漫画「KING GOLF(キングゴルフ)」のあらすじ・試合結果を解説(ネタバレ注意)!登場人物も一覧でまとめてみました。

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漫画「KING GOLF(キングゴルフ)」は2008年から「週刊少年サンデー」「週刊少年サンデーS」にて連載されている大人気漫画です。

漫画「KING GOLF(キングゴルフ)」のコミックスは41巻がリリースされています。
(2024年9月29日現在)

今回は漫画「KING GOLF(キングゴルフ)」のあらすじを紹介しつつ、登場人物・試合結果についてもまとめてみました。

初版発行日‎‎2009年1月16日発売
作者作者:佐々木健
巻数41巻(コミックス) ※2024年9月25日現在
ジャンルスポーツ漫画(ゴルフ)
Wikipedia「KING GOLF」のWikipedia

「KING GOLF」冒頭のあらすじ

ブロローグ

帝倫高校1年生の優木蒼甫は「プレデター」の異名を持つ最凶最悪のケンカ屋として界隈に名の知れた存在でした。

蒼甫がケンカをしている時、1人の青年が通りかかります。

彼の名前は霞見ひかる

高校生ながらゴルフで名を馳せており地域では有名な存在でした。
唯我独尊、わがまま放題の蒼甫ですが、霞見に蔑んだ目で見られた事から対抗意識を燃やします。

ゴルフ部の練習場に乗り込んできた蒼甫は霞見にケンカを売りますが、コーチである谷川に止められてケンカになります。

蒼甫は己の実力を誇示する為にドライバーショットを見せようとします。
片手で210ヤードを飛ばした蒼甫

ドライバーショットの気持ちよさに取りつかれた蒼甫はゴルフ部に入部する事になります。

果たして蒼甫は霞見を倒す事が出来るのか?

「KING GOLF」登場人物一覧

漫画「KING GOLF(キングゴルフ)」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。

終盤から登場する人物もいますので「KING GOLF(キングゴルフ)」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。

「KING GOLF(キングゴルフ)」に出てくる登場人物は以下の通りです。

帝倫高校(登場人物)※学年は初登場時
優木蒼甫:1年生
霞見ひかる:1年生。アマチュアゴルフ界のスター
中山有海:1年生。ゴルフ界のアイドル
長田輝美:3年生。ゴルフ部主将
堀内恵一郎:3年生。飛ばし屋
古澤篤志:2年生。オールラウンダー。2代目主将
峰宏明:2年生。小技が得意
相川:
鈴木:
菊間:
樋口:
市川恭介:新一年生。森尾中出身
佐藤希美:新一年生。港二中出身
園田広夢:新一年生。
谷川謙作:ゴルフ部のコーチ。元賞金王
松丸応太:蒼甫の親友
深町南:帝倫高校のボス
巻和真:ヤンキー
葉月学園高校(登場人物)
戸川臨
若林
朱場高校(登場人物)
小田切周太
岡川高校(登場人物)
相崎守
高校ゴルフ選手権 県予選(登場人物)
三輪広樹:竹高1年生
新垣:南高1年生
吉原:岡高1年生
加瀬ジュニアゴルフスクール(登場人物)
加瀬寛:コーチ
白木郁斗
樹々
佐藤
高橋
上田
ドラコン編(登場人物)
永作鉄雄:チーム飛弾
和光明:チーム飛弾
瓜生明希葉:日本チャンピオン
キャディ特訓編(登場人物)
野方恵:大森林カントリークラブのキャディー
エリック・タチバナ:大森林カントリークラブのオーナー
若宮:大森林カントリークラブ副支配人
黒羽知里:女子アマチュアプレイヤー
海端豪:プロキャディー
ソン・アンジュ:プロゴルファー
香椎理央:プロゴルファー
高田優那:プロゴルファー
周防友紀子:プロゴルファー
海外特訓編(登場人物)
チャーリー・タチバナ:エリックの弟
千葉悠大:4度の賞金王に輝いた実績を持つプロゴルファー
テッド:谷川の師匠
桜庭:テッドチームのアドバイザー
ジミー・ウエストウッド:アマチュア選手
ロナルド・マキロイ:アマチュア選手
SSSカップ編(登場人物)
ピーター・カッシング:世界ランキング1位
ヴィンセント・ケリー:世界ランキング3位
アーサー・ミネリ:世界ランキング5位
サミュエル・コールマン:世界ランキング7位
イアン・ドナルド:世界ランキング10位
藤嵜流宇:通称レッド藤嵜
プラヤド・プラポール
霞見ひかる
霞見瞬
霞見天司
千葉悠大
向山弦
門間達也
藤川源
辻怜司
青山伸吾
高橋良二
高橋良太
荏田野青葉
李周吾
森野洋二
笹川航貴
森仁勇
金二根
北見大輔
伊藤一只
鈴木竜太
荒木卓司
井上牧男
山本友弘
トム・アラン
ジョン・スコット
川井
その他の登場人物
清澄仁:アマチュアの裏プロ
吉浦
須藤美沙子:ヨガインストラクター
小室健太郎:キックボクサー。あだ名は地獄の召喚獣コムちゃん
馬場園宏巳:週刊ホールインワンの新米記者
里穂:霞見瞬の彼女

「KING GOLF」本編のあらすじ

「KING GOLF(キングゴルフ)」本編のあらすじを紹介します。

まだ「KING GOLF(キングゴルフ)」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。

基礎を学ぶ蒼甫

ゴルフ部に無理矢理入部した蒼甫

わがまま放題な態度を取りドライバーショットを打ちます。
しかし、ボールを飛ばす事が出来ずに空振りを繰り返します。

谷川は新聞紙を使って蒼甫にグリップの握り方を教え、教室の中で徹底的に練習するよう指示します。

力んでしまい新聞紙を潰してしまう蒼甫。
1週間が経過し、谷川が蒼甫の練習の様子を見に行くと大量の新聞紙が落ちていました。

真面目に練習を続けた事に驚いた谷川は体の動きを教えます。
スイングと同様に1週間の練習を続けた蒼甫はゴルフ部に戻ってきます。

徐々に蒼甫に興味を持ってきた谷川

谷川は「ビジネスゾーン」と呼ばれるハーフスイングを教えます。

基礎練習ながら地道に練習を繰り返す蒼甫のひたむきさにゴルフ部のメンバーも影響を受け始めます。

一歩ずつ進歩していく蒼甫をよそに霞見はプロの試合に出場します。

霞見はプロの試合ながら初日で10位タイに食い込むなど健闘し、見事に予選通過を果たします。
最終日に崩れて40位タイと敗れてしまいますが、大きなインパクトを与えるのでした。

高校ゴルフ選手権 県予選

帝倫高校は3週間後に「高校ゴルフ選手権 県予選」を控えます。

谷川に大会への出場を直談判する蒼甫
谷川はスリークォーター(3/4)ショットをマスターする事を条件にして高いの出場を許します。

練習を重ねてスリークォーターを身に着けた蒼甫
谷川は7番アイアン、SW、パターの3本だけを蒼甫に持たせてデビュー戦に挑みます。

一緒にラウンドするメンバーは竹高1年生の三輪広樹、南高1年生の新垣、岡高1年生の吉原の3人

ラウンドが開始となります。

オープニングショットをスリークォーターでしっかり決めた蒼甫

2打目までは順調にショットをする蒼甫ですが、力加減がまったく分からずアプローチショットやパッティングが上手く出来ません。

1ホール目で13打を叩き、2ホール目11打を叩いた蒼甫は前半9ホールを80打で回ります。

谷川に後半戦の目標を立てろと指示された蒼甫は後半戦を79打で回る事を目標とします。

後半戦はゴルフ歴の長い三輪たちのショットを凝視し学んでいく蒼甫。
時折見せるスーパーショットで三輪達を驚愕させつつ後半(OUT)は61打で回りラウンドを終えます。

優木蒼甫デビュー戦

前半80、後半61、トータル141

高校ゴルフ選手権 県予選 個人結果
1位 霞見ひかる(帝倫)
2位 長田輝美(帝倫)
3位 古澤篤志(帝倫)
4位 堀内恵一郎(帝倫)
5位 松井龍太(岡川)
136位 優木蒼甫(帝倫)※最下位
高校ゴルフ選手権 県予選 団体結果
1位 帝倫高等学校
2位 朱場高等学校

デビュー戦で最下位となってしまった蒼甫は強がりながらもトイレで泣くのでした。

加瀬ジュニアゴルフスクールでの特訓

翌日、蒼甫は霞見に対して「ゴルフでお前を超える」と宣戦布告

その様子を見ていた谷川は蒼甫に対してパッティングの課題を課します。

谷川が課したパッティング
パターマットで100球連続でパッティングを成功させる。
場所は学校の校門前で聴衆やヤジ馬がまぎれる中で行う。

チャンスは5日間で1日1回のみ。
5日間で成功する事が出来なかったらゴルフ部はクビとなる。

谷川は「蒼甫が何のためにゴルフをやるのか?」という本気度を問うために過酷な試練を課したのでした。

蒼甫はプレッシャーを感じたうえで、ギャラリーたちからの怒号を浴び、集中力を乱した結果、4日目までチャレンジ失敗となってしまいます。

しかし、蒼甫は5日目に精神的なプレッシャーを乗り越え、自らが捕食者「プレデター」となりゴルフの王様になるべく聴衆を飲み込み100連続パットを成功させるのでした。

ゴルフ部は「関東大会ゴルフ選手権 夏季大会」に出場する為、谷川たちは試合会場へと向かいます。

一方の蒼甫は「加瀬ジュニアゴルフスクール」の合宿に参加をします。

合宿参加者は全員小学生ですが、ゴルフに関する技術やゴルフ脳が優れた選手たち
一緒にコースを回り小学生たちの実力を思い知った蒼甫は子供達に教えを請います。

パッティング、アプローチショットなど丁寧に教えてくれる小学生の指導で蒼甫はメキメキと実力をつけていきます。

合宿先では帝倫高校ヤンキーの頭である深町南がコックを目指してアルバイトをしていました。

深町はマジメに働いていましたが、元プロ候補の裏ゴルフプレイヤーである清澄仁に因縁をつけられてしまいます。
我慢して謝罪する深町の姿を見た蒼甫は激怒

清澄に対してゴルフ勝負を挑みます

清澄との対決はお金を賭けて行われます。

清澄とのゴルフ勝負におけるルール
1ホールごとの勝敗を競うマッチプレー勝負。
1ホール10円の賭け金から始まり、2,3,4番ホールへと進むに連れて、20,40,80円と金額が倍々へと膨れ上がり勝った方がホールごとの賭け金を獲得
引き分けだった場合は次のホールに持ち越し、勝った方が総取りをする。

1番ホールから力みまくりミスを繰り返す蒼甫
1~7番ホールまで連続で負けてしまいます。

8番ホールを迎えた蒼甫は纏う空気感が変わり本気モードになります。
ここから巻き返すために7番ホールまで練習をしていた蒼甫は見違えるプレイを見せて8~10番ホールまではドロー(引き分け)となります。

蒼甫の迫力に圧倒され始めた清澄はプレイの精度も落ちてきて負け始めます。
11~17番ホールまで連勝を重ねます。

7勝7敗3引き分けとなって迎えた18番ホール
賭け金は131万円となっていました。

清澄は大金が賭けられている事を蒼甫にアピールしてプレッシャーをかけますが、蒼甫はさらに集中力を増してティーショットをピンそば1mの場所につけます。

清澄は敗北を受け入れようとしますがOK(打たなくてもカップインしたカウントになる)を出して、賭け金をどんどん引き上げます。
賭け金が2000万円まで上がった時に清澄はギブアップ

蒼甫は勝利を収め、2000万円の代わりに犬を貰い深町との友情も生まれます。

また「関東大会ゴルフ選手権 夏季大会」はOUT34、IN36、トータル70で優勝
団体戦では帝倫高校は2位となるのでした。 

高校ゴルフ選手権 東関東地区予選

練習後に打ちっ放し(練習場)へと向かう蒼甫

練習場で葉月学園に通う金持ちの息子、戸川臨と出会います。

戸川が見せる天然の上から目線に対して怒った蒼甫はアプローチ勝負を挑みますが、歯が立たず戸川に相手にされません。
屈辱を味わった蒼甫は谷川からアプローチショットを学び猛練習をします。

帝倫高校は新学年で初めての公式試合となる新人戦を迎えます。

今回の試合は霞見が不参加となるため蒼甫は第一登録(エース的立場)として大会に出場する事を直訴し、試合に出場します。

一緒にラウンドするのは葉月学園の戸川臨、朱場高校の小田切周太、岡川高校の相崎守の3人

結果は以下の通り

ホール名優木蒼甫戸川臨小田切周太相崎守
1ホールパーバーディーパーパー
2ホールパーバーディーバーディーパー
3ホールダブルボギーパーパーパー
4ホールパーパーパーボギー
5ホールバーディーバーディーパーボギー
6ホールパーパーパーパー
7ホールバーディーバーディーボギーパー
8ホールパーパーバーディーパー
9ホールバーディーパーダブルボギーパー
OUT合計35323738
10ホールバーディーパー明記ナシ明記ナシ
11ホールパーパー明記ナシ明記ナシ
12ホールパーボギー明記ナシ明記ナシ
13ホールパーパー明記ナシ明記ナシ
14ホールパーパー明記ナシ明記ナシ
15ホールボギーダブルボギー明記ナシ明記ナシ
16ホールパーボギー明記ナシ明記ナシ
17ホールパーボギー明記ナシ明記ナシ
18ホールパーボギーバーディー明記ナシ
IN36423838
合計ー1+2+3+4
17,18番は詳細な記録はありませんが、ストーリーの流れ上の想定で記載しています

1番ホールから能力全開の戸川臨は順調にスコアを伸ばしていきます。

公式戦でトップ選手と戦いプレッシャーを感じた蒼甫は3番ホールで崩れかけますが、4番ホールで練習したアプローチショットを決めた事から精神的に立ち直っていきます。

5番ホールでバーディーを奪った蒼甫は戸川臨を追う体制を整えますが、朱場高校の小田切周太が蒼甫を敵視して来た事から2人は敵意がむき出しにして争い始める。

9番ホールで蒼甫が1オンを決めた事で小田切は意気消沈
蒼甫は小田切との戦いに決着をつけます。

後半9ホールに突入する蒼甫たち

戸川臨に狙いを定めた蒼甫は出だしの10番ホールでバーディーを奪いプレッシャーをかけます。

11番ホールから風が強く吹き始め美しさを身上とする戸川臨は徐々にペースを乱し始めます。
14番ホールでは雨が降り始め、雨を苦手とする戸川は徐々にスコアを落としていきます。

雨の中でのプレイが初めてとなる蒼甫ですが、悪条件でも愚直に練習してきたことを繰り返し他の3人を圧倒。

16番ホールでは戸川と同じ位置からのバンカーショットを放ちますが、ピンそば30cmにつけて勝負をつけます。

17番、18番ホールもきっちりとプレイした蒼甫は2戦目にして優勝を決めるのでした。

高校ゴルフ選手権 東関東地区予選 個人結果
1位 優木蒼甫(帝倫)-1
2位 古澤篤志(帝倫)+1
3位 戸川臨(葉月学園)+2
4位 峰宏明(帝倫)+3
4位 小田切周太(朱場)+3
8位 菊間(帝倫)
17位 若林(葉月学園)
高校ゴルフ選手権 東関東地区予選 団体結果
1位 帝倫高等学校

蒼甫は12月に行われた「高校ゴルフ選手権 関東大会 個人戦」も優勝します。

MAXドラコン選手権

関東大会で優勝した蒼甫ですが、まだ霞見との差がある事を痛感した蒼甫。

霞見と比べて優っている飛距離を伸ばそうと谷川に相談。
谷川は「ドラコン」への出場をアドバイスします。

谷川の指示でドラコン専門のチーム「飛弾」の元へ行き、リーダーの永作鉄雄と対面。
その後もヨガやキックボクシングなどを教わり、体の使い方を学んでいきます。

そして「MAXドラコン選手権 関東予選」に出場します。

永作はシードで予選なしで全国大会へ出場するため飛弾の和光明と対決します。

関東予選の予選グループ結果は以下の通り

関東予選 予選グループ結果
予選A組 瑞江保 326ヤード
予選B組 藤枝広吉 318ヤード
予選C組 木村誠 330ヤード
予選D組 長内満之 342ヤード
予選E組 島尾睦月 343ヤード
予選F組 和光明 352ヤード
予選G組 優木蒼甫 275ヤード

予選F組で350ヤードを超えるビックドライブを見せた和光を見て蒼甫は力みまくってしまいます。

予選敗退が濃厚な低記録となってしまいましたが、他の選手たちが記録を残せず蒼甫は決勝へと向かいます。

関東予選の決勝結果は以下の通り

関東予選 決勝結果
1位 優木蒼甫 374ヤード
2位 和光明 363ヤード
3位 島尾睦月 350ヤード
4位 長内満之 346ヤード
5位 木村誠 339ヤード
6位 藤枝広吉 328ヤード
7位 瑞江保 310ヤード

負けず嫌いな蒼甫はどうしても力んでしまいますが、谷川のアドバイスによって集中力を高めていきます。

そして渾身のドライバーショットを見せて優勝を収めます。

蒼甫が優勝した後、ドラコンの日本王者である瓜生明希葉が登場し、デモンストレーションとしてドライバーショットを披露。
蒼甫や和光の球を軽々と越えていき格の違いを見せます。

更なる練習を重ねた蒼甫は「MAXドラコン選手権 全国大会」に出場します。

予選の組み合わせと結果
予選A組 優木蒼甫 387ヤード、(ワイルドカード 永作鉄雄384ヤード)
予選B組 服部文明 325ヤード
予選C組 瓜生明希葉 395ヤード
予選D組 美濃川元 308ヤード
予選E組 溝口俊之 356ヤード
予選F組 太田勇人 331ヤード
予選G組 和光明 349ヤード

予選で同じグループになった永作と蒼甫は隣り合って交互に打ちます。

永作は384ヤードを記録しますが、徐々に仕上がっていく蒼甫は387ヤードを飛ばして永作を逆転。
予選A組の通過を決めます。

予選C組では瓜生明希葉が395ヤードを記録してトップ通過

ワイルドカードを含めた8人が決勝に進出し、決勝戦が行われます。

決勝戦結果
1位 瓜生明希葉 431ヤード
2位 優木蒼甫 420ヤード
3位 和光明 371ヤード
4位 永作鉄雄 370ヤード
5位 溝口俊之 364ヤード
6位 太田勇人 342ヤード
7位 服部文明 340ヤード
8位 美濃川元 335ヤード

決勝戦開始前に他の選手たちに葉っぱをかける蒼甫

選手たちは続々と自己記録を更新していきます。

6番目に登場したのは瓜生明希葉
瓜生は鍛え上げられた肉体からどんどん記録を伸ばしていき最終打で日本記録タイの431ヤードを記録します。

7番目に登場したのは永作鉄雄
ドラコンに全てを賭けた男は全身全霊をかけてショットを放ちますが、記録を伸ばしていく瓜生に反して衰えていく自分に絶望し、記録を伸ばす事が出来ません。

最後に登場したのは優木蒼甫
蒼甫は瓜生に勝つためコントロールをつけることやめ左足の踏み込みを強くすることで飛距離を伸ばそうとします。
5打目で瓜生に迫る420ヤードを記録した蒼甫は6打目に日本記録を更新する434ヤードを記録し瓜生を抜き去りますが、最終的にフェアウェイを外しノーカウントとなります。

結果的には2位に敗れたものの事実上の勝利を収めた蒼甫はドラコン界のニュースターとなりますが、ゴルフに戻る事を宣言し引退するのでした。

高校ゴルフ選手権 全国大会

ドラコンで実績を残した蒼甫は帝倫高校ゴルフ部の中心選手になっていきます。

蒼甫は目標にしていた霞見に宣戦布告を行いますが、霞見は「俺と戦いたいなら高校ゴルフ選手権全国大会で優勝しろ」と条件を付けます。

「高校ゴルフ選手権 全国大会」に出場した蒼甫

関東大会を優勝し、ドラコンでも(事実上)日本新記録を出した蒼甫は周りの選手からの話題の的になります。

しかし、蒼甫はオープニングショットからチョロします。
ドラコンで飛距離の伸ばす事だけに特化した練習をした事で微妙にフォームが崩れていました。

ラッキーもありなんとか+3で初日を終えた蒼甫は2日目に向かいます。

2日目一緒にラウンドするのは葉月学園の戸川臨(初日±0)、九州第一高校の畠山修享(初日-1)、現政学院の澤秀人(初日+1)の3人

ホール名優木蒼甫戸川臨畠山修享澤秀人
1ホールボギーパーバーディーパー
2ホールパーバーディーパーバーディー
3ホールパーバーディーバーディーバーディー
4ホールパーパーパーパー
5ホールパーパーパーパー
6ホールパーボギーパーボギー
7ホールパーパーボギーパー
8ホールパーボギーパーバーディー
9ホールパーイーグルボギーバーディー
OUT合計37(+1)34(-2)36(±0)33(-3)
10ホールバーディーパーパーパー
11ホールパーパーパーパー
12ホールパーボギーボギーダブルボギー
13ホールバーディーボギーパーボギー
14ホールバーディーボギーパーダブルボギー
15ホールバーディーボギーパーボギー
16ホールバーディー(ボギー)パー(ボギー)
17ホールバーディーボギーバーディーボギー
18ホールイーグル(ボギー)バーディー(パー)
IN28(ー8)43(+7)35(ー1)44(+8)
2日目スコア65(ー7)77(+5)71(ー1)77(+5)
初日スコア76(+4)72(±0)71(ー1)73(+1)
トータルスコアー3+5ー2+6
16,18番の戸川と澤は詳細な記録はありませんが、ストーリーの流れ上の想定で記載しています

元のフォームを見失った蒼甫はティーショットから迷い始め、出だしから躓きます。

フォームを崩しながら何とか復活の糸口を探る蒼甫
谷川のアドバイスからショットのイメージを作り上げる事を必死に取り組みます。

苦しみながらもパーを拾っていく中、徐々にイメージがズレを凌駕していく蒼甫

後半に入ってからは上位の3人を猛追し始めます

鬼気迫る蒼甫に対して最初に勝負を挑んだのは澤秀人

蒼甫に宣戦布告をして澤もイメージを膨らませたショットを見せますが、イメージの深さが及ばず…
14番ホールでダブルボギーを叩いてしまい脱落をしてしまいます。

続く15番ホールでは戸川臨が蒼甫に戦線布告

東関東地区予選で蒼甫から引導を渡された残り50ヤードのアプローチショット
15番ホールで同じ状況を迎えます。

イップスになり体が動かない戸川に対して蒼甫は激を入れます。
プレッシャーから解放されバンカーショットを放った戸川
見事にイップスを克服しますが、蒼甫との勝負に敗れ優勝争いから脱落してしまいます。

事実上の一騎打ちとなった蒼甫と畠山

蒼甫の迫力に飲み込まれそうになる畠山ですが、17番ホールでは難しいパットを決めて勝負は最終ホールへ

畠山もベストプレイを見せますが、蒼甫はビッグドライブからのスーパープレイを見せてイーグル
畠山を振り切って大逆転勝利を収めます。

高校ゴルフ選手権 全国大会 個人結果
1位 優木蒼甫(帝倫)-3
2位 畠山修李(九州第一)-2
3位 戸川臨(葉月学園)+5
3位 古澤篤志(帝倫)+5
5位 峰宏明(帝倫)+6
5位 澤秀人(現政)+6
5位 小池樹里(九州第一)+6
高校ゴルフ選手権 全国大会 個人結果
1位 帝倫高等学校

優木蒼甫は高校生チャンピオンに輝くのでした。

霞見ひかるとのタイマン勝負

ずっと霞見をライバル視してきた蒼甫。
以前霞見と約束した通りタイマン勝負を行います。

ホール名優木蒼甫霞見ひかる
1ホールパーパー
2ホールパーパー
3ホールパーバーディー
4ホールバーディーバーディー
5ホールボギーパー
6ホールパーパー
7ホールボギーパー
8ホールパーパー
9ホールバーディーバーディー
OUT合計36(±0)33(ー3)
10ホールボギーパー
11ホールパーバーディー
12ホールボギーパー
13ホールパーパー
14ホールパーパー
15ホールボギーパー
16ホールパーボギー
17ホールボギーバーディー
18ホールパーバーディー
IN40(+4)34(-2)
トータルスコア76(+4)67(-5)

序盤は喰らいつく蒼甫ですが、霞見は崩れる事なくじわじわと蒼甫との差を広げていきます。

イメージでのプレイを習得した蒼甫でしたが、1種類のイメージで勝負する蒼甫に対して経験値の差から6種類のイメージが出来る霞見。
どんどん差をつけられていく蒼甫ですが、16番ホールでは完璧なスピンのショットを放ちこのホールだけ勝利します。

結果的には9打差をつけられる惨敗

蒼甫は谷川に敗戦を報告し、自分はまだ霞見に及ばないと泣くのでした。

キャディーとしての特訓

4月になり蒼甫は2年生に進級します。

谷川は経験値の足りない蒼甫にキャディーとして練習を重ねるよう命じ、大森林カントリークラブに向かいます。

キャディーの仕事を舐めており裏方の仕事はやりたくないとごねる蒼甫ですが、野方恵の仕事ぶりにキャディーの仕事に対してリスペクトを持つようになります。

仕事に前向きになってきた蒼甫は一人でキャディーを引き受けお客さんと一緒にラウンドをします。
1日ラウンドをしたなぜ蒼甫はなぜ谷川が自分にキャディーをさせたのかを悟ります。

それは他のプレイヤーのラウンドを見て多くの経験値を得る事

蒼甫はキャディーの仕事を吸収してどんどんと成長していきます。
キャディーの仕事をやるようになってから2週間、ある事件が起こります。

大森林カントリークラブにプレイしに来た客が猛クレームをつけます。

その客はプロのキャディー海端豪でした。

海端は女子アマチュアの中でもトップに君臨するプレイヤー黒羽知里のキャディーを務めていました。

黒羽と対戦する予定だったゴルフ部の中山有海のキャディーが急遽試合に出場できなくなったため、蒼甫は有海のキャディーとして試合に出場する事になります。

蒼甫と有海は「全日本女子アマチュア選手権」の決勝戦に挑みます。

ホール名中山有海黒羽知里スコア
1ラウンド目 1ホールパーパーイーブン
1ラウンド目 2ホールパーバーディー黒羽1UP
1ラウンド目 10ホールボギーパー黒羽3UP
1ラウンド目 17ホール記載なし記載なし黒羽5UP
1ラウンド目 18ホールバーディーバーディー黒羽5UP
2ラウンド目 1ホールバーディーバーディー黒羽5UP
2ラウンド目 2ホールバーディーパー黒羽4UP
2ラウンド目 3ホールバーディー(ボギー)黒羽3UP
2ラウンド目 4ホールバーディーパー黒羽2UP
2ラウンド目 5ホールボギーパー黒羽3UP
2ラウンド目 6ホールパーパー黒羽3UP
2ラウンド目 7ホールバーディーパー黒羽2UP
2ラウンド目 8ホール棄権黒羽3UP
2ラウンド目 9ホールダブルボギーパー黒羽4UP
2ラウンド目 10ホールボギーパー黒羽5UP
2ラウンド目 11ホールボギーパー黒羽6UP
2ラウンド目 12ホールバーディーパー黒羽5UP
2ラウンド目 13ホールバーディーパー黒羽4UP
2ラウンド目 14ホールパーボギー黒羽3UP
2ラウンド目 15ホールパーボギー黒羽2UP
2ラウンド目 16ホールバーディーボギー黒羽1UP
2ラウンド目 17ホールパーボギーイーブン
2ラウンド目 18ホールバーディーパー有海1UP

1ホール目のティーショットで有海の緊張を解き、フェアウェイど真ん中へドライバーショットを決め勝負に挑みます。

2ホール目で黒羽にリードを奪われてから蒼甫は18ホールを完璧に調べる事を決意
有海は1人で黒羽たちと戦い始めます。

2ラウンド目からギリギリのコースを狙った攻めを敢行させる蒼甫
有海はバーディーラッシュを決めて3ホール続けて勝利を収めて2差まで詰め寄ります。

しかし、5番ホールで蒼甫がキャディーバッグを倒した事で有海はドライバーショットを曲げてOBとなります。
蒼甫は自分のミスを責め始め平常心を失っていき、このホールでダブルボギーとなり3差に戻ってしまいます。

このミスを引きずった有海&蒼甫は6番ホールでもミス
ウジウジと殻に閉じこもる蒼甫に対して有海は股間を蹴り上げます。

有海の激によって殻を破った蒼甫は7ホール目から再び2人で戦い始めます。

7番ホールではビッグドライブを見せて再び2差に追いつく有海でしたが、8番ホールではティーショットをティボットに入れてしまった有海は突如このホールをギブアップしてしまいます。
有海はティボットにトラウマがあったのでした。

有海のトラウマ
有海は中学生時代に参加した加藤園レディースの予選で、20歳で参加した黒羽知里と一緒にラウンドをした。
パーなら予選通過という状況で最終ホールへ挑む有海
有海と黒羽がティボットにハマった第2打を打つ前に黒羽の母親が倒れて緊急入院したという情報を聞き、動揺して大きくスコアを崩して惨敗

それ以来「自分は弱い」というトラウマが有海に刷り込まれた

トラウマが復活してしまった有海は9,10,11番ホールと立て続けに負けてこの試合最大の6差をつけられてしまいます。

12番ホールでもティボットにハマり追い詰められる有海ですが、蒼甫の支えでこのピンチを切り抜けると運も味方してチップインバーディーを決めます。

蒼甫はハウスキャディーから聞いた情報で海端豪を出し抜くと有海は快進撃を続け、どんどん差を縮めていきます。

一方、海端は黒羽を信用せずに自分の理屈を全て押し付けたため黒羽との呼吸が乱れていきます。
16番ホールでは黒羽が海端に指示を無視した事で2人の関係に亀裂が入ります。

17番ホールも有海の勝利で迎えた18番ホール

海端は黒羽を無視し続けていましたが、蒼甫に喝を入れられた事で黒羽にアドバイスを出します。
黒羽は長いパーパットを決めますが、有海はバーディーパットを入れて逆転

中山有海が優勝します

蒼甫のキャディーぶりを見守っていた大森林カントリークラブのオーナーであるエリック・タチバナは蒼甫に「わしの推薦ででプロの試合に出てみんかね!?」とプロの試合に誘います。

蒼甫は来年の9月に行われるSSSカップ(トリプルエスカップ)への出場を決めるのでした。

海外修行を行う蒼甫

プロの試合に出る事になった蒼甫。
谷川は蒼甫の可能性に賭け、ゴルフ部の顧問を辞任

蒼甫と共にアメリカのセントジョージへと向かいます。
(松丸は野方恵に弟子入りして蒼甫の帰国後に専属キャディーになろうと動き出します)

セントジョージにはエリック・タチバナの弟であるチャーリー・タチバナがおり、在米中の蒼甫に練習できる環境を提供します。

到着した翌日にアマチュアの試合に出場する蒼甫はジミー・ウエストウッド、ロナルド・マキロイと一緒にデビュー戦を迎えます。

結果は OUT39、IN37、トータル76

乾いた空気、堅いグリーン、深いラフなどに苦戦して、平凡な成績で終わります。

谷川は翌日にも蒼甫にコースを回らせます。

2戦目の結果は OUT40、IN39、トータル79

さらにスコアを悪化させてしまいます。

1年後に蒼甫が参加するSSSカップが行われる弓ノ浦カントリークラブはアメリカのコースを模したコース

SSSカップを勝つために谷川は敢えて過酷な環境に蒼甫を追いやります。

渡米から1ヶ月が経過

1ヶ月が経過した後の12戦目のラウンドを回った蒼甫は憔悴しきっていました。

12戦目の結果は OUT44、IN43、トータル87

15戦目の結果はスコア90を超え、アメリカの環境やコースに汚染されていきます。

迎えた16戦目。
蒼甫は精神的に病んでしまいプレイを途中でやめてしまいます。
絶望に陥った蒼甫ですが、根っこにある唯我独尊の精神を奮い立たせて復活。

絶望の淵から這い上がった蒼甫。
かつての谷川の弟子である千葉悠大との出会いもあり、1年間武者修行を行います。

10ヶ月後、蒼甫は日本に帰国

帰国した蒼甫は多くのメダルをぶら下げていました。
1ヶ月間、国内での調整を行いSSSカップを勝ちに行きます。

蒼甫がアメリカに行っている間、霞見ひかるは国内ツアー初勝利を収めます。

SSSカップには霞見ひかる、ひかるの兄である霞見瞬、かつての日本のエース千葉悠大らも参加し、大会開催日を迎えます。

SSSカップ初日

霞見瞬は実力がありながらも傲慢な性格で、SSSカップで自らのオモチャになりうる存在を探していました。

優木蒼甫に目を付けた瞬は蒼甫が練習ラウンドを行っているところに乱入して一緒にラウンドを行います。
蒼甫の技術やメンタルを試した瞬は合格点をつけ宣戦布告を行います。

そして今年のSSSカップは世界ランキングトップのプロ達が参戦

世界ランキング1位のピーター・カッシング、3位のヴィンセント・ケリー、5位のアーサー・ミネリなどトップ選手の参加が決まっていました。

霞見ひかると蒼甫はランキング1位のピーター・カッシングと邂逅
共にこの大会での飛躍を誓います。

初日、蒼甫はゴルフ界のレジェンド藤嵜流宇とプラヤド・プラポールの3人で回ります。

ホール名優木蒼甫藤嵜流宇プラヤド・プラポール
1ホールバーディーパーパー
2ホールパーパーパー
3ホールバーディーバーディーダブルボギー
4ホールバーディーボギーパー
5ホールバーディーバーディーバーディー
6ホールパーパーパー
7ホールパーパーパー
8ホールバーディーバーディーバーディー
9ホールボギーバーディーパー
OUT合計32(ー4)34(ー2)37(+1)
10ホールパーパーボギー
11ホールパーパーボギー
12ホールパーバーディーパー
13ホールバーディーダブルボギーボギー
14ホールパー明記ナシ明記ナシ
15ホールダブルボギー明記ナシ明記ナシ
16ホールボギーボギーボギー
17ホールボギーダブルボギーボギー
18ホールボギーボギーボギー
IN40(+4)45(+9)42(+6)
トータルスコア72(±0)79(+7)79(+7)

第1ホールは640ヤードというロングホール。
2打でピンそばまでつけた蒼甫は3打目をしっかり寄せてバーディーを奪取。

続く2ホール目は安全にパーを取った後の3ホール目
ティーショットを畳一畳分のスペースに落としてバーディーを奪取

4ホール目、蒼甫はティーショットをラフに入れてしまいます。
しかし、ここからアメリカで得た技術を披露し2打目をピンそばにつけるとこのホールでもバーディーを奪取します。

6番ホールに入ると調子に乗っていく蒼甫を止める為に藤嵜は故意にプレイスピードを落とし、同行しているプレイヤーのリズムを崩しにかかります。
蒼甫はリズムを崩したせいか9番ホールでボギーを取って折り返しを迎えます。

10番ホール、藤嵜は蒼甫のリズムが崩れていない事に気付きます。
ゆっくりプレイをする藤嵜の待ち時間をイメージする事に費やした蒼甫は精度の落とさずにプレイを続けます。

12番ホール、藤嵜は蒼甫のプレッシャーに負けてティーショットを池に入れてしまいます。
藤嵜は池の中の球を打ってチップインバーディーを入れますが、このプレーを機に精彩を欠いていきます。

蒼甫は一人好調な状態でプレーを続けていきますが、徐々に不調のサインが現れます。

14番ホールではティーショットをバンカーにいれて、2打目もバンカーからバンカーに入れてしまいます。
なんとかリカバーしてこのホールをパーに収めますが、イメージと体のブレが大きくなっていきます。

15番ホールも依然崩れ続ける蒼甫
己の経験値から攻めるゴルフに危険信号が出てきたことでフォームがブレてダブルボギー

16番ホールに入ると怒りが頂点に達したレッド藤嵜が露骨な嫌がらせ行為を行うようになりボギー
嫌がらせは続き17番ホール、18番ホールもボギーとした蒼甫

初日は±0で終了します。

序盤は好調だったものの終盤から自滅し、周りにもリズムを崩された蒼甫は呆然としながらラウンドを終えるのでした。

一方、ライバルの霞見ひかるも苦戦していました。

霞見ひかる初日の結果 OUT36、IN38、トータル74(+2)

同じ組で回った兄の霞見瞬、霞見天司はひかるを圧倒的に凌駕します。

霞見瞬初日の結果 OUT32、IN33、トータル65(ー7)

霞見天司初日の結果 OUT35、IN33、トータル68(ー4)

1日目終了時から雨が降り出し、雨が止まない状態で2日目に移行します。

SSSカップ2日目

長男、次男に追い込まれる霞見瞬
己の経験値からくるドッペルゲンガーと藤嵜に苦しめられる優木蒼甫

雨の中、2日目の戦に挑みます。

ホール名優木蒼甫藤嵜流宇プラヤド・プラポール
1ホールパーボギーバーディー
2ホールボギーボギーボギー
3ホールトリプルボギーボギーボギー
4ホールボギーボギーパー
5ホールパーパーボギー
6ホールパーボギーパー
7ホールパーパーボギー
8ホールパーボギーパー
9ホールパーパーパー
OUT合計41(+5)42(+6)39(+3)
10ホールパー明記ナシパー
11ホールボギー明記ナシパー
12ホールイーグル明記ナシ明記ナシ
13ホール明記ナシ明記ナシ明記ナシ
14ホール明記ナシ明記ナシ明記ナシ
15ホール明記ナシ明記ナシ明記ナシ
16ホール明記ナシ明記ナシ明記ナシ
17ホール明記ナシ明記ナシ明記ナシ
18ホール明記ナシ明記ナシ明記ナシ
IN明記ナシ45(+9)39(+3)
トータルスコア明記ナシ83(+11)77(+6)
2日トータルスコアー1+18+13

藤嵜の怒りは前日からずっと続いており、1番ホールから藤嵜とプラポールの嫌がらせが激化
乱闘直前の騒ぎとなり混沌とした雰囲気になります。

ここに蒼甫のドッペルゲンガー(EX)も加わり、全員がスコアを崩していきます。

EXに意識を乗っ取られた蒼甫は必死に己や周りと戦い、4番ホールで葛藤
あまりにも遅いプレーに運営サイドから1ペナルティーを課せられますが、そこから苦しみながらプレイを続けていきます。

経験則から安全策を取ろうとするEXに精神を乗っ取られた蒼甫は苦しみながらもなんとかパーを取りますが、11番ホールで松丸の助言から殻をぶち破ります。

そこからはチャレンジ精神を剥き出しにして一気にスコアを縮めて2日目が終了となります。

一方、午前中には霞見3兄弟がラウンドを行っていました

ホール名霞見ひかる霞見瞬霞見天司
1ホールバーディーバーディーバーディー
2ホールパーバーディーバーディー
3ホールボギーバーディーバーディー
4ホールボギーパーバーディー
5ホールボギーパーパー
6ホールボギーパーバーディー
7ホールパーパーバーディー
8ホールボギーボギーパー
9ホールパーパーボギー
OUT合計40(+4)34(ー2)31(ー5)
10ホールバーディーパーボギー
11ホールバーディーボギーボギー
12ホールバーディーイーグルパー
13ホールボギーバーディーダブルボギー
14ホールバーディーパーパー
15ホールバーディー+5ボギー
16ホールバーディー+7ボギー
17ホールバーディー+4ボギー
18ホールパー+5ボギー
IN30(ー6)55(+19)46(+10)
トータルスコア70(ー2)89(+17)77(+5)
2日トータルスコア±0+10+1
天司は実際のスコアと最終スコアに誤差がありました(誤植?)

霞見ひかるは小さい頃から虐げられていた霞見瞬、そして幼少期から顔を合わせる事はなかったが威圧的なオーラを出す霞見天司の前に委縮して力を出せません。

瞬はかすみを煽りに煽って潰しにかかろうとしますが、天司が瞬に対して勝負を挑みスティンガーショットを披露すると8番ホールでは遂に逆転します。

しかし9番ホールで天司は持病の腰痛が発症
一気にプレイの精度が落ちてスコアを崩し始めます。

苦しい状況の中、天司はひかるに「おまえの背中をずっと見ていた」と声を掛けます。

瞬に押さえつけられていたひかるは天司の後押しもあり自らのベストプレイを発揮し始めます。
10番ホールからバーディーラッシュを見せますが、覚醒した瞬はひかるを上回るプレイを見せます。

自分のベストが通用せずに落胆するひかるは絶望の底に落ち13番ホールでボギーを叩きます。

苦境に立つひかるですが、天司は再びひかるのメンタルをフォローし、瞬以上のショットを見せます。

自分が見下してたひかるが自分以上のプレイをしている事を目の当たりにした瞬は敗北感が心に溢れてしまい、一気に崩れてしまいます。

その結果、瞬は予選落ちとなり、ひかるは予選を通過します。

天司は腰の故障によって予選ラウンドで棄権するのでした。

以上、286話(31巻)までのあらすじです。

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