っている中で、スパーリングを行っていた玉松が、晴天道場からシャークジムへと移籍。青葉は玉松をスパーリング相手にしながら、徐々に寝技を習得していきます。
雨地はどんどん実力をつけてポジティブに進んでいく青葉を毛嫌いし、ジムを辞めようとします。しかし、青葉は雨地と直接交渉を行い、スパーリングで1本を取ったら継続する事を約束。
3巻のあらすじ

MMA甲子園に向けた特訓
雨地をずっと研究し続けた青葉は、スパーリングで見事1本を取ります。そして約束通り、大会までみっちりとトレーニングを行います。
トレーニングを行っている中、赤沢拳心がプロデビュー戦を果たします。
対戦相手はキャリア11戦の谷口奈雄。レスリングの国体優勝経験者で、テイクダウン率100%を誇る強者。
赤沢拳心デビュー戦
〇 赤沢拳心 vs 谷口奈雄 ×
序盤は拳心が打撃で圧倒しますが、谷口は力技で無理矢理グラウンドに持ち込みます。マウントの体制から打撃を繰り出す谷口。しかし、拳心は下から打撃で応戦し打ち勝ちます。
スタンディングから戻った赤沢。谷口には疲労に色が濃く出ており、試合を決められる状態になりますが、プロの試合を経験したいと感じた拳心は1ラウンドをやり過ごします。
2ラウンド目に入り、谷口のタックルパターンを全て逃れ、経験値を得た拳心は最後はパンチでノックアウト。
デビュー戦を勝利で飾ります。
試合後、先輩である羽鶴結雅のMMA甲子園に出場をPR。羽鶴は優勝宣言をするのでした。
MMA甲子園予選開始
腕を痛めながらも試合に備えてきた青葉。MMA甲子園の予選トーナメントの組み合わせが発表されます。
- バンダム級
- 鈴木青葉は予選Aブロック
玉松光太は予選Dブロック
羽鶴結雅は予選Aブロック
- ライト級
- 岩瀬三之助は予選Bブロック
上記に組み合されます。
4巻のあらすじ

MMA甲子園予選開始
試合当日
時和を含めたチームシャークジムは会場入りします。
様々な選手がピリピリしている中、青葉が1回戦で対戦する相手は関矢翔。以前、岩瀬と一緒にゲームセンターに居た時に絡まれたヤンキーの一人でした。
バンダム級 Aブロック予選1回戦
〇 鈴木青葉 vs 関矢翔 ×
関矢は不真面目なヤンキーで、体力に任せて大振りのパンチを繰り返します。しかし、ジムで打撃を見慣れている青葉は、関矢の攻撃を交わします。
そして、寝技に持ち込むと後ろから”チョークスリーパー”を決め、そのまま失神させ勝利を収めます。
バンダム級 Aブロック予選1回戦
〇 羽鶴結雅 vs 佐藤勇一 ×
佐藤は羽鶴からテイクダウンを奪おうとしますが、羽鶴は佐藤を寄せ付けずに打撃でノックアウト。勝利を収めます。
バンダム級 Aブロック予選2回戦
〇 鈴木青葉 vs 池野春次郎 ×
池野は根暗である者同志として、青葉に親近感を覚えていました。
パワーで上回る池野は、打撃でアドバンテージを奪おうとしますが、青葉はテイクダウンを奪いグラウンドに持ち込みます。体格に勝る池野は、青葉の締めを何とか凌いでいきますが、青葉のヒールロックで1本を狙います。
なんとか逃げる池野に対して追う青葉。再びグラウンドに持ち込んだところで規定の4分が終了
勝敗は判定に持ち込まれ、2-1で青葉が勝利します。
バンダム級 Aブロック予選2回戦
〇 羽鶴結雅 vs 長友哲也 ×
羽鶴は1回戦と同様に打撃で寄せ付けず長友に完勝。
羽鶴の試合が行われている時、池野は青葉に向けて「対羽鶴」の技を教えるのでした。
バンダム級 Aブロック予選決勝戦
〇 鈴木青葉 vs 羽鶴結雅 ×
決勝の舞台に立った青葉は、羽鶴の弱点である腰を狙うために、飛びつきの三角飛びを狙います。羽鶴が組み合うのを嫌がったところで、ヒールホールドを狙うなど序盤でペースを掴みます。
羽鶴は組もうとする青葉の動きを利用して、ボディーにヒザを入れると打撃のラッシュを繰り出します。
5巻のあらすじ

MMA甲子園予選開始
1ラウンドが終了、2ラウンド目に入ります。
羽鶴の繰り出す打撃をなんとか抑えてテイクダウンを奪おうとする青葉。対する羽鶴は、寝技で青葉に三角締めをかけようとします。グラウンドの展開になると青葉は、羽鶴以上のスキルを見せてチョークスリーパーを決めます。
青葉のスタミナが切れてきたこともありなんとか逃れた羽鶴。羽鶴は攻撃してはいけない4点態勢から、打撃を与えた事で反則負けとなってしまいます。
結果、青葉は予選を勝ち上がり決勝トーナメントに進出します。
バンダム級 Dブロック予選決勝戦
× 玉松光太 vs 蜂屋守 〇
Dブロックの決勝まで行った玉松は蜂屋守との決勝戦を迎えます。
序盤の打撃に上をいかれた玉松は、なんとか組もうとしますが、レスリング経験者で寝技でも圧倒的な力の差を見せつけます。テイクダウンを奪い、マウントポジションから殴ったところで、蜂屋守の勝利。
ウェルター級 Bブロック予選決勝戦
〇 岩瀬三之助 vs 田原 ×
岩瀬は緊張でガチガチになってしまい、持っている力を出せません。試合は途中まで劣勢となりますが、青葉の激によって肩の力が抜けた岩瀬は、相手を圧倒して完勝。
決勝トーナメントへと駒を進めるのでした。
MMA甲子園決勝トーナメント開始
羽鶴の反則により決勝トーナメントへ進出した青葉。
MMA甲子園の結晶トーナメントの組み合わせが発表されます。
ウェルター級 決勝トーナメント組み合わせ
第1試合 柊愛矛 vs 平沢聖也
第2試合 鵺路雁丸 vs 鈴木青葉
第3試合 山田努 vs 小田正一
第4試合 暮石信吉 vs 蜂屋守
それぞれ予選を勝ち上がってきた強豪同士の戦いとなります。
ウェルター級 決勝トーナメント1回戦
〇 柊愛矛 vs 平沢聖也 ×
柊は平沢の攻撃を捌ききれずにダメージを受けますが、落ち着いて平沢をいなして勝利を収めます。
6巻のあらすじ

MMA甲子園決勝トーナメント開始
ウェルター級 決勝トーナメント1回戦
× 鵺路雁丸 vs 鈴木青葉 〇
気性の荒さとは裏腹にじっくりと攻め込んでくる鵺路。青葉も鵺路の打撃に冷静に対処して、羽鶴から習得した前蹴りで対抗しますが、タフな鵺路は止まりません。
突っ込んでくる鵺路に対して青葉は三角締めで対抗。鵺路は力で場外に逃げ、減点1を奪われながらもピンチを逃れます。
寝技が有効であることを理解した青葉。強気の打撃でハイキックを決め、更にポイントを奪います。追い詰められた鵺路はかつてのケンカファイトに戻り、本能のままに打撃を繰り出します。
青葉はダウンを喫し、ポイントを奪われますが、ダウンを奪われたところで寝技を繰り出します。鵺路は必死に逃げますが、何重もの罠を仕掛けた青葉は、最後に腕ひしぎ逆十字を決めて残り1秒で勝利を収めます。
ウェルター級 決勝トーナメント1回戦
〇 山田努 vs 小田正一 ×
試合はダイジェストのみ
7巻のあらすじ

MMA甲子園決勝トーナメント開始
ウェルター級 決勝トーナメント1回戦
× 暮石信吉 vs 蜂屋守 〇
事実上の決勝戦と噂される試合
暮石は柔術の総本家の御曹司として育ったエリート、蜂屋は打撃の最高峰。
グラウンドっで戦えば暮石、打撃で戦えば蜂屋という真反対の得意技を持つ者同士で試合を迎えますが、レスリング経験のある蜂屋は暮石のグラウンドに付き合いません。
そして左の拳が暮石に刺さり一発ノックアウト。2回戦へと駒を進めます。
ウェルター級 決勝トーナメント2回戦
× 柊愛矛 vs 鈴木青葉 〇
右足を怪我した青葉は、左足にテーピングをするブラフを仕掛けて試合に臨みます。
序盤からジャブを放ち、右足でのハイキックを狙う青葉。しかし、柊に読まれており、軸足を刈られて寝技に持ち込まれます。寝技でも先を読まれて、優位に戦う事が出来ない青葉。青葉は柊に頭脳戦を仕掛け、敢えてマウントポジションを取らせたうえでグランドから脱出。
青葉は自分のケガとブラフも見破られている前提で、痛めている足で前蹴りを繰り出すとバギーチョークから前三角締めで落とし勝利を収めます。
ウェルター級 決勝トーナメント2回戦
× 山田努 vs 蜂屋守 〇
不戦勝により蜂屋の勝利
8巻のあらすじ

MMA甲子園決勝トーナメント開始
ウェルター級 決勝トーナメント決勝戦
〇 鈴木青葉 vs 蜂屋守 ×
ケガをしながらも激戦を勝ち抜いて満身創痍の青葉。対する蜂屋は体力を存分に余しての臨戦、圧倒的に不利な状況で試合が始まります。
体力を残している蜂屋は、持ち前のパワーを発揮して青葉に襲い掛かります。青葉は蜂屋のパワーを前に寝技でも劣勢の状態。しかしながら、雨地の教えである「力よりも骨格で極める」を実践し、必死に応戦。
奇想天外な手をうってくる青葉の寝技をなんとか躱した蜂屋。更に状態を上げていき、遂に青葉のボディーにパンチを炸裂させます。
ここで1ラウンド目が終了
2ラウンド目に入り、蜂屋は青葉のノックアウトしたいと考えるようになり、顔面へのパンチを多用。
攻撃が単調になってきた事で、パンチを躱していく青葉。自分の攻撃が読まれている事に気付いた蜂屋は、フェイントを織り交ぜ、青葉にパンチを喰らわせてダウンを奪います。
9巻のあらすじ

MMA甲子園決勝トーナメント開始
レフリーの制止を振り切って、とどめを刺しに行きますが、青葉はグラウンドへ移行。蜂屋は腕を引き抜いて三角締めを解きますが、青葉は変形の三角締めを極めます。
蜂屋は青葉を持ち上げてパワーボムのような形に持ち込みますが、アマチュアルールでは禁止されているため叩きつける事を止めた蜂屋。そのまま落ちてしまい、青葉は勝利を収めます。
MMA甲子園優勝は鈴木青葉となります
プロ「万龍」への挑戦
MMA甲子園に優勝した青葉は拳心と戦うためにプロへの転向を表明。
メジャー団体かマイナー団体か。どちらへ進むのか時和から打診されますが、青葉はマイナー団体へ進むことを決意。
オファーがあった「万龍」の試合に出る事を決めた青葉。一方、ジムの運営者である時和金成もBoostの試合に出る事が決まります。
青葉のデビュー戦の相手は根嶋和義、時和の復帰戦の相手はアジム・ガザトハノフとなります。
根嶋はプロで8戦をしている選手。打撃や極め技などは持っていませんが、グラウンドの上手さで相手を押し込めて判定勝ちを狙う”玄人好みの試合運び”をする選手でした。
青葉は蜂屋守のジムで合同練習を行って、グラウンドのテクニックを磨きをかけ、試合に臨みます。
10巻のあらすじ

プロ「万龍」への挑戦
試合当日となり、2人はリングに立ちます。
万龍 デビュー戦
× 鈴木青葉 vs 根嶋和義 〇
青葉はスタンディングの打撃の攻防で、アドバンテージを掴みます。根嶋は青葉からあっさりとテイクダウンを奪いグラウンドの攻防へ。
青葉は蜂屋と練習したグラウンドテクニックで、根嶋の漬け(相手を押し付けて何もさせない状態)を防ぐと小まめに関節技を極めにいき、ポイントを稼ぐ作戦に出ます。
青葉の作戦を理解し、力を認める根嶋。体を上手く使って再度漬けの体制に持ち込みます。根嶋のグラウンドを返す事が出来ずに1ラウンドが終了。
消耗した状態で第2ラウンドが始まります。
根嶋の漬けに体力を消耗させられた青葉は、2ラウンド開始早々に漬けポジションを取られます。
どんどん時間が経過し、敗色濃厚ムードになってしまう青葉ですが、足を上手く使って漬けを剥がすと腕十字を極めます。腕十字は逃してしまいますが、根嶋の右腕を負傷させた青葉は、右腕に容赦ない攻撃を仕掛けてます。
11巻のあらすじ

プロ「万龍」への挑戦
明らかな右腕狙いを見越した根嶋は、右腕で青葉を殴りダウンを奪います。
このままグラウンドの攻防に持ち込んだ根嶋。青葉も下からチョークスリーパーを極めようとしますが、根嶋はチョークを跳ね返す形で首を絞めて青葉は失神。
鈴木青葉のプロデビュー戦は敗戦となります。
「Boost」時和と拳心の戦い
デビュー戦で敗戦した事で、拳心戦が遠のき落ち込む青葉。1人テンションが下がる中、ジムオーナーの時和は「Boost」に向けてテンションを上げて猛練習を行います。
試合相手のアジム・ガザトハノフを何度も挑発する時和。心は熱くなりながらも、フェザー級の体重に落とすため減量を行います。
一方のアジムも過酷な減量を行い軽量をパス。拳心と対戦相手のヒロトも無事に軽量をパスして「Boost」の2連戦が始まります。
Boostでの戦い戦
〇 時和金成 vs アジム・ガザトハノフ ×
〇 赤沢拳心 vs ヒロト ×
時和金成 vs アジム・ガザトハノフ
アジムは軽量後に体重を戻して10kg近く重い体格差で試合に臨みます。
ベストコンディションのアジムは、スピードのあるパンチを繰り出します。時和はジャブで制し、カーフ(ふくらはぎ)への蹴りを繰り出しアジムの動きを奪いにかかります。
ペースの握った時和ですが、アジムのパンチをガードの上から喰らい、場外まで吹き飛ばされます。
時和はそれでも自分のペースを掴もうとジャブとカーフを繰り出しますが、アジムにテイクダウンを奪われ上からの打撃を喰らってしまいます。
12巻のあらすじ

「Boost」時和と拳心の戦い
パンチを一発喰らい、意識が飛びかける時和。一瞬の隙を突いてなんとか脱出に成功。まぶたをカットしますが、速いジャブを繰り出します。
肘・カーフ・前蹴りを巧みに使い、アジムの攻撃を許さない時和。距離を保ちペースを奪ったまま1ラウンド終了。
2ラウンド目開始。
セコンドの元UFG王者ガビブの指示により、冷静さを取り戻したアジム。時和の打撃を受けながらも、足を掴みテイクダウンに成功。ヒジで体力を削りながら、肩固めを狙います。
セコンド雨地の指示もあり、なんとか逃れる時和。打撃で攻めていた時和はグラウンドの攻防に持ち込むと、アジムの体力は徐々に低下。しっかりと体力を削ったところで2ラウンド終了。
3ラウンド目開始。
体力のないアジムですが、ゴングと同時にラッシュ。ガードの上から殴りまくります。しかし、変形のまわし蹴りでアジムの足を止めると、ラッシュをかけます。
アジムは力を込めた一発のパンチを繰り出しますが、そのパンチを狙ってカウンターパンチを繰り出し、こめかみにヒット。そのままマウントを取るとレフリーが制止。
時和金成のTKO勝ちとなります。
赤沢拳心 vs ヒロト
拳心対策にキックボクシングの打撃を徹底的に鍛え直したヒロト。寝技に持ち込んで極めるシミュレーションを練ったうえで試合開始。
ヒロトは最初に拳心が放った最初に一撃を防ぐことが出来ず、顔面にクリーンヒット。そのまま倒れてKO負け。
赤沢拳心のKO勝ちとなります。
勝利インタビューで拳心は、バンタム級チャンピオンの織間圭に宣戦布告。織間は拳心の挑発を交わしつつ、チャンピオンの座を守りぬきます。
この日から2年が経過。
鈴木青葉は万龍で6連勝を果たし、若きグラップラーと呼ばれていました。
現在は11巻(第117話)までのあらすじとなります。