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漫画「赤羽骨子のボディガード」は2022年から「週刊少年マガジン」にて連載されており、2024年8月には映画化もされている大人気漫画です。
漫画「赤羽骨子のボディガード」のコミックスは10巻までリリースされています。
(2024年10月30日現在)
今回は漫画「赤羽骨子のボディガード」のあらすじ解説を行っていきます。
初版発行日 | 2023年1月17日発売 |
作者 | 作者:丹月正光 |
巻数 | 10巻(コミックス) ※2024年10月30日現在 |
ジャンル | コメディ |
Wikipedia | 「赤羽骨子のボディガード」のWikipedia |
漫画「赤羽骨子のボディガード」のあらすじ
ブロローグ
錚々児高校の生徒である赤羽骨子(あかばね ほねこ)は殺し屋から命を狙われていました。
普段生活している中で殺し屋が襲ってくる毎日を送っていたが骨子はそれに気づいていなかった。
なぜならボディーガードが骨子を守っているから…
幼馴染の威吹荒邦(いぶき あらくに)は骨子の本当の父親である尽宮組組長の尽宮正人から骨子の護衛を頼まれていた。
骨子は尽宮の隠し子で跡目争いの材料として利用されていたのでした。
尽宮正人は荒邦に対して、使命を気付かれずに卒業まで任務を全うしてほしいと依頼。
荒邦は想いを寄せる骨子の依頼を受けます。
正人は荒邦にボディーガードを依頼しつつ骨子、荒邦がいる3年4組の生徒全員をボディーガードにする事を告げます。
荒邦と男子生徒は卒業まで骨子を守る事は出来るのか?
「赤羽骨子のボディガード」登場人物一覧
漫画「赤羽骨子のボディガード」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。
終盤から登場する人物もいますので、「赤羽骨子のボディガード」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。
「赤羽骨子のボディガード」に出てくる登場人物は以下の通りです。
- 錚々児高校の生徒(登場人物)
- 赤羽骨子:錚々児高校の生徒会長
威吹荒邦:骨子の幼馴染
染島澄彦:ネットの達人。3年4組の司令塔
棘屋寧:空手の達人
千坂時規:変装家。変装の達人
愛満斗々:罠師
幡一平:潜水士
糸踏忠也:ハッカー
小樽椚:鑑識官
敷本奈々穂:技師。メカニック
天貫与一:スナイパー。射撃の達人
日暮弥美姫:剣士。刀の達人
吉信滝丸:鍵師
霧宮茶虎:配信者
嘉柄譲:ドライバー
迅来風太:忍者
湾可世子:拷問官
夏野真凪:新体操
杜窪章介:医師
黒雲字音:スプリンター
首藤孔蘭:ギャンブラー。豪運の持ち主
海代朱雀:詐欺師。10股で女性と付き合う。
那木うずめ:動物を操る調教師
大叢井巌:柔道家
桃浜琢朗:生徒会事務(2年生)
青波唯:生徒会副会長(2年生)
白舟聖:生徒会書記(2年生)
黄戸雷太:生徒会会計(1年生)
- 尽宮組(登場人物)
- 尽宮正人:組長
尽宮正親:正人の実子
尽宮睦美:正人の妻
孤堂惣慈:若頭
山里:舎弟頭
- 尽宮組系尾噛組(登場人物)
- 尾噛零一:組長
独濃雁楽:猟犬商会代表
庵豹香:猟犬商会
七振貂礼:猟犬商会
モラル:猟犬商会。本名は孤堂由真
喰本狒々郎:猟犬商会 四天王主席
群青或馬:猟犬商会 四天王次席
冥仙寺蛇蛇:猟犬商会 四天王三席
戌瓦:猟犬商会 四天王四席
- 尽宮組系呑頭組(登場人物)
- 呑頭尤言:組長
先生:葬儀屋(救世葬苑)
真名上紫炎:葬儀屋(救世葬苑)。本名は孤堂紫炎
真名上朋恵:日暮弥美姫の母親。葬苑社長
壺根誠:日暮弥美姫の父親
是町御旅:葬儀屋(救世葬苑)
比護勇道:救世葬苑の幹部
響谷麗:救世葬苑
語来坊ヰ:救世葬苑
- 孤堂一家(登場人物)
- 孤堂惣慈:家長
孤堂由真:長男
孤堂紫炎:次男
孤堂悦:長女
孤堂安久:三男
孤堂夕憐:次女
孤堂夜薙:十八男
- 鬼怒ヶ島高校(登場人物)
- 庵豹香:猟犬商会
七振貂礼:猟犬商会
- その他の登場人物
- 威吹丈夫:荒邦の父親
威吹桜:荒邦の母親
北田陽太
織水秋作
織水秋二:秋作の弟
「赤羽骨子のボディガード」本編のあらすじ
「赤羽骨子のボディガード」本編のあらすじを紹介します。
まだ「赤羽骨子のボディガード」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
荒邦に与えられた裏の使命
骨子を守ろうと毎日神経質になる荒邦
その荒邦の気負いっぷりをみた他の男子生徒は荒邦とモメ始めます。
3年4組の生徒達の能力を疑う荒邦ですが、4組の生徒達はそれぞれ秀でた能力を持っており、骨子を狙う殺し屋たちをあっという間に倒してしまいます。
その日、荒邦の家で祝勝会をやる4組の生徒達
最中に正人から荒邦へ電話がきます。
正人が荒邦に依頼した使命は骨子のボディーガード以外にもありました。
それは「4組の生徒達から裏切り者を探すこと」
骨子が正人の隠し子だという事がバレた裏には裏切り者による内部告発がありました。
その裏切り者を見つけ出すために極秘で荒邦に任務を与えているのでした。
実子の正親登場!
骨子を守るため一緒に図書館に行った荒邦
4組の生徒も影ながら骨子を守りますが、実子の正親が骨子の前に現われます。
ボディーガードたちは殺し屋を相手に戦う事は許されていますが、尽宮家の人間には手を出してはいけない約束になっているため手を出せずに正親からの攻撃を受けます。
手を出せずに困った荒邦は正親にキスをします(手を出せないが口を出せる、という理屈での行動)
正親を撃退する事に成功しますが、正親は荒邦に対して恋心を持ち始めます。
そして見た目男性の正親が女性である事が描かれます。
後日正親は錚々児高校に殺し屋を連れて乗り込んできます。
荒邦は染島澄彦の指示によって正親の攻撃を退けると尽宮正人に突き出します。
正人は正親を破門し、骨子を狙う動機を無くします。
正親による暴走を恐れた荒邦は正親を自宅に住まわせる事に決めます。
裏切り者は誰だ!?
荒邦は家に住むことになった正親に「裏切り者」について聞きます。
すると正親は染島澄彦からメールが来たことを明かします。
後日、澄彦を呼び出した荒邦は裏切り者かどうかの真偽について問いただします。
澄彦は荒邦を気絶させて拉致し、尽宮組系尾噛組のアジトへと連れていきます。
澄彦は尾嚙組の手下だと疑う荒邦ですが、澄彦は自分では手を出せない尽宮組系列のヤクザと戦うために荒邦を連れてきたのでした。
尾嚙組と戦う中で「澄彦が尽宮正人に荒邦をボディーガードに加えるよう進言した」事が明らかになります。
染島澄彦が裏切り者候補から外れます
尾嚙組からの脅威を跳ねのけた荒邦は日常の学校生活に戻ります。
錚々児高校は体育祭を迎えます。
プロフェッショナルが揃っている3年4組は好成績を収めますが、骨子の希望で他のクラスを勝たせようと計画
ボディーガードながら骨子に想いを寄せる棘屋寧はジェラシーから荒邦に強い対抗心を燃やします。
2人は椅子取りゲームで争います。
椅子を破壊してしまった事から勝敗は無効となりますが、骨子への真っ直ぐな想いから棘屋寧は裏切り者でないと断定します。
棘屋寧が裏切り者候補から外れます
修学旅行での事件
荒邦は裏切り者ではないと確定した染島澄彦、棘屋寧、そして同居している正親と4人で現状について対策を練ります。
- 4人で話し合った内容
- 現在、尽宮組跡目争いの勢力図は系列の尾嚙組、呑頭組。赤羽骨子の三つ巴状態である。
裏切り者は澄彦、寧以外の20人の中にいる。
今度行われる修学旅行で裏切り者の正体を暴く
修学旅行が始まり、クラスメイトは京都・奈良へ出掛けます。
錚々児高校は県内一の不良校である鬼怒ヶ島高校と同じ日程で修学旅行に出かけます。
鬼怒ヶ島高校の中には尾嚙組の殺し屋「猟犬商会」のメンバーである庵豹香と七振貂礼がいました。
旅行が始まると豹香と七振は骨子を仕留める為に襲い掛かります。
荒邦・澄彦・寧を除く4組のメンバーが止めにかかりますが、2人の戦闘力の高さの前に全員がやられてしまいます。
トドメを刺される前に助けに入った澄彦。
2人のコンビネーションに苦戦しますが何とか倒します。
豹香と七振を拉致しますが、荒邦はまだ子供である2人に人殺しはさせたくないと申し出て解放します。
翌日、荒邦を目の敵にしている鬼怒ヶ島高校生徒は正親を拉致して、骨子と荒邦を倒そうとします。
しかし、荒邦・正親の機転の利いた行動で相手校生を倒し制圧を行います。
このまま修学旅行も無事に終わるかと思われた翌日
吞頭組の殺し屋たちが大挙して3年4組の生徒達に襲い掛かります。
猟犬商会との戦いで疲弊しており、戦う体力が残っていない生徒達は無事に帰れることを最優先として退却を始めます。
しかし、殺し屋の中で突出した戦闘能力を持つ先生、紫炎が現れると澄彦もやられてしまい追い詰められます。
荒邦は正親が持っていたオモチャの爆弾でけん制し、命からがら逃げ出します。
錚々児高校に戻ってきた4組の生徒達…
己の力不足を痛感して強くなることを誓うのでした。
明らかになる裏切り者
4組のメンバーは強くなるために澄彦に稽古をつけた師匠の下で修業をする事になります。
澄彦の師匠は「荒邦の父親である丈夫でした」
骨子を守るべく丈夫の下で修業をする4組の生徒達
その風景を見ながら裏切り者が新たな骨子殺害計画を立てていました。
裏切り者はギャンブラーの首藤孔蘭でした
首藤孔蘭は骨子の双子の妹でした。
骨子の双子として生まれたものの正人に認知されることがなく、尽宮組や正人に強い憎しみを持っていました。
孔蘭は4組の団結をバラバラにするために骨子にコンタクトを取り、自らの傀儡にしようと動き出します。
骨子へのコンタクトは荒邦によって邪魔されてしまった事で、孔蘭は荒邦を貶めるためのテストで赤点を取らせようと動き出し、問題をすり替えます。
テストが終わり孔蘭は勝利を確認しますが、赤点だったのは孔蘭。
荒邦と骨子はカンニング対策を活かして試験問題の逆すり替えを行っていました。
この事件を機に首藤孔蘭が裏切り者である事が発覚します。
寧、澄彦は裏切り者である孔蘭を始末しようとしますが、荒邦は孔蘭を改心させようと説得
荒邦は3人以外のクラスメイトには裏切り者の存在を明かさない事を告げます。
説得中に尾嚙組、吞頭組の刺客によって狙撃されてしまいます。
孔蘭はこの事件を機に入院し、今後の身の振り方を考えはじめます。
3年4組は1学期の終業式を間近に控えますが、尽宮組の二大派閥である尾嚙組、吞頭組が襲撃するという情報を獲得します。
終業式での抗争
終業式に尾嚙組と吞頭組に襲撃される事を知った澄彦たちは終業式にどんな計画で襲撃されるのかというデータを獲得しようと考え、終業式前にそれぞれの組に攻め込みます。
- 襲撃班
- ①澄彦班:吞頭組の葬儀屋(救世葬苑)を相手に調査
②嘉柄班:尾嚙組の猟犬商会を相手に調査
澄彦班は澄彦の力もあり、吞頭組と激突する事なく情報を盗み出します。
一方、嘉柄班は荒邦、寧、弥美姫らと共に動きます。
嘉柄は澄彦がリーダーに任命される前のリーダーでしたが、ミッションの失敗によって澄彦に取って代わられた事で自信を喪失していました。
嘉柄達は猟犬商会の根城である裏カジノに潜入しますが、嘉柄自身が自身の殻を破れていない事から上手くまとめられません。
それぞれがバラバラに行動する中で、猟犬商会のボスである独濃雁楽が現れます。
荒邦、寧、弥美姫らが独濃雁楽と戦う中で嘉柄は情報が入ったチップを奪い、任務を完了します。
意気揚々と学校へ戻ろうとする嘉柄達の前に2人の殺し屋が現れます。
殺し屋は葬儀屋のメンバーで日暮弥美姫の父親(壺根)と母親(朋恵)でした。
弥美姫は自身が虐待しながら育てられた過去から体が硬直しチップを破壊されてしまいます。
澄彦たちが乱入した事で弥美姫の両親は退却。
糸踏忠也が記憶している情報で終業式の対策を立てます。
そして、終業式当日を迎えます。
改心した孔蘭も加わり、尾嚙組、吞頭組からの襲撃に備える3年4組
複数の班に分かれて殺し屋たちを迎え打ち、各所で戦いが始まります。
終業式の激突
日暮弥美姫 vs 真名上朋美
威吹荒邦 vs 壺根誠
棘屋寧 vs 是町御旅
染島澄彦 vs 喰本狒々郎、群青或馬、冥仙寺蛇蛇、戌瓦
日暮弥美姫 vs 真名上朋美
真名上朋美は弥美姫を子供扱いして精神的優位に立ちながら戦おうとしますが、弥美姫は母親との対話を楽しみながら戦い続けます。
心身共に成長した弥美姫は正面から朋美を乗り越えて勝利します。
威吹荒邦 vs 壺根誠
壺根は散弾銃を持ち出し荒邦に向けて攻撃をしますが、荒邦は驚異的な反射神経で躱し続けます。
反撃を試みるも部下を盾にして攻撃を加えてくる壺根
徐々に追い込まれていきますが荒邦は父親との修行の成果を見せて勝利します。
棘屋寧 vs 是町御旅
染島澄彦 vs 喰本狒々郎、群青或馬、冥仙寺蛇蛇、戌瓦
無双を続ける澄彦の前に現われた猟犬商会四天王
4人の攻撃に防戦一方となる澄彦ですがブチ切れて本領を発揮
愛満の罠と天貫与一の狙撃の助けを借りて地盤沈下を引き起こすとその隙に4人を同時に倒します。
優勢に戦う3年4組。
勝利が目前のところまで迫りますが猟犬商会のモラルが現れ孔蘭を攫っていきます。
孔蘭を追う荒邦、助っ人に来た正親も加わりモラルと戦いますが、モラルは閃光型手榴弾を使いその場から退散します。
荒邦と正親は孔蘭を追っていきますが救世葬苑の比護勇道が立ちはだかります。
同じく孔蘭を探す嘉柄達の前にも救世葬苑の響谷麗、語来坊ヰが立ちはだかります。
救世葬苑の前に苦戦する嘉柄達の前に七振、豹香が現れ助太刀に加わります。
終業式の激突2
尽宮正親 vs 比護勇道
庵豹香、七振貂礼 vs 響谷麗、語来坊ヰ
比護勇道 vs 尽宮正親
真名上朋美なき後、救世葬苑の指導者を狙っている比護は正親を一方的に攻撃しますが、正親は守りながらも予め仕込んでおいた罠を発動。
炎に包まれた比護はトリモチで炎の元を除去する事が出来ずにそのまま敗北してしまいます。
庵豹香、七振貂礼 vs 響谷麗、語来坊ヰ
響谷麗、語来坊ヰは裏切り者である豹香と七振を弱者扱いし一方的に攻め立てますが、自分の進む道を見つけた豹香と七振は精神的な強さを見せて逆転。
そのまま麗たちを倒します。
首藤孔蘭を追う荒邦たち
孔蘭の元に辿り着きますが、猟犬商会のモラルが孔蘭を拘束していました。
側には葬儀屋(救世葬苑)の真名上紫炎が座っています。
敵対する組織の人間が一緒にいる事に疑問を感じる荒邦たち
そんな4組の人間を前にモラルは真実を語ります。
- モラルが語った真実
- モラルと紫炎は正体を隠して猟犬商会、葬儀屋に仕えていた。
2人の正体は尽宮組の若頭である孤堂惣慈の息子、孤堂由真(モラル)と孤堂紫炎。
首藤孔蘭は3年4組を裏切っていた存在で、孔蘭も由真たちの兄妹である。
父親である孤堂惣慈を貶めた尽宮正人の命を狙うためにそれぞれの組織に潜り込んだ
裏で終業式での戦いを操っていた孤堂由真・孤堂紫炎と戦い始めます。
終業式の激突2
染島澄彦 vs 孤堂紫炎
威吹荒邦 vs 孤堂由真
染島澄彦 vs 孤堂紫炎
京都でやられた澄彦は実力を上げた状態で紫炎と互角以上に戦います。
紫炎の足を破壊しますが、紫炎は痛覚を持っておらず怯まずに攻撃を仕掛けてきます。
戦闘中に弥美姫が助けに入りますが紫炎によって返り討ちに遭いそうになります。
ここで助けに入ったのは母である真名上朋美
真名上朋美は弥美姫を庇って紫炎に刀で刺されて死亡してしまいます。
非道な紫炎の行動に激怒した澄彦は死力を尽くした絞め技を繰り出し、最終的には紫炎を気絶させ勝利を収めます。
威吹荒邦 vs 孤堂由真
孔蘭を運びながら荒邦たちから逃げ続ける由真
逃げている途中で紫炎がやられた事を知り、建物を爆発しようと爆弾の起動装置を取り出します。
しかし、この起動装置は荒邦によって対策されており機能しませんでした。
ここで勝負アリと思われましたが由真の父親である孤堂惣慈が現れます。
死んだと思われた孤堂惣慈は生きており尽宮組を潰すために子供達を使って吞頭組、尾嚙組をけし掛け内乱を起こしていました。
惣慈は由真を連れて退却。
改めて対決する事を荒邦に伝えて立ち去っていくのでした。
更なる裏切り者現る
終業式を終えた4組。
そこから3週間が経過します。
終業式の事件で孔蘭も荒邦に惚れていました。
荒邦に好意を持つ骨子はデートに誘い、2人で夏祭りデートを行います。
その様子を見た孔蘭は荒邦は映画館に誘います。
荒邦は以前正親に送ったメールについて確認すると孔蘭は「自分の仕業ではない」と言います。
ここで海代朱雀が現れます。
海代朱雀は孔蘭をも操っていたもう一人の裏切り者でした
海代は荒邦・孔蘭に対して敵意はないことを説明し説得しますが、裏では孤堂由真と繋がっていました。
後日、朱雀は尽宮正人を攫います。
3年4組の人達は犯人と目される北田陽太を追いますが、荒邦は朱雀が犯人だと断定し、朱雀の家の前で問い詰めます。
2人は言い合いになります。
そして、荒邦は海代朱雀の正体が自分の母親を殺害した織水秋作である事を見抜きます。
ここで尽宮正人が海代の事情について話します。
- 海代の事情
- 海代朱雀は織水秋作ではなく、弟の織水秋二だった。
秋二は兄が殺人を犯したことを知って、兄に殺人を指示した孤堂惣慈に対して刺し違えてでも復讐を行うつもりだった。
荒邦は兄の犯罪を海代朱雀(織水秋二)が背負う必要はないと説得し、協力して孤堂惣慈を倒す事を約束します。
海代を加えた3年4組は正人主宰の祝勝会を挙げ、骨子・孔蘭の出生の過去を知ります。
- 骨子・孔蘭の出生の秘密
- 尽宮正人は妻である睦美を愛していたが、睦美はある日蒸発してしまった。
1年後、睦美は大ケガを負いながら正人の自宅に戻ってきます。
手には赤ん坊を出しており、正人に託した後の睦美は息絶えます。
正人は孤堂惣慈が睦美を攫い、拉致監禁した状態で子供を出産させた事を知ったため惣慈を呼び出して発砲します。
正人はこの件で惣慈は息絶えたと思っていたが惣慈は生きていて再び尽宮組を狙っていた。
3年4組の夏休みは終わり2学期を迎えます。
文化祭での争い
2学期を迎えた錚々児高校では、秋のイベントである文化祭が迫っていました。
荒邦は吞頭組、尾嚙組の組長たちに孤堂惣慈が生きている事を伝えて、一緒に惣慈を倒そうと呼びかけますが、双方の組長は4組との戦い決着をつける事を宣言。
文化祭の日に襲撃すると告げます。
迎えた文化祭の日
3年4組は赤羽骨子がヤクザに狙われているという状況を演劇の題目とする事で骨子にバレないよう堂々とボディーガードとして戦う事になります。
本気で攻め込んでくる吞頭組、尾嚙組に対して4組は赤羽骨子に変装する人間を増やして混乱させます。
そんな中、尾嚙組、吞頭組の組長と荒邦、弥美姫がサシで戦います。
文化祭の激突
日暮弥美姫 vs 呑頭尤言
威吹荒邦 vs 尾嚙零一
日暮弥美姫 vs 呑頭尤言
吞頭尤言の耐久力と体力によって劣勢となる弥美姫ですが、母親である真名上朋恵が助太刀に加わります。
真名上朋恵は師匠である吞頭尤言に対して勇敢に戦い、最後は弥美姫が一撃を加えて勝利。
真名上朋恵は戦いが終わったら一緒に暮らそうと弥美姫に声を掛け、弥美姫は泣きながら承諾します。
威吹荒邦 vs 尾嚙零一
荒邦は「尾嚙がなぜ澄彦ではなく荒邦を狙ってくるのか?」を考えていました。
その結果「零一は荒邦の母親である威吹桜に惚れている」という結論が出て、その事実を突きつけます。
図星を突かれて動揺する尾嚙は荒邦を仕留める為、猛攻撃を仕掛けますが父親である丈夫が助太刀に現われます。
丈夫と荒邦の攻撃を受けた尾嚙零一は逃げようとしますが、丈夫の会社である威吹工務店のメンバーが集まり尾噛を追いつめ最後は自分で転んで気絶。敗北します。
尾嚙組、吞頭組との戦いは4組の完全勝利
演劇のフィナーレは荒邦と骨子のキスシーンとなっていますが、荒邦に好意を持つ正親、孔蘭が「自分こそヒロインだ」と名乗り出ます。
しかし正親は尽宮正人から電話が入り席を外し、孔蘭は骨子を制して荒邦に告白しますが荒邦に振られた事から荒邦と骨子はキスをするのでした。
正親は尽宮正人から破門を取り消され、正式に尽宮組の後継者となるのでした。
孤堂組との争い
文化祭を終え荒邦が帰宅するとモラル(孤堂由真)が自宅に居ました。
孤堂は吞頭組、尾嚙組が消滅した事で尽宮組の勢力が弱まった事を説明し、孤堂惣慈が孤堂組を立ち上げる事を宣言。
威吹家を爆破し、孤堂組のアジトへと戻っていきます。
孤堂惣慈の子供たちが世界中で事件を起こしていました。
・安久によって関西珀盟会の構成員416名が射殺
・悦によって中国系マフィア慶龍道の構成員244人が毒殺
・夕憐によって九州侠獄連合の構成員307人が自殺
・夜薙によって広島邪魔門組の構成員179人が刺殺
事件を起こした張本人たちは孤堂家に集結。
惣慈は最初のミッションとして孔蘭を奪おうとします。
自宅を爆破された荒邦が今後どこに住むのかを考えていると18男の孤堂夜薙が学校に乱入します。
夜薙は人外のパワーを持っており、澄彦・海代がコンビを組んでも歯が立ちません。
途中から丈夫が助太刀に入るも夜薙のパワーに圧倒され勝負にならない事から孔蘭は自らが孤堂家に戻る事を決めます。
孔蘭の覚悟を目の当たりにした荒邦は孔蘭に対して以下のミッションを与えます。
- 孔蘭が行う作戦
- ①孤堂家の在りかを探る
②孤堂家の見取り図を作る
③孤堂家の住所と見取り図を3年4組に届ける
上記の作戦を遂行する為、孔蘭は夜薙と一緒に孤堂家に戻ります。
孔蘭は兄弟たちに虐待されながらも作戦をこなすために屋敷内を奔走。
やっとの思いで住所と見取り図を作成して郵便物として3年4組宛に送ります。
しかし、この作戦は夕憐たち兄弟に見抜かれており遂行する事は出来ません。
夕憐は孔蘭が頼りにしている3年4組を潰そうと単身で錚々児高校へ乗り込んできます。
全員を潰そうとする夕憐ですが、この行動は読まれており4組の人間によって拉致されます。
荒邦は住所と見取り図を届ける方法として「わざと郵便を失敗させて、盗聴器をつけた刺客を錚々児高校に派遣させる」方法を取っていました。
この作戦が成功した事で4組のメンバーは情報を入手する事に成功します。
作戦を遂行した4組の生徒は次なる作戦として以下を計画
- 3年4組が行う作戦
- ①赤羽骨子警護班
②尽宮正人の避難誘導班
③孔蘭救出班
孔蘭の情報で孤堂惣慈、孤堂夜薙が尽宮組へ襲撃する日を狙って、ヘリコプターで孔蘭の屋敷に行き孔蘭を救出。
尽宮正人は事件をでっちあげて自首させる事で刑務所内に送り込み身柄の安全を確保。
戻ってきた孔蘭と荒邦を赤羽骨子の家に住ませる事で3人の警護を同時に行う作戦を取ります。
裏をかかれた夕憐は次なる手を打ちます。
錚々児高校生徒会メンバーの一人を洗脳して、赤羽骨子を殺害するように命じます。
生徒会メンバーからの殺気を感じた荒邦は正親に「生徒会の誰が骨子を狙っているのか?」を依頼します。
- 生徒会のメンバー
- 桃浜琢朗:生徒会事務(2年生)
青波唯:生徒会副会長(2年生)
白舟聖:生徒会書記(2年生)
黄戸雷太:生徒会会計(1年生)
正親は転校生として錚々児高校へ編入して、問題行動を起こしながらも誰が骨子を狙う犯人だったのかを調査
調査の結果 黄戸雷太 が犯人であることが判明します。
正親は雷太の動機が「骨子に憎しみを持っている」事ではなく『荒邦に苦しめたいがため』という事も調べ、正親と荒邦でおとり捜査を行い雷太を呼び出すとタイマン勝負を行い雷太を倒します。
雷太は”荒邦への憧れ”から夕憐の誘いに乗った事を自供し、改心するのでした。
雷太は改心したものの雷太が持っていた拳銃は桃浜琢朗によって拾われます。
そして、生徒会選挙の日
桃浜琢朗は演説中の骨子に向かって銃を突き付けます。
第79話までのあらすじとなります