【ネタバレ注意】漫画「OUT」あらすじ解説!登場人物、死亡キャラもまとめました
2024.11.02投稿
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漫画「OUT」は2012年から「ヤングチャンピオン」にて連載されていた大人気漫画です。
ここでは「OUT」のあらすじを解説を行っていきたいと思います。
また登場人物や作中で死亡してしまったキャラクターも一覧形式でまとめていますのでご確認ください。
(本記事はネタバレを含む内容になりますので漫画を読んでからご覧になる事を推奨します)
初版発行日 | 2012年11月8日発売 |
作者 | 原案:井口達也、作画:みずたまこと |
巻数 | 26巻(コミックス) ※2024年11月2日現在 |
ジャンル | ヤンキー漫画 |
Wikipedia | 「OUT」のWikipedia |
「OUT」冒頭のあらすじ
暴走族の特攻隊長として暴れ回っていた事で少年院に入っていた井口達也
精神的な苦痛を極限までに感じながら膨大な数の折り鶴を折って、気が狂いそうな状態を乗り越えて少年院を出所します。
一年間の保護観察期間の中で再び表舞台に戻ってきた達也。
再び達也を少年院に戻らせたい保護司の石戸は達也の悪事を暴こうと厳しい目で見張りを行う中、達也は二度と少年院に戻りたくないと誓いながら叔母のお店に身を寄せていました。
平和に暮らそうと日常を送る達也がコンビニに行くと、そこにはおっさん面したイカツイ一人の男が座っていました。
その男の名前は「安倍要(あべ かなめ)」
「斬人(きりひと)」という暴走族で副総長を務める人物でした。
達也は要の鋭い眼光で睨まれた事からケンカに発展します。
互角の実力で激しい戦いとなりますが、最後は達也が勝利。
このケンカを通して二人には絆が生まれます。
ここから達也と斬人の悲しくも壮絶なドラマが始まります。
「OUT」登場人物
「OUT」に出てくる登場人物をおさらいします。
- 井口周辺の人物(登場人物)
- 井口達也:本作の主人公、少年院に入っていた狛江市の暴走族「狛江愚連隊」のメンバー
オバちゃん:達也を預かる親戚
オッちゃん:達也を預かる親戚
- 7代目斬人(登場人物)※約90人
- 丹沢敦司:斬人7代目総長
安倍要:斬人のNo2で副総長。ケンカを通して井口達也と親友になる
長嶋圭吾:斬人のNo3。特攻隊長
田口勝:特別遊撃隊長
目黒修也:親衛隊長
軽部玄也:遊撃隊No2
林崎正志:親衛隊No2
市川潤:親衛隊No3
橋本建信:特別攻撃隊No3
山口俊男:特別攻撃隊
松坂周二:親衛隊
南国:副総長隊のエース
武藤:副総長隊のエース
張間充
マヌク・カンドゥ・優希:別動隊
藤田・マルコス・勇勝
王劉昇
沢村良
蓮
翔
清水
林
- 狂乱鬼連合:6代目斬人(登場人物)※約90人
- 弦巻良樹:総長
三浦佑也:副総長。元阿修羅
フーリン:遊撃隊長。本名は風間美鈴、ゴルバッキーという鉄のぬいぐるみを愛用する
イッカク:親衛隊長。本名は角田一輝、ニカクの兄
ニカク:特攻隊長。本名は角田瑛二、イッカクの弟
楽崎海:参謀、ケンカは弱い
間宮祥:副総長補佐。元阿修羅
桐野剛:親衛隊隊長。元爆神蜘
コーケン(兼平光拳):海の懐刀。関東暴狂連合
周永:海の懐刀
剛士:海の懐刀
真比呂:海の懐刀
ヨーライ:海の懐刀
リーナ:海の懐刀
- 5代目斬人(登場人物)
- 皆川状介:斬人5代目総長
天野レイジ:副総長
福山荒志:斬人5代目遊撃隊長
重政
有星
- 爆羅漢(登場人物)
- 下原一雅:ゲバラ三兄弟の長男
下原孝二:ゲバラ三兄弟の次男。特攻攻撃隊
下原賢三:ゲバラ三兄弟の三男
石川
原西
上条明:7代目総長(2年前)
- 名無死(登場人物)
- 下原賢三:ゲバラ三兄弟の三男、爆羅漢解散後に立ち上げる
哲:
慶羅
聖羅
- 爆神蜘(登場人物)
- 春川剣一郎:総長、ワンパンのハルケンの異名を持つ、敗者の爪を集める癖あり
大島良介:副総長、ボクシング経験者
柿崎明:特攻隊長
- 愚狼(登場人物)※約250人
- 東條政文:副総長
忍山:総長(2年前)
勝木:特攻隊長(2年前)
- 阿修羅(登場人物)※約90人
- 火咲透:総長
綾川庄次:特別攻撃隊長
水野輝衣:特別攻撃隊
火咲紅愛:透の娘
- オメガ(登場人物)※約40人
- 具体的な名前の記載なし
- 幻縛(登場人物)
- 具体的な名前の記載なし
- 悪世流(登場人物)
- 竹内
- SID(登場人物)
- 入江
- NF:ネイバーフッド(登場人物)
- 張川純也:ネイバーフッドの頭
- 覇王(登場人物)
- 具体的な名前の記載なし
- 死怒(登場人物)
- 江崎義剛
江崎汐音
- ヤードの住人(登場人物)
- アフマド・ベベ
- その他の登場人物
- 今井啓二:要を兄貴分と慕う要組の一人
皆川千紘:5代目斬人総長である皆川状介の妹
石戸:井口達也の保護官
萩原俊二:警察官、石戸と繋がりがある
本郷流希亜:フーリンはゴルバッキーと呼んでいる
南田煌介:丹沢と丹沢母に暴力を振るっていたヤクザ
尾形:荒志とつながりのあるヤクザ
小堺:荒志とつながりのあるヤクザ
黒金冬真:
以下にてプロローグ以降のあらすじを紹介したいと思います。
「OUT」本編のあらすじ
「OUT」本編のあらすじを紹介します。
まだ「OUT」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
爆羅漢との抗争
要と仲良くなった達也は集会に誘われます。
集会には要を慕う今井啓二がおり、要と仲良くする達也への嫉妬でいざこざを起こします。
なんとかその場を収めた達也は、今井が他のチームとケンカをしている現場に遭遇
今井は複数人にリンチに遭い、要から貰った指輪を奪われてしまった事から今井の相手達を殴り倒し、指輪を取り戻した事で今井は達也の事も慕うようになります。
集会での騒動を知った保護司の石戸は達也を少年院に送り込むために暴行事件を立件しようとしますが、要は斬人の総長である丹沢敦司に助けを求め、丹沢の案で犯人を自首させて事態を収めます。
丹沢は要の頼みを聞く条件として井口達也とのタイマンを希望するのでした。
少年院に戻らずに済んだ達也は要と平穏な日々を過ごします。
西千葉で強豪チームとして名を馳せる「斬人」ですが、流山のチームである「爆羅漢」が斬人を狙おうとゲリラ戦を挑んできます。
- 爆羅漢
- ゲバラ三兄弟と言われる下原一雅、下原孝二、下原賢三の三兄弟が収めるチーム
人を殺害したという噂が流れるほどに手段を選ばず凶悪な暴力を振るうチーム
敵対するチームがバラバラになった時を狙うゲリラ戦を得意としている。
爆羅漢のNo2である孝二は達也との待ち合わせ場所に向かおうとした要を狙い、集団で襲い掛かります。
巨漢で怪力な下原孝二はタイマン勝負で要を追い詰めますが、最後は要の底力に屈して敗北。
なんとか退けますが、斬人は爆羅漢の脅威を実感する事になります。
この戦いを機に爆羅漢と斬人との抗争が開始となります
要は斬人のトップである丹沢敦司に達也を会わせます。
当初、丹沢は達也とのタイマンを望んでいましたが、要が引き合わせる前に達也と顔を合わせた事や達也が要とのタイマン勝負で勝利した事を口にしなかった事から達也を信用し、友好的な関係を築くことになります。
丹沢は達也を斬人に引き入れたいと要に申し出ますが、要は達也が保護観察中であることから仲間に引き入れる事を躊躇い、達也とケンカになってしまいます。
ケンカをして負傷した要は帰りに下原賢三に襲われ、生死不明の重体になってしまいます。
要が意識不明の重体となった事を知った丹沢は激怒。
爆羅漢を潰す事を決めます。
特攻隊長の長嶋圭吾が爆羅漢を襲い、下原一雅の連絡先を入手すると幹部同士の3対3のタイマン勝負を行う事で話をつけます。
丹沢は要が重体になったのは達也にも責任があると考え、達也をタイマン勝負の代表に登用する事を決めます。
3対3の勝負は以下のメンバーで行われます。
斬人vs爆羅漢
第1戦 井口達也 vs 下原賢三
第2戦 長嶋圭吾 vs 下原孝二
第3戦 丹沢敦司 vs 下原一雅
初戦は、井口達也vs下原賢三
高い戦闘力を見せる賢三の攻撃を喰らい達也は追い込まれていきますが、徐々に地力を見せた達也は巻き返していきます。
最後は紙一重の差で賢三を倒すと達也は賢三の首を絞めていきます。
気絶しても尚、首を絞め続ける達也は爆羅漢のメンバーから暴行を受けて記憶を失いますが、所詮は斬人の勝利となります。
第2戦は、長嶋圭吾vs下原孝二
圭吾は一雅の連絡先を入手する際に爆羅漢のメンバーによって腹を刺されており、まともに戦える状態ではありませんでした。
序盤から孝二の猛攻を受け続けますが、攻撃を受けながらも急所を外して孝二の攻撃を見極めていきます。
最後は孝二の蹴り足を抑えて、もう片方の足を折り戦闘不能状態に追い込みます。
一雅の圧力によって足が折れても戦う事を辞めない孝二に対して、丹沢は出血の激しい長嶋を止め、棄権させます。
1勝1敗の状態で、丹沢敦司vs下原一雅の大将戦を迎えます。
強者同士の戦いとなりましたが、丹沢の戦闘力は下原一雅を大きく上回っており、戦闘不能まで追いやった後にもダメ押しの一撃を加えて勝負あり
爆羅漢は解散へと追い込まれるのでした。
集まる狂乱鬼のメンバーたち
斬人が爆羅漢を破った後、少年院からある人物が出所します。
その人物は風間美鈴ことフーリン。
フーリンは狂乱鬼というチームの幹部で丹沢率いる斬人を潰そうと考えていました。
狂乱鬼が斬人潰しを計画する中、斬人の中では遊撃隊長の田口が己のフラストレーションからチーム内で暴力を振るう事件を起こし問題になります。
チーム内の友和を最上位とする丹沢は田口に警告を出します。
しかし、田口は警告を受けた事から更に苛立ち直属の後輩である沢村達をボコボコにします。
達也は偶然この現場に立ち会います。
丹沢を異様なまでに敬愛する田口は外様の達也が、爆羅漢との代表戦に出場した事や代表戦後に斬人への勧誘を断った事に対して嫉妬をしており、二人は戦い始めます。
田口のスピードと柔道技に苦戦する達也ですが、カウンターのチョーパン(頭突き)で田口にダメージを与えると最後に一撃を与えて何とか勝利を収めます。
戦いの後、要たちが現場に駆け付けます。
田口の盟友である目黒修也は丹沢にこの騒動が知られると斬人を除名されてしまうため、要に今回の乱闘騒ぎについて黙秘して貰うよう懇願
田口、沢村、井口らも一緒にお願いする事で要は今回の件は胸にとどめていく事を決めます。
一方、丹沢はフーリンに襲われていました。
丹沢一人に対して20人近い人数で取り囲むフーリン
身柄を攫って斬人壊滅を狙いますが、長嶋圭吾が助けに入りフーリン達と戦闘になります。
短期決戦を狙うフーリンですが、木刀を持った圭吾をなかなか捕まえる事が出来ず、丹沢を拉致する事が出来ません。
戦っている間にパトカーが近付いてきたことからフーリンたちは撤退していくのでした。
- 狂乱鬼とは…
- 狂乱鬼は丹沢達の1代上である6代目斬人の幹部メンバーが作った新しいチーム
幹部たちは丹沢たちの策略によってほとんどが少年院送りとなってしまった事から丹沢たちが率いる7代目斬人に対して強い恨みを持っている
狂乱鬼の参謀である楽崎海は斬人を倒すため、勢力拡大を狙っていました。
その作戦の一つとして爆神蜘と勝った方がチームを吸収するというルールのタイマン5番勝負を行っていました。
先鋒、次鋒と2連敗を喫してしまった狂乱鬼は中堅戦から幹部が登場します。
狂乱鬼vs爆神蜘
第1戦 三浦佑也 vs 柿崎明
第2戦 イッカク vs 大島良介
第3戦 ニカク vs 春川剣一郎
中堅戦は、三浦佑也vs柿崎明
中学校時代から強さが千葉県中に響き渡っている三浦は柿崎を寄せ付けずに一方的にボコボコにして勝利
副将戦は、イッカクvs大島良介
ボクシング経験のある大島は凶器を握り込みイッカクを殴り続けますが、極度のマゾで殴られる事に快感を覚えるイッカクはダメージを受けつつも耐え忍びます。
大島の動きを見切っていったイッカクは大島の髪を掴むと膝蹴りで勝利を収めます。
大将戦は、ニカクvs春川剣一郎
「ワンパンのハルケン」として名を馳せている春川ですが、分厚い筋肉を纏うニカクのパンチを喰らって1発KO
狂乱鬼が爆神蜘を倒します。
田口との一件が片付いた斬人ですが、密告が入った事で丹沢は田口が身内に対して暴力を振るった事を知り、本人を問い詰めます。
敬愛する丹沢の前で田口は本当の事を話します。
すると丹沢は自らに課したルールから田口を斬人から除外します。
- 丹沢が斬人に課しているルール
- 身内での暴力行為は絶対に禁止
5代目斬人の総長である皆川状介が殺害された時、6代目斬人の総長である弦巻良樹によって殺害されたという噂があるため丹沢敦司はこのルールを課した。
田口が脱退した事で、田口の親友である目黒修也は丹沢に異議を申し立て斬人を脱退するのでした。
斬人が分裂する中、6代目斬人の総長である弦巻良樹が少年院から出てきます。
楽崎は弦巻が復活した事で狂乱鬼の旗揚げ会を行います。
爆神蜘など外様から集まったメンバーたちとそれぞれタイマン勝負を行う弦巻
弦巻は強さだけでなく、強烈なカリスマ性を持っており、拳を交える事で集まったメンバーたちの心を掴んでいき、戦い終えた後は人心を掌握し、狂乱鬼は一つにまとまっていくのでした。
斬人vs狂乱鬼 開戦
達也の勤めている焼肉屋に狂乱鬼の幹部メンバーが来たことから、達也は弦巻と抜け出して二人で話をします。
話している間、楽崎海がチンピラに襲われ、弦巻を頼ってきたことからチンピラと弦巻は激突
そこで達也は弦巻の強さと狂気を目の当たりします。
2日後、チンピラの残党は斬人に助けを求めます。
このチンピラの話で丹沢は達也が狂乱鬼(弦巻達)と関わっている事を知り、達也と直接対話を行います。
達也はどちらにも肩入れするつもりがない事を話しつつ、6代目斬人と7代目斬人の間に何があったのかを聞きます。
- 6代目斬人と7代目斬人の過去
- 5代目斬人総長の皆川状介は誰もが認めるクズ人間だった。
幼少期に父親が無理心中を図り、祖父母と母親が死亡し、施設に送られた状介は狂気を纏うようになった。
敵対するチームのメンバーだけでなく、メンバーの家族や恋人にも手をかけて拷問を行ったため、自殺に追い込まれた人間も少なくなかった。
そんな状介が西千葉のチームを巻き込んで起こしたのが「狂命戦争」
この戦争では死者11人、行方不明者48人、重軽傷者約80人という悲惨な結末を迎えた
状介の凶行に立ち上がったのは6代目斬人の総長である弦巻良樹
弦巻は暴君状介の行動に止めるために殺害。
丹沢は状介がクズである事を認めながらも誰よりも仲間想いである事を知っており、けじめとして弦巻を少年院送りして「身内に暴力を振るってはいけない」という状介のルールを引き継いだ
裏切られた田口は狂乱鬼へ出向き、仲間に加入します。
ゲリラ戦で斬人の幹部たちを倒すべく田口は狂乱鬼の遊撃隊に加わり、斬人の幹部候補である藤田・マルコス・勇勝、王劉昇を襲い、拉致する事に成功します。
狂乱鬼は田口が持っている情報を駆使して、他の幹部たちを襲います。
武藤、沢村の前に現われたのは元爆神蜘のハルケンと大島
元々の戦闘能力で勝るハルケンと大島は武藤、沢村を相手に圧倒しますが、捕まってしまうと地獄が待っている事から背水の陣で気迫を込めて戦い続けます。
自らの格闘能力を昇華させて武藤はハルケンを撃破。
武器を持って戦うメンタルを手に入れた沢村が大島を撃破しますが、大乱闘の末に警察が駆け付けて武藤たちは逮捕されてしまいます。
狂乱鬼の攻撃を受けて早2週間
負傷を追って動けなくなった人員、警察に逮捕されてしまった人員が40人を超えて戦力の4割を失ってしまった斬人
総力戦では勝てない状況になってしまった事で丹沢は狂乱鬼の総長である弦巻良樹と頭脳である楽崎海を狙って潰し勝利を得る事を考えます。
幹部であるマヌクのツテを使い、千葉県内の違法ヤード(自動車解体場)を調べさせて弦巻たちの居所を探ろうと考えます。
一方、攻勢を強める狂乱鬼陣営
楽崎海は丹沢はタイマン勝負を申し入れますが、断られてしまいます。
丹沢を単独で狙おうと計画しますが、丹沢の実家である自動車工場に入る事が出来ない為、攻めあぐねていました。
そして、捕虜として捕えた藤田・マルコス・勇勝、王劉昇に逃げられてしまった事から斬人から寝返った田口に疑念を持ち始めます。
楽崎は斬人の戦力を削るために、斬人を脱退した目黒修也を狙おうと考え、田口に対して目黒を殺害するよう指示を与えます。
山口俊男ら斬人メンバーが襲われる現場に居合わせる達也
斬人を襲う狂乱鬼のメンバーには斬人No3の存在である長嶋圭吾の姿がありました。
あっけにとられるトシ(山口)でしたが、圭吾は斬人メンバーだけではなく、身内である狂乱鬼のメンバーたちを含め周りにいる人間全員に攻撃を仕掛け、その場を去っていくのでした。
斬人を脱退した目黒修也も狂乱鬼のイッカク達に襲われます。
高い格闘センスで刺客たちを圧倒する目黒ですが、イッカクも松坂を始め、斬人メンバーを倒していきます。
一方で弦巻たちは5代目総長の皆川状介を殺害した時に犠牲になった本郷流希亜を思い出し当時の事を回想します。
- 弦巻良樹らの回想
- 加減を知らずに暴挙を続ける皆川状介が起こした狂命戦争によって、チームのメンバーだけでなく家族や一般人にまで危害が加えられていた事から西千葉のチーム(愚狼、斬人、死怒、阿修羅)の副総長が集まり、皆川状介の暴走を止めようと計画した。
居場所を明かさない皆川に対して、斬人以外のチームメンバーは弦巻良樹に内部からの鎮静化を依頼
弦巻は皆川と戦いに行こうと考えていたが、弦巻の親友である本郷流希亜が先んだって皆川と戦い、結果的に拷問を受けて死亡。
流希亜は奇襲を行ったが、何者かが皆川を庇った為に本郷流希亜は死亡したのだった
田口が狂乱鬼に寝返った際に「皆川を庇ったのは目黒修也である」という情報を楽崎に伝えた事から、楽崎は目黒修也を殺害しようとしていました。
イッカクと目黒修也が戦っている現場は二人以外のメンバーが全て倒れた事からタイマン勝負へと移行していました。
目黒の格闘能力の高さで序盤はイッカクを圧倒しますが、中盤からイッカクのフィジカルによって目黒を追いつめる展開となります。
最後は目黒がイッカクを裏の背負い投げで頭から地面に落として、勝利を収めます。
イッカクを助けに来るためニカクが公園にやってきます。
深手を負った目黒はニカクに見つからないように公園の影に隠れますが、そのまま意識を失ってしまいます。
意識を取り戻すと目の前にニカクが立っていました。
目黒は戦おうとしますが、イッカクとの戦いでのダメージが蓄積されており、真っ向勝負では全く歯が立たません。
ニカクの古傷を狙っての一発逆転を狙い、背後から襲い掛かりますが、古傷の場所が分からず返り討ちに遭います。
ニカクは意識を失った目黒を引きずりながら移動しますが、途中で田口が襲い掛かります。
田口・目黒と2対1でも圧倒的な強さを見せるニカクですが、目黒が古傷を発見し攻撃。
ニカクは致命傷を受けて、息を引き取ってしまいます。
その後、田口は後ろから目黒を襲い、殺害したように見せかけて後から駆け付けた楽崎が目黒の死体を発見。
楽崎の指示を完遂したという事で田口は弦巻良樹がいる違法ヤードへと連れていかれるのでした。
そして、違法ヤードの場所を丹沢敦司に伝えるのでした。
斬人vs狂乱鬼 ヤードでの激闘
田口から情報を得た丹沢は違法ヤードに乗り込んで狂乱鬼との最終決戦を行う事を決意し、チームメンバーに対して檄を飛ばし戦いに挑みます。
違法ヤードの場所は不良外国人が多数いる危険な場所でした。
丹沢は田口に違法ヤード内にいる不良外国人が戦いに参加しないようヤードのボスであるアフマド・ベベと交渉を行います。
危険な交渉を乗り越えて田口は外国人が戦いに参加しないという約束をこぎつけます。
さらに田口は狂乱鬼のメンバーがヤード内でいる場所についてD・Hのどちらかに狂乱鬼メンバーがいると情報を掴み、丹沢に情報を送ったあと楽崎にスパイだと見抜かれてしまい、拳銃で狙撃され、一緒にいた翔と蓮が殺害されてしまいます。
ヤードの中は大きく分けて以下のブロックに分かれています。
弦巻良樹は仲間であるニカクが死亡したというニュースを聞きつけ真偽を確かめる為、下原賢三にニカクの死体を持ち込むよう指示します。
ニカクの死体を確認した後、斬人を潰すという決意をより強めます。
丹沢たち斬人メンバーは狂乱鬼との戦うため違法ヤードに潜り込みます。
狂乱鬼幹部に気付かれないように隠密行動をしますが、潜入した事は楽崎たちに気付かれており奇襲を行います。
両者がぶつかった事で、それぞれの場所で戦闘が起こります。
主な戦闘場所
丹沢敦司 vs 三浦佑也
安倍要 vs 間宮祥
橋本建信 vs 桐野剛
桐野剛と戦う橋本建信は攻撃を受けながらも武装による防御で桐野を圧倒
そのまま勝利を収めますが、戦いの場にフーリンが現われます。
橋本建信は刃物取り出して襲い掛かり、フーリンは防戦となりますが、隙を見て建信を攻撃するとその後は圧倒。
そのまま仕留める寸前まで行きますが、ここで長嶋圭吾が助けに入り、フーリンと戦い始めます。
- 橋本建信vs桐野剛の推移
- 第1戦 橋本建信(〇) vs 桐野剛(×)
第2戦 橋本建信(×) vs フーリン(〇)
第3戦 長嶋圭吾 vs フーリン
場面は安倍要vs間宮祥へ
ヤードの奥に追い詰められた要たちは苦戦を強いられていましたが、副総長補佐の南国が一旦ヤードの外部に出て、再度戻ってくることで間宮を仕留めようとします。
強襲した南国ですが、地力に勝る間宮は南国を倒します。
2人が戦っている隙に要はユンボ(重機)を持ち出して反撃。
間宮軍がひるんでいる隙に南国が復活し、間宮を倒します。
要は丹沢敦司の元へと向かうのでした。
場面は丹沢敦司vs三浦佑也へ
三浦は丹沢と闘おうとしますが、弦巻良樹との戦いが控えている為、マヌク・カンドゥ・優希たちが丹沢を逃がして三浦と戦い始めます。
数々の強敵と闘ってきたマヌクですが、三浦の高い戦闘力の前になす術なく殴られますが、丹沢を守るために持ち前のタフネスを発揮して必死に食い下がります。
目玉が飛び出ながらも必死に三浦を止めようとしますが、最後は脊髄に釘を刺されて息絶えてしまいます。
マヌク達を倒した後、三浦は丹沢を追いつき再び戦おうとします。
ここに駆け付けたのは要たちの軍勢、丹沢は再び戦線を離脱して三浦は要たちと戦い始めます。
場面は下原賢三がいる場所へ
下原賢三はニカクの死体を運び込んだ後、あるものを探していました。
その物とは本郷流希亜の死体と一緒に埋まっている『5代目斬人の皆川状介を殺害するための血判状』と『状介殺害計画の様子が取られた動画のSDカード』
これらの物を使って西千葉のチーム情勢を一変させようと企む賢三
その賢三の前に海が雇った巨大なチーム「関東暴狂連合」のメンバーが襲い掛かります。
- 関東暴狂連合メンバー
- コーケン、周永、剛士、真比呂、ヨーライ、リーナ
実力者揃いの中で深手を負っていく賢三ですが、SDカードなどのブツをコーケン達に渡そうとするタイミングを見計らって車に乗り込み、その場を逃走していきます。
場面は長嶋圭吾vsフーリンへ
以前、丹沢を拉致しようとしたフーリンを止めようとした際に、深手を負った長嶋圭吾は因縁のフーリンを相手に父親の形見である日本刀を持って戦い始めます。
ここで長嶋圭吾とフーリンの因縁について過去が語られます。
- 長嶋圭吾とフーリンの過去
- 桜田一中にいた山口俊男、林崎正志、張間充は現場を仕切るチーム斬人によって上納金を収められていた。
山口に上納金を請求していたのは斬人の遊撃隊長である福山荒志
法外な金額を要求されて脅迫されている中で俊男は転校生である長嶋圭吾を相談をする
長嶋は山口と共に荒志に襲い掛かり撃退をするが、後日荒志の恋人であるフーリンによって俊男は拉致をされてしまう。
圭吾は俊男を救うために斬人の集会に潜入してボスである皆川状介を背後から刃物を刺します。
この事件を契機に荒志は圭吾たちを認め、斬人に加入させます。
荒志に想いを寄せていたフーリンは嫉妬から圭吾を拉致し、アフマドベベのヤードに埋めようとします。
埋める直前に荒志に見つかったフーリン。
荒志は弦巻良樹たちが状介に内緒でアフマドと付き合いがある事をネタにフーリンを脅し、諭します。
しかし、アフマドとの付き合いがある事がバレてしまった弦巻達は荒志を殺害しようと計画を立て、荒志が1人になったところを狙い拉致。
楽崎の手によって殺害され、ヤードに埋められてしまうのでした。
刃物を目の前にしても怯まないフーリンの体術で圭吾は大きなダメージを受けますが、剣術を駆使して戦う圭吾はフーリンの指を切断する事に成功します。
それでもフーリンは圭吾を圧倒し、殺害寸前まで追い詰めます。
意識を失った圭吾は己の戦闘能力を全解放し、フーリンを倒します。
刀で腹を切られて、圭吾によって内臓を取り出されてしまったフーリンはその場で死亡してしまうのでした。
場面は弦巻良樹の元へと向かう丹沢敦司へと移ります
弦巻を探して少数精鋭で動き回る丹沢。
そんな丹沢の動きを井口達也は隠れて見ていました。
そして丹沢の前に現われて戦いを挑みます。
戦闘能力に劣る達也は丹沢に一撃を喰らって倒れます。
すると、達也の傍にいた今井が皆川千紘によって依頼をされたと告白します。
ここに現われたのは弦巻良樹。
弦巻は達也・今井から皆川千紘がなぜ達也に依頼をしたのかを聞きます。
- 皆川千紘が達也に依頼した理由
- 皆川千紘にとって弦巻良樹と丹沢敦司は命を救ってくれた恩人
・状介死亡後に監禁され暴行されたのを助けてくれたのが弦巻良樹
・暴行から救出後に飛び降り自殺をしようとしたところを救ってくれたのが丹沢敦司
千紘は達也に状介と似た面影を感じており、2人の抗争・決闘を止めてくれるのではないかと望みをかけていた。
上記の理由を話しますが、弦巻も丹沢も抗争を止める気はなく、丹沢の要望によって2人はタイマン勝負をする事になります。
場面は安倍要vs三浦佑也へ
怪力でタフネスを誇る安倍要ですが、運動神経抜群の三浦の前に歯が立たずに一方的に殴られ続けます。
反撃を試みるも三浦に返り討ちに遭い、ヤードの突起物が腹部に刺さり重傷を負います。
取り巻きの南国、張間もあっという間にやられてしまい、三浦は丹沢を殺害する為、立ち去ろうとします。
しかし、丹沢を守ろうとする要は覚醒し、堅い拳骨で反撃を行うと三浦のアゴを粉砕し、勝利を収めます。
要はこれ以上犠牲者を出さない為、和平を収めて丹沢・弦巻が死なないように働きかけようと提案し、三浦もこの提案を了承します。
しかし、マヌクを殺害された事を恨んでいた別動隊の藤田・マルコス・勇勝と王劉昇が刃物を持って三浦に襲い掛かり、三浦は死亡してしまいます。
場面は再び、弦巻良樹と丹沢敦司の決闘場所へと移ります
弦巻と丹沢がタイマン勝負を行っている現場に楽崎海がやってきます。
楽崎はリスクのあるタイマン勝負ではなく総力戦で丹沢をボコボコにして倒すよう指示をします。
そんな楽崎に対して、達也は強い殺意を持っていました。
- 達也が楽崎を狙う理由
- 達也が世話になっているおっちゃん、おばちゃんが勤める焼肉屋「三塁」
その店にハルケン、大島ら爆神蜘メンバーが爆発物を仕掛けた。
お店は爆発を起こし、おっちゃんは意識不明の重体、おばちゃんも重傷を負った。
ハルケンらに囲まれた達也は逆にハルケンらを倒し、爆発事件の真犯人が誰かを問い詰める。
ハルケンから出てきた言葉は「真犯人は楽崎海」
達也は楽崎海の非道な計画に強い恨みを持っていた
楽崎海に襲い掛かる達也だが、楽崎は達也の存在に気付いており発砲
そして楽崎は三塁爆発事件に関しては、自分の仕業ではないと弁解をするのでした。
以上、25巻までのあらすじです。
「OUT」死亡キャラクター一覧
漫画「OUT」ではヤンキー漫画とは思えないくらいに凄惨な抗争が行われ、死亡してしまうキャラクターが出てきます。
ここではOUTで死亡したキャラクターを一覧形式でまとめてみました。
以下からはネタバレを含む記事となりますので、まだ「OUT」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
「OUT」作中での死亡キャラ
キャラクター名 | チーム名 | 死亡理由 |
---|---|---|
ニカク | 狂乱鬼 | 目黒修也によって古傷を攻撃される そのまま内臓を激しく損傷して死亡 |
マヌク・カンドゥ・優希 | 斬人 | ヤードでの戦いで三浦佑也と戦闘 武器として持っていた釘状の武器を奪われ 脊髄に刺されてしまった事で死亡 死亡後はスクラップによって遺体を潰されてしまう |
風間美鈴(フーリン) | 狂乱鬼 | 長嶋圭吾との戦いによって日本刀で腹を切られる その後、圭吾に傷口から内臓を抉られ死亡 |
三浦佑也 | 狂乱鬼 (元阿修羅) | 安倍要との戦いに敗北した後 マヌクを殺害された事を恨みに思った王、藤田によって 刃物で複数回刺されて死亡 |
「OUT」回想シーンでの死亡キャラ
キャラクター名 | チーム名 | 死亡理由 |
---|---|---|
皆川状介 | 斬人 | 多くの命を奪った狂命戦争を仕掛け チームの恋人や家族などを狙うなど非道な行動を繰り返した結果 弦巻良樹によって殺害される |
本郷流希亜 | 斬人 | 弦巻良樹が皆川状介を殺害しようと現場に向かう前に 皆川状介と戦い、返り討ちに遭い死亡 |
福山荒志 | 斬人 | 恋人であったフーリンを振った事から逆恨みを買う 弦巻達が秘密にしていた違法ヤードとの関係性を知ったため 弦巻達によって拉致、楽崎海によって殺害される |