漫画「ルックバック」のあらすじ解説(ネタバレ注意)!登場人物も一覧でまとめてみました。
2024.09.07投稿
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漫画「ルックバック」は2021年に「少年ジャンプ+」にて読み切りとして掲載された大人気漫画です。
漫画「ルックバック」のコミックスは全1巻がリリースされています。
今回は漫画「ルックバック」のあらすじを解説しつつ、登場人物についてもまとめてみました。
初版発行日 | 2021年9月3日発売 |
作者 | 作者:藤本タツキ |
巻数 | 全1巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス・ヒューマンドラマ |
Wikipedia | 「ルックバック」のWikipedia |
「ルックバック」冒頭のあらすじ
ブロローグ
小学校4年生の少年、藤野は4コマ漫画を描くのが趣味でした。
クラスメイトからの評価も高く学級新聞に4コマ漫画を掲載していました。
ある日、藤野は教師から呼び出され「同級生の京本に1枠を譲ってほしい」と頼まれます。
京本は隣の組の不登校児
学校には来ていないが漫画を描いている事を知り教師は藤野にお願いしたのでした。
後日、2人の作品が掲載された学級新聞が配られます。
京本の絵の上手さにクラスメイトは騒然とします。
いままで絵を評価されていて有頂天になっていた藤野はプライドを傷付けられ泣いて家に帰ります。
その日から絵の勉強を始めて徹底的に漫画を描く藤野
小学校6年生になるまでの2年間、友達とも遊ばず勉強もせず夢中になって絵を描いてきました。
努力の集大成といえる学級新聞を見た藤野
配られた学級新聞には努力し続けた藤野よりも遥かに上手い京本の絵が掲載されていました。
努力が実らなかった藤野は絵を描くことを諦め、普通の学校生活に戻ります。
卒業式の日、藤野は教師に”卒業証書を京本の家に渡しに行くこと”を命じられます。
京本の家に行った藤野
ここから2人の物語が始まるのでした。
「ルックバック」登場人物一覧
漫画「ルックバック」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。
「ルックバック」に出てくる登場人物は以下の通りです。
- 登場人物
- 藤野歩
京本
教師
よっしー
ミホリン
漫画に登場するのは事実上、藤野と京本の2人となります。
「ルックバック」本編のあらすじ
「ルックバック」本編のあらすじを紹介します。
まだ「ルックバック」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
格安で漫画を読める方法についても解説しているので以下を参考にして下さい。
藤野と京本の出会い
京本の家に着いた藤野。
ノックをしても誰も出てこない為、ドアノブを回してみると鍵が開いていました。
家の中に入っていく藤野は京本の部屋の前に到着します。
部屋の前には廊下の両脇に積み上げられた画用紙をありました。
絵を描きたい衝動に駆られた藤野は簡易に4コマ漫画を描くと手をすり抜けてドアの下から京本の部屋に入っていきます。
京本は藤野の絵を見て部屋から出てきて「藤野の大ファンであること」を伝えます。
プライドを傷付けられ、ライバル視していた京本に絵の才能を認められた事で再び情熱に火が付いた藤野
再び夢中になって絵を描き始めます。
藤野キョウのデビュー
中学生になった藤野と京本は一緒に漫画を描くようになっていました。
集英社に売り込みに行き漫画を投稿した藤野と京本
2人は「藤野キョウ」というペンネームで漫画を描き『メタルパレード』という作品で準入選を果たし、賞金100万円を獲得するのでした。
10万円をおろした藤野は京本と2人で街へ遊びに出かけます。
ファストフードでご飯を食べ、一緒に本屋に行き、映画を観た2人
2人は最高の時間を過ごして、その後も漫画を描き続けます。
『海のある町々』『セミ人間』『ミノムシ』『モグラ少年』など、作品を作り続ける藤野と京本に雑誌社から連載を持ち掛けられます。
漫画家として順調にステップアップしていく2人ですが、京本は美大に通いたいという気持ちがあり、藤野に連載を行う事が難しいと告げます。
2人で連載を続けたい藤野、藤野に頼らず1人で生きていきたいと願う京本。
方向性の違いから京本はリタイア
藤野は「藤野キョウ」の名前を引き継ぎながら1人で連載を始めます。
藤野がリリースした作品『シャークキック』は連載も10巻を超えてアニメ化も決定。
漫画家として成功していく藤野ですが、シャークキックは11巻で止まってしまいます。
2016年1月10日
執筆活動を続ける藤野の元にある一つのニュースが飛び込んできます。
京本が通う山形市の美術大学に不審者が入り刃物を振り回すという事件が起こります。
この事件で12人が死亡し、3人が重傷を負います。
犯人は「ネットに公開していた絵をパクられた」と主張していました。
藤野は京本の身が心配になり、電話を掛けますが、京本は電話に出ません。
その後、藤野の母親から電話があり京本が事件の被害に遭い死亡した事を知ります。
ショックのあまり漫画が書けなくなった藤野
シャークキックは休載となり、藤野は京本の自宅へと足を運びます。
京本が描いた絵を見て呆然とする藤野
藤野は「小学校6年生の時に京本の家に行って漫画を描いたことによって、今回の京本の死を呼んでしまった」と自分を責め始めます。
「なぜ自分は京本の家で絵を描いてしまったのか?描いても何も役にたたないのに…」
涙を流し悲しむ藤野はかつて京本を呼び出すきっかけになった4コマ漫画をビリビリに破きます。
もう一つの2016年1月10日
漫画をビリビリ破いた後、藤野はもう一つの世界線を頭に想像します。
それは京本が殺害されなかった世界線
小学校6年生の卒業式後、藤野が京本の自宅に訪れた時
京本は藤野が卒業証書を置いて帰るまで声を出さずにやり過ごします。
その後も執筆活動を続ける京本
美大に入学した京本は絵の勉強を必死に続ける毎日
2016年1月10日
美術科洋画コース棟2階にて設置してあるソファに座り休息をとる京本
在学生が階段から金属がぶつかるような音を聞いた
11時19分、男が外階段から棟内に侵入。休息中の在学生と接触する
手には実習棟で拾った先端の鋭利な工具を持っていた
男は「俺のネットにあげてた絵!パクったのがあったろ!?」と激昂し、工具を振り回し京本を襲う
京本に襲い掛かる男の後ろから藤野が飛び蹴りを浴びせ、その後もボコボコにして誰も被害を出す事がなく男は警察に逮捕された
京本は藤野に感謝の気持ちを伝える時、小学校の時に4コマ漫画を描いてたプロ漫画家藤野である事に気付きます。
藤野は「連載を再開したらアシスタントになってね」と伝えます。
空想の物語を頭に描いた藤野ですが、現実に戻り呆然とします。
自分が妄想した物語と酷似した4コマ漫画を見つけた藤野は京本の部屋に入っていきます。
するとその部屋には藤野の作品である『シャークキック』を複数冊も収集している事が分かり、小学生時代に藤野に書いてもらったサインが飾っていました。
部屋の風景を見た時に藤野は2人が共同で漫画を描き始めた時のやり取りを思い出します。
涙を流しながら自分の描いた単行本を読む藤野
何かを決意したように部屋を出た藤野は自宅へと戻ります。
京本が描いた4コマ漫画をオフィスの窓に張り付けた藤野
再び執筆活動を続ける続けるのでした。
ルックバックは以上で終了となります。