「キン肉マン完璧超人始祖編」あらすじ・最終回を解説(ネタバレあり)

「キン肉マン完璧超人始祖編」あらすじ・最終回を解説(ネタバレあり)

『キン肉マン』の新章として話題を呼んだ「完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編」。
正義・悪魔・完璧の三属性超人たちが信念を懸けて激突する、シリーズ屈指の名編です。

本記事では、そのあらすじから最終回の展開(ネタバレあり)をわかりやすく解説。
アニメ化も決まり、注目度上昇中の本作の魅力を、今こそ振り返りましょう!

完璧超人始祖編とはどんなシリーズ?

世代を超えて愛される超人プロレス漫画――それが『キン肉マン』。

ギャグと熱血、そして涙のドラマが融合した唯一無二の作風で、1979年の連載開始以来、多くのファンを魅了し続けています。

初版発行日2012年4月4日発売
掲載誌週プレNEWS
出版社集英社
作者ゆでたまご
巻数23巻(コミックス)※38~60巻まで
ジャンルアクション
Wikipedia「キン肉マン」のWikipedia

そのなかで「キン肉マン完璧超人始祖編」は2011年から2017年まで『週プレNEWS』に連載されていた人気漫画。

シリーズ巻数
ギャグ漫画編1~2巻
第1回超人オリンピック3~4巻
アメリカ遠征編5~7巻
第2回超人オリンピック7~9巻
七人の悪魔超人編10~13巻
黄金のマスク編13~17巻
夢の超人タッグ編17~23巻
キン肉星王位争奪編24~36巻
真の完璧超人編38~60巻
オメガ・ケンタウリの六鎗客編61~72巻
神々との決戦編73巻~

2025年現在、上記のシリーズが連載されています。

「キン肉マン完璧超人始祖編」のあらすじ

「キン肉マン完璧超人始祖編」本編のあらすじを紹介します。

MOTO
MOTO

試合結果と勝敗一覧は以下でまとめているので、こっちも参考にしてね。

38巻(1巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」38巻(1巻)あらすじ

プロローグ

キン肉星王位争奪戦が行われた後、キン肉マンは二度と地球には戻らないことを宣言して、キン肉星へ帰還。超人たちは人類の助けになるべく尽力し、平和な日々を過ごしていました。

アレキサンドリア・ミートは、テリーマンと会いにアメリカへ。

翌日、「正義」「悪魔」「完璧」の3種類の超人による『三属性超人不可侵条約』の締結式が行われようとしていました。

  • 正義超人代表 テリーマン
  • 悪魔超人代表 アシュラマン
  • 完璧超人代表 ネプチューンマン

3者によって条約は締結。ハリボテ・マッスルらは、条約締結が無事に終わったことで安堵。これから平和が訪れることを確信していました。

すると、ネプチューンマンのかつてのパートナーであるビック・ザ・武道に似た超人たちが襲来。

「真の完璧超人」を名乗る彼らは条約の撤回を要求。条約書類を燃やして、正義超人たちにケンカを売ります。

七人の悪魔超人編

ジェロニモ・スペシャルマン・カナディアンマンなど、大勢の正義超人が襲い掛かりますが、ストロング・ザ・武道を中心とした真の完璧超人の前に、完膚なきまでに叩きのめされます。

タイルマンらを人間に戻されて怒り心頭のテリーマン。ストロング・ザ・武道にケンカを売ると、正義超人vs真の完璧超人の対抗戦が行われることに。

テリーマン1人に対して、真の完璧超人7人という条件で、試合が開催。

正義超人真の完璧超人
テリーマンストロング・ザ・武道
ダルメシマン
ターボメン
クラッシュマン
マックス・ラジアル
ピークア・ブー
マーリンマン

抽選の結果、テリーマンはマックス・ラジアルと初戦を迎えることに。

正義超人vs真の完璧超人 1戦目

テリーマン vs マックス・ラジアル

テリーマンは、スピニング・トゥ・ホールドやカーフブランディングなどの必殺技を繰り出すも、ラジアルには通用せず。

逆にドリフト・タックルを喰らうと、ビッグラジアルインパクトを喰らい、体中の肉を抉られて失神。なんとか立ち上がるものの防戦一方の展開に。

テリーマンは己の肉体を犠牲にして、ラジアルのタイヤを破壊。カーフブランディングを喰らわすとブレーンバスターに移行。

マックス・ラジアルはノックアウトされ、テリーマンが勝利を収めます

テリーマンが戦っている間、キン肉マンがキン肉星を脱出して日本へ帰還。試合終了後にリングに駆けつけます。

一方、バッファローマンも回復装置から脱出して、戦う体制を整えていました。

満身創痍で戦える状態ではないテリーマン。キン肉マンは代わりに戦うことを申し出ると、ストロング・ザ・武道は世界各地にリングを用意して戦うことを提案。

キン肉マンをはじめとした正義超人を待ちます。すると、各会場にバッファローマン率いる悪魔超人たちが現れ、真の完璧超人と戦い始めます。

39巻(2巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」39巻(2巻)あらすじ

七人の悪魔超人編

正義超人
悪魔超人
真の完璧超人
テリーマンマックス・ラジアル
ブラックホールダルメシマン
ステカセキングターボメン
ミスターカーメンクラッシュマン
ザ・魔雲天ストロング・ザ・武道
キン肉マンピークア・ブー
アトランティスマーリンマン

バッファローマン・スプリングマンが、テリーマンの元に現れます。

テリーマンはバッファローマンが、悪魔超人たちに助太刀を依頼したのかと問いますが、バッファローマンは否定。”ある人物”の復活により、悪魔超人に戻ったと宣言します。

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 2戦目

ステカセキング vs ターボメン

不意打ちで、”地獄のシンフォニー”を聞かせたステカセキング。ターボメンは必死で、耳当てを外すとステカセキングはミラクル・ランドセルで応戦。

キン肉マンゼブラ・ネプチューンマン・マンモスマン・ウォーズマンに化けて戦うステカセキング。

ターボメンにパロスペシャルを仕掛けますが、ここでターボメンが反撃。自身が受けた攻撃のパワーをチャージできるターボメンは、ステカセキングにエネルギーを送り、自爆を誘発。

体がボロボロになったステカセキングに対して、コンプリート・スティングを仕掛けてノックアウト。

第2戦は真の完璧超人ターボメンが勝利を収めます

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 3戦目

ミスターカーメン vs クラッシュマン

頸動脈に嚙みついて離さないミスターカーメン。クラッシュメンを出血多量に追い込もうとしますが、コブラを殴られて嚙みつきを外します。

アイアングローブで、ミスターカーメンを潰そうとするクラッシュメン。カーメンは体を分解して、攻撃を回避。

クラッシュメンをグルグル巻きにして、カルトゥーシュ・ストローを繰り出すも、大量の金属を含まされて出血。

アイアングローブによってノックアウトさせて、クラッシュメンが勝利を収めます。

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 4戦目

ブラックホール vs ダルメシマン

互角の戦いを見せる2人。ブラックホールは影に隠れて、8メン・ブラックホール・キックを繰り出し、優勢に試合を進めていきます。

ダルメシマンは体の斑点をコントロールして、ダルメシマンアンクラッチを繰り出すと、マッドドックトゥース・マッドドックフリップで、KO寸前の状態に追い込みます。

ブラックホールは最後の力を振り絞って吸引を開始しますが、スペクルボムによってホールの穴を塞がれてしまうことに。ドッグイヤークラッシュを浴びて2度目のダウン。

ステカセ・カーメンの敵を討つべく再度立ち上がるブラックホール。フルパワーでの吸引を行い、膝蹴りで大ダメージを与えるとフォーディメンションキルを繰り出してノックアウト。

ブラックホールが第4戦を制します

40巻(3巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」40巻(3巻)あらすじ

七人の悪魔超人編

戦いに勝利したブラックホールは、ダルメシマンの首を掻き切り、命を奪います。

ここでバッファローマンは、今回の戦いに参加した理由を告白。

ある人物の命で、完璧超人を根絶やしにするためにやってきた。

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 5戦目

アトランティス vs マーリンマン

水中での戦いを得意とする両者。アトランティスはリング上で決着をつけようと戦いますが、マーリンマンはリング外に出そうと抱え上げます。

その隙に「水芸セントへレンズ大噴火」でダメージを与えます。力技で返すマーリンマンは、フライングソードを使い、水中での戦いに持ち込みます。

ロビンマスクとの古傷を、攻められるも反撃に出るアトランティス。ネックカットドロップキックを行ったうえで、アトランティスドライバーを喰らわせます。

攻撃を受けても怯まないマーリンマンは、フライングソードスパイラルで再び主導権を握ると、ピラニアンシュート→スピア・フィッシングで、アトランティスの腹を串刺しにします。

勝負アリと思われましたが、アトランティスは最後の意地を見せて水中へ引きずり込むと、ロビンマスクの必殺技タワーブリッジ繰り出し、マーリンマンの息の根を止めます。

全ての力を使い果たしたアトランティスも命を失い、勝負は引き分けに終わります

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 6戦目

キン肉マン vs ピークア・ブー

ピークア・ブーは技術に乏しく、キン肉マンは序盤から優位に戦いますが、キン肉マンの技を見たピークア・ブーは技を真似て、急成長していきます。

チョップやキックなどをマスターされたことから、キン肉マンはキン肉バスターを繰り出しますが、体制を入れ替えられて、逆にキン肉バスターを喰らうことに。

その後、ビッグベイビーボムを喰らわせ、瀕死の状態になるキン肉マン。

ノックアウト寸前まで追い込まれますが、土壇場で繰り出したボディスラムが通用します。基礎技が通用することに気付いたキン肉マン。

愚直に基本の技で攻め立てると、基本技の組み合わせである「風林火山」を繰り出し、ピークア・ブーをノックアウト。キン肉マンが勝利を収めます

41巻(4巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」41巻(4巻)あらすじ

七人の悪魔超人編

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 7戦目

ザ・魔雲天 vs ストロング・ザ・武道

ストロング・ザ・武道の圧倒的なパワーに対して、柔道技で対抗するザ・魔雲天。ダウンを奪い、得意技のマウンテンドロップを繰り出すも反撃を喰らいます。

徐々にパワーを開放するストロング・ザ・武道は、アイアンクローで顔面を砕くと兜砕きで、魔雲天の脳天を破壊。

圧倒的な強さで勝利を収めます。しかし、魔雲天は最後の力を振り絞って、リング諸共、武道と共に谷底に落下するのでした。

七人の悪魔超人編

ストロング・ザ・武道は姿を消したものの、ターボメン・クラッシュマンは新たな5人の戦士を連れて、日本へ戻ってきます。

戦士のうち1人は姿形がキン肉マンにそっくりな人物。キン肉族の血を引く人物の名前はネメシス

ネメシスはキン肉族の奥義であるマッスルスパークを繰り出し、裏切ったピークア・ブーを殺害しようとしますが、キン肉マンが身を挺して守ります。

キン肉マン・テリーマン・ジェロニモが、真の完璧超人たちにボロボロにされるなか、ラーメンマン・ロビンマスク・ウォーズマン・ブロッケンJrが会場に現れます。

ネメシスは鳥取にあるピラミッドに階段状のリングを作り出すと、正義超人・悪魔超人と戦う場所として設定。

キン肉マン・テリーマンは戦えない状況になっていることから、正義超人・悪魔超人連合軍7人vs真の完璧超人7人の対抗戦が始まります。

正義超人
悪魔超人
真の完璧超人
ラーメンマンマーベラス
ブロッケンJrクラッシュマン
ブラックホールジャック・チー
スプリングマングリムリパー
バッファローマンターボメン
ロビンマスクネメシス
ウォーズマンポーラマン

42巻(5巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」42巻(5巻)あらすじ

正義超人編

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 1戦目

ブロッケンJr vs クラッシュマン

ブロッケンJrは熱いハートを保ちながらも、頭脳的に戦いクラッシュメンと互角の戦いを展開。

隙を見てテイクダウンを狙いますが、全身が狂気のクラッシュメンによってダメージを与えられ、アイアン・ディスカスを喰らうことに。

グロッキーとなり、うな垂れるブロッケンJr。試合終了寸前となりますが、ラーメンマンからの激によって復活。

果敢にクラッシュメンの向かっていき、キャメルクラッチで一部をちぎると、ベルリンの赤い雨で真っ二つに。

戦いはブロッケンJrの勝利となります。

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 2戦目

ラーメンマン vs マーベラス

ブロッケンJrの戦いを見守りながら戦っていたラーメンマン。マーベラスの攻撃を喰らい劣勢の状態に。

試合に敗れ、自害したクラッシュマンの姿を見たあと、正義超人と残虐超人の理念の狭間で苦しみだしたラーメンマン。

超人拳法の伝承者であるマーベラスからドラゴンライジング、サイドトライアングルホールド、双龍・トグロ固めなど、数々の攻撃を受けて追い詰められていきます。

追い詰められたことで吹っ切れたラーメンマン。マーベラスの首を集中して攻撃を重ねると、最後は変形型の九龍城落地で失神KO。

ラーメンマンが勝利して、正義超人2連勝。戦いのあと、マーベラスは自害してしまいます。

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 3戦目

ブラックホール vs ジャック・チー

ジャック・チーはブラックホールが入場する瞬間を狙って、ボイリング・ショットによって大量の熱湯を吹きかけますが、影に隠れて攻撃を避けるブラックホール。

8体に分裂させて、攻撃を仕掛けますが、ボイリング・ショットで全体攻撃を喰らうと、本体があらわになりダメージを受けます。

ボイリングによって、温泉を噴き出させるジャック・チー。影を無くしてブラックホールの逃げ場を無くすと、一方的に攻撃を喰らい続けます。

フォーセットクラッシャーによって頭蓋骨を砕かれたブラックホール。

瀕死の状態ながら、目潰し・金的で状況を打開すると最大吸引でジャック・チーを吸い込もうとしますが失敗。しかし、この攻撃の際に異次元にいるペンタゴンを吸い込んでいました。

43巻(6巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」43巻(6巻)あらすじ

正義超人編

ジャック・チーはトドメを刺そうと攻撃を加えていきますが、最終局面でブラックホールはペンタゴンに変身。

ペンタゴンはジャック・チーの攻撃を跳ね返し、何度もドロップキックを浴びせます。

ジャック・チーはフォーセットクラッシャーで、反撃を試みるもクロノスチェンジによって、自らがダメージを喰らうことに。

最後はブラックホールに戻り、フォーディメンションキルでノックアウト。

ブラックホールが勝利を収め、ジャック・チーは自害します

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 4戦目

スプリングマン・バッファローマン

vs

グリムリパー・ターボメン

第5ステップで戦っていたバッファローマン・ターボメンのリングは、ジャック・チーたちの戦いで崩壊。

第4ステップのスプリングマンたちのリングになだれ込み、タッグマッチに変更となります。

”ディアボロス”として名を馳せたバッファローマン&スプリングマン。先行で出てきたスプリングマンはターボメンを圧倒しますが、グリムリパーに交代後「イグニシフォンドレス」で状況を打開。

真の完璧超人はジョン・ドウズアロウを繰り出し、バッファローマンを追い詰めていきます。

バッファローマンは自らのダメージによって壊れた外壁を階段状に組み立て、スプリングマンの必殺技「デビルトムボーイ」を繰り出すお膳立てを完了させると、ターボメンを全身で捕えます。

螺旋壊体搾りで一気に締め上げますが、ターボメンはダメージによって蓄えたエネルギーをスプリングマンに注入。パワーのオーバーヒートによって、バネ機能を無くし、一気に攻め立てます。

瀕死の状態になったスプリングマンは、最後の力を振り絞ってバッファローマンを担ぎ、ロングホーントレインを繰り出します。

何度も襲い掛かるロングホーントレインを避けられず、ターボメンは胸を刺されて死亡。

ターボメンはノックアウト負けとなりますが、スプリングマンも力尽きて粉々になります

リング上は、バッファローマンとグリムリパーの一騎打ちに。

グリムリパーは尋常ならざる握力で、バッファローマンの体を掴んでは引きちぎっていきます。

44巻(7巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」44巻(7巻)あらすじ

正義超人編

ターボメンのエネルギーチャージを受け取ったグリムリパーは、身体能力を著しく上昇させ、バッファローマンの全身を引きちぎっていきます。

スピア・ドレスでバッファローマンの体を串刺しにすると、ファントム・キャノンで大ダメージを与えます。

グリムリパーに追い詰められたバッファローマンは「火事場のクソ力」を発動。

グリムリパーは発動を狙って、ターボメンのバッテリーを使い超人パワーを吸い取ろうとしますが、許容量(8000万)を超えたことでバッテリーは大破。

パワーが戻ったバッファローマンは、ハリケーンミキサーから超人十字架落としのコンボで、グリムリパーをノックアウト。勝利を収めます

試合後は、キン肉マンの制止を振り切ってグリムリパーの息の根を止めます。

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 5戦目

ロビンマスク vs ネメシス

リーダーであるネメシスの動きについていくロビンマスク。ハイレベルな戦いを展開します。

ネメシスはロビンマスクの実力を認めつつ「完璧超人の由来」を話します。

完璧超人の由来
その昔、天は超人の上に超人を意図的に作った。その上の超人が完璧超人の始祖。

神々は超人を生み出したが、超人たちが争い始めたことで、超人たちをせん滅することを決める。ただ、作り出した責任として、一部の神が超人となった。

その超人が、完璧超人の祖先となっている。

精神的に優位に立ったネメシスは、ネメシスドライバーを繰り出し、ロビンマスクを追いつめます。

攻勢に出るネメシスに対して、アノアロの杖を出して、ユニコーンファイヤーヘッドでネメシスにダメージを与えるも、バトルシップ・シンクで反撃をされます。

フラフラとなるロビンマスクですが、「火事場のクソ力」を発動。ネメシスに対して、タワーブリッジネイキッドを極めます。

ネメシスが必死に返そうとするなか、ロビンマスクは未完成の必殺技ブリティッシュ・スティール・エッジでとどめを刺そうとしますが、バトルシップ・シンクで返され勝負あり。

45巻(8巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」45巻(8巻)あらすじ

正義超人編

ロビンマスクをねじ伏せたネメシスは勝ち名乗りを受けます

直後、ネメシスはロビンマスクを鳥取砂丘の中へ埋めて、死亡を確定させます。

正義・悪魔超人vs真の完璧超人 6戦目

ウォーズマン vs ポーラマン

ロビンマスクの死を受けてウォーズマンはフルパワーでポーラマンに攻撃を加えます。

ペース配分を誤ってしまったことで、時間の経過とともに動きが鈍くなってくるウォーズマン。ポーラマンは攻勢に出て、ウォーズマンに攻撃を加えてマッキンリー颪を炸裂させます。

ポーラマンはベアクローを割り、とどめを刺そうと襲い掛かりますが、ウォーズマンは力を振り絞って反撃。

コンピューターでポーラマンの弱点を分析して、攻め立てるウォーズマンですが、激しい戦いで体内から煙が発生。戦える残り時間が迫ってきます。

エネルギーが尽きて、敗北したかと思われましたが、友情パワーで追加パワーをチャージ。最後の力を振り絞ると、パロスペシャルを繰り出してポーラマンを倒します

試合終了後。敗れたポーラマンは、ネメシスの介錯を受けて死亡することに。

ネメシスは試合に敗れた完璧超人たちを粛正する理由を語ります。

完璧超人粛清の理由
神の座を降りて、地上に降り立った男が完璧超人の始祖。
その男は不老不死の能力が失われることない状態で、能力の高い人物に力を分け与えていた。
永遠の命を持っている身として、敗北を受けた人物には死を与えることが掟として決まっている。

キン肉星にいるキン肉真弓(キン肉マンの父親)から、通信が入ります。

神殿にしまってある「金銀のマスク」が分裂して、「銀のマスク」のみが残り、金のマスクが無くなっていたことを告げられます。

場面は変わり、悪魔超人の長である悪魔将軍と6人の悪魔戦士のアジトへ。

悪魔将軍は「超人墓場」への侵攻を開始することを宣言します。

46巻(9巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」46巻(9巻)あらすじ

悪魔の騎士編

悪魔将軍は、聖なる完璧の山(モン・サン・パルフェ)から「黄泉比良坂」へ侵入。

するとかつての仲間だった完璧参式のミラージュマンが現れます。悪魔将軍は参式から拾式までの8人を殺害して、超人墓場を破壊する旨を伝えます。

参式は悪魔将軍の話を聞いて、リング上で決着をつけることを提案。2人は戦い始めます。

悪魔の騎士vs真の完璧超人 1戦目

悪魔将軍 vs ミラージュマン

悪魔将軍と同じ硬度10のダイヤモンドボディがあるミラージュマンは攻勢を仕掛け、カレイドコープドリルを繰り出します。

かつては互角だった2人ですが、当時からパワーアップした悪魔将軍は、ミラージュマンを軽くあしらうと地獄の断頭台を喰らわせて勝利。ミラージュマンは死亡します。

悪魔将軍は、奥の部屋に進んでいくと、墓場の動力となっている石臼がある場所へ。石臼を回す超人たちを守るため、肆式のアビスマンが現れます。

悪魔の騎士vs真の完璧超人 2戦目

悪魔将軍 vs アビスマン

体術の悪魔将軍。パワーのアビスマン。

両者は互角の争いを演じますが、アビスマンは奈落斬首刑を繰り出し、悪魔将軍の硬度調節機能を解除。

防御力を奪い、ダメージを与えますが、悪魔将軍は更に動きを鋭くして、九ヶ所封じを敢行。

大雪山おとし、スピン・ダブルアームソルト、ダブル・ニークラッシャーとアビスマンの五体を封じると、地獄の断頭台でとどめを刺します。

アビスマンが死亡したことで、悪魔将軍は石臼を破壊。悪魔の騎士たちを超人墓場に招き入れ、自身は地上へと向かいます。

石臼が破壊されたことで、完璧超人たちは超人墓場に集まり、悪魔の騎士たちとの戦いに移行します。

悪魔の騎士真の完璧超人
ジャンクマンペインマン
スニゲーターガンマン
プラネットマンサイコマン
サンシャインシングマン
ザ・ニンジャカラスマン
アシュラマンジャスティスマン

悪魔の騎士vs真の完璧超人 3戦目

ジャンクマン vs ペインマン

試合開始早々、ジャンクマンはペインマンを己の両手でジャンクするも、緩衝材で出来ているペインマンにダメージを与えられず。

ペインマンはファイヤーボールプレスで、ジャンクマンを金網にぶつけるとテリブルペインクラッチで締め落としにかかります。

47巻(10巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」47巻(10巻)あらすじ

悪魔の騎士編

意識を失いかけるジャンクマンですが、悪魔将軍との特訓を思い出し、力を振り絞って締めを解きます。

ジャンクマンは熱を発すると、空気の入ったペインマンの体は膨張。空気が詰まったペインマンは負傷すると、ジャンクマンは自らの腕を切り落として、上から攻撃。

ペインマンを挟み込み、勝利を収めます

悪魔の騎士たちは、それぞれ真の完璧超人たちと戦うことに。

悪魔の騎士vs真の完璧超人 4戦目

スニゲーター vs ガンマン

ガンマンは未来を予測できるサイクロプス(真眼)を持っており、スニゲーターの攻撃を交わすと両角で挟む「エルクホルン」を繰り出します。

さらに「エルクホルン・コンプレーサー」を繰り出して、大きなダメージを与えますが、スニゲーターは脱皮・亀への変身・コモドドラゴンへの変身を行い、反撃を行います。

キン肉マンたちと通信が繋がり、弟子のステカセキング・スプリングマンが死んだことを知り奮起。真の姿を見せてガンマンに襲い掛かるものの、ガンマンの全力を解放。

最後はエルクホルン・テンペストを繰り出し、スニゲーターを仕留めます。

イタリアのピサの斜塔で戦っていたスニゲーターとガンマン。

その姿を見たキン肉マンたち正義超人は事態の把握が出来ず、うろたえることに。すると、バッファローマンが経緯を説明します。

悪魔将軍の意図
バッファローマンたち悪魔超人は、悪魔将軍の指令によって完璧超人たちの足止めを行うために派遣された。

完璧超人のボスは、超人墓場にいる「超人閻魔」。
悪魔超人たちは超人閻魔を倒すために立ち上がった。

ネメシスたち、ナンバーズのメンバーたちは超人閻魔の指示によって、地球に襲来した。
キン肉マンたちが見せる”友情パワー”・”火事場のクソ力”によって、正義超人・悪魔超人たちが強くなりすぎ、再び戦争が起こることを恐れて、せん滅しようと計画を立てた。

悪魔の騎士vs真の完璧超人 5戦目

プラネットマン vs サイコマン

スペインのサグラダファミリアに現れたのは、バッファローマンに敗れたグリムリパー。

48巻(11巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」48巻(11巻)あらすじ

悪魔の騎士編

グリムリパーはバッファローマンにやられたと思わせて、本体は別の場所に移動しており、生き延びていました。

グリムリパーは「サイコマン(拾式)」であることを告白。

サグラダファミリアを破壊すると、プラネットマンが現れ、2人は戦い始めます。

プラネットマンがリングストーンで攻撃を仕掛けると、サイコマンは並外れた握力で反撃。

ジュピターリング・オリンポスボルケーノ・氷点下首四の字・フローズンクラッシャー、など体にある惑星から様々な攻撃を仕掛け、ダメージを与えていきます。

しかし、サイコマンはマグネットパワーを繰り出して、プラネットマンの攻撃を阻止。

マグネットパワーを使い、攻撃を繰り出すとプラネットマンは一方的にやられることに。

人面プラネットで、完璧超人たちを呼び起こしますが、サイコマンは容赦なく攻撃を加えます。プラネットマンは、ストロング・ザ・武道を呼び起こせないことに気付きます。

サイコマンは、プラネットマンを抱え込みファントムキャノンを極め、とどめを刺しての勝ち名乗り。サイコマンがプラネットマンを破ります

悪魔の騎士vs真の完璧超人 6戦目

サンシャイン vs シングマン

舞台はニューヨークへ移ると、サンシャインが登場。すると、自由の女神からシングマンが登場して、2人は対決を始めます。

巨漢同士の戦い、パワーとパワーがぶつかり合う戦い。シングマンはエクストリームショルダーアーマリーなど、攻撃を加えていき、サンシャインの体にコンクリートを混ぜます。

怯まないサンシャインは硬化した体で攻撃。ダメージを与えますが、シングマンはシングデモリッションウェーブで、サンシャインの体をバラバラにします。

49巻(12巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」49巻(12巻)あらすじ

悪魔の騎士編

サンシャインの変身を司る核を壊したシングマン。

砂になったサンシャインの体をまとめて破棄しようとしますが、砂同士が擦れて発熱したサンシャインは復活。

逆にシングマンの体内に砂を入れ込み、立場を逆転します。

シングマンの機動力を奪ったサンシャインは新技「サンド・セメタリープレス」で、シングマンを仕留めます。

悪魔の騎士vs真の完璧超人 7戦目

ザ・ニンジャ vs カラスマン

舞台は京都の銀閣寺。池からザ・ニンジャが登場すると、空から完璧超人玖式のカラスマンが降り立ちます。

銀閣寺の特設リングで戦い始める2人。

素早い動きを見せるザ・ニンジャに対して、カラスマンはそれ以上の動きを見せて優勢に試合を進めると、体躯鸚鵡返し、クロウビークでザ・ニンジャにダメージを与えます。

ザ・ニンジャは攻撃を受けながら、カラスの羽を集め「水鳥羽輪の術」を繰り出し、火で包もうとします。

カラスマンは羽を自在に操るとクロウフェザーファイヤーボールで反撃。クロウズ・ボムズアウェイで、大ダメージを与えます。

煙幕を使い、反撃を加えるザ・ニンジャ。カラスマンにダメージは与えるものの、攻撃を返され、必殺技「鴉の早贄刺し」を喰らってしまいます。

追い詰められるザ・ニンジャですが、応援に駆け付けたブロッケンJrたちのエールにより復活。

復活したザ・ニンジャは悪魔忍法クモ糸縛りで動きを封じて、攻撃を仕掛けるも、体躯鸚鵡返しで体を入れ替えられます。

ここでザ・ニンジャは顔写しで再度体を入れ替えて、とどめを刺し、勝利を収めます。

50巻(13巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」50巻(13巻)あらすじ

悪魔の騎士編

悪魔の騎士vs真の完璧超人 8戦目

アシュラマン vs ジャスティスマン

魔界にやってきたアシュラマン。王の帰還に配下たちはひれ伏すなか、太古に”裁きの神”と言われたジャスティスマンが登場。

試合開始早々、アシュラマンは阿修羅魚雷、竜巻地獄などの技を繰り出しますが、ジャスティスマンは物ともせず全てを防ぎきると、アシュラマンの腕の破壊工作に動きます。

ジャッジメントアヴェランチャーによって、4本の腕をもがれたアシュラマン。

必殺技の阿修羅稲妻落としも防がれたことで、アシュラマンは自身の持つ2本の腕を破壊。亡くなった悪魔超人の腕を再生して、再び戦い始めます。

以前よりパワーアップして、攻撃を仕掛けるアシュラマン。改良型阿修羅バスターでジャスティスマンに致命的なダメージを与えた…、と思われましたが、ジャスティスマンは無傷。

ジャスティスマンは再生した腕を再び破壊していき、最後はジャッジメント・ペナルティを繰り出すと、アシュラマンは腕をもがれ、顔面もボコボコにされてノックアウト。

ジャスティスマンが勝ち名乗りを上げます

51巻(14巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」51巻(14巻)あらすじ

悪魔将軍編

超人墓場にやってきたネメシス。

墓場内を調査していると、玉座に座っている悪魔将軍に出会います。

己の理想を語る悪魔将軍ことゴールドマン。自分を含めた完璧超人の始祖たちを絶滅させるために、始祖のダンベルを集めていることを明かします。

考えを共有することが出来ないネメシスが、襲い掛かるものの悪魔将軍は一蹴し、地上へと戻っていきます。

悪魔将軍が超人墓場から立ち去った後、キン肉マンたちの前に、ストロング・ザ・武道が現れます。

武道はキン肉マンと戦うことを望みますが、サンシャインとザ・ニンジャを連れて悪魔将軍が登場。

悪魔将軍は武道が、「超人閻魔」であり、始祖零号の「ザ・マン」であることを明かします。

正義超人軍vs悪魔将軍勢vs完璧超人始祖の三つ巴の対立となったことから、マッスル・ハリボテは「許されざる世界樹」での決戦を提案。

4ヶ所の試合会場で戦うこととなります。

正義超人
悪魔超人
真の完璧超人
バッファローマンガンマン
ラーメンマンネメシス
ブロッケンJrサイコマン
テリーマンジャスティスマン

52巻(15巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」52巻(15巻)あらすじ

悪魔将軍編

悪魔将軍勢vs真の完璧超人 1戦目

バッファローマン vs ガンマン

お互いに角を持つ巨体同士、力と力のぶつかり合いで互角の展開を披露します。

力では優勢を誇るガンマンですが、バッファローマンはロングホーン・デビルシャークで攻撃を加えていきます。

必死に攻撃を仕掛けるも、ガンマンの優勢は変わらず。ガンマンは”真眼”でバッファローマンが力を出し切れていないことを看破。

キン肉マン・悪魔将軍から激を貰ったバッファローマンは、フルの力を解放し、互角の戦いを展開します。

真眼を使って有利に戦うガンマンは、必殺技であるエルクホルン・テンペストを繰り出し、瀕死状態まで追い込んでいきます。

バッファローマンは、ガンマンと武道の関係性を疑い、動揺を誘うと最後の力を振り絞って新奥義「ハリケーン・ギガブラスター」を繰り出し、勝利を収めます。

悪魔将軍勢vs真の完璧超人 2戦目

ラーメンマン vs ネメシス

ラーメンマンは、ネメシスと戦っているうちに、”ネメシスはキン肉一族の人物ではないのか”という疑問を投げかけます。

すると、ネメシスは自身の過去を語りだします。

ネメシスの過去
ネメシスはキン肉一族に生まれた天才児だった。
兄がいたため王位継承権は持っていないかったが、あまりにも才能が突出していたため、兄に王位を継がせたい一派によって、幽閉され存在を亡き者にされていた。

ネメシスの兄は、キン肉マンの祖父キン肉タツノリだった。処刑に動いたのは元老院だった。

53巻(16巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」53巻(16巻)あらすじ

悪魔将軍編

タツノリの計らいによって、牢獄を脱出したネメシス。単身でモンサンミシェルへと向かい、超人墓場へ行くと門番であるミラージュマンと戦い始めます。

ミラージュマンに力を認められたネメシスは完璧超人の仲間入りを果たすことに。

ラーメンマンは、自身もかつて完璧超人入りを目指していたことを告白して、戦いを再開。

得意のキャメルクラッチでネメシスを締めあげるものの、柔軟な体で技を返すとネメシスドライバーを炸裂させます。

瀕死の状態になったラーメンマンを「極・吊り天井固め」で痛めつけ、とどめを刺すべくバトルシップ・シンクを繰り出します。

ここでラーメンマンは「火事場のクソ力」を発揮。レッグラリアットで足掛かりを作ると心突錐揉脚から、必殺技の九龍城落地を決めます。

勝負が決まったかと思いきや、ネメシスは友情パワーでノックアウトを回避。力を吹き返したネメシスは、マッスル・スパークでラーメンマンを倒します

悪魔将軍勢vs真の完璧超人 3戦目

テリーマン vs ジャスティスマン

テリーマンとジャスティスマンは、お互いに技を繰り出しますが、ジャスティスマンはノーダメージ。

ジャスティスマンは、この勝負に敗れたら正義超人と認めると約束したことから、テリーマンはブルドッキングヘッドロックやスピニングトゥホールドを繰り出し、攻め立てます。

54巻(17巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」54巻(17巻)あらすじ

悪魔将軍編

冷静沈着なジャスティスマンは、テリーマンの攻撃を全て受け止め、微動だにせず。

テリーマンは攻め方を変えて、空中殺法を使いますが、イレギュラーな攻撃にも対応して攻撃を返すとジャッジメント・クラッシュを決めます。

片腕が使い物にならなくなり、古傷の膝を痛めたテリーマン。満身創痍になりながら、ロープを使いテキサス・ツイスターを繰り出し、ダメージを与えると技を避けたところをカーフブランディングで叩きつけます。

渾身の必殺技を喰らったジャスティスマンですが、ダメージは軽微。

力を失ったテリーマンに対して、ジャッジメント・アヴェランチャーを喰らわすとジャッジメント・ペナルティでフィニッシュを決めます。

息の根を止めたかに思われましたが、意識を保ち戦う姿勢を見せるテリーマン。テリーマンの不屈の闘志に、未来を感じたジャスティスマンは試合を棄権して、テリーマンに勝ちを譲ります

悪魔将軍勢vs真の完璧超人 4戦目

ブロッケンJr vs サイコマン

テリーマンに勝ちを譲ったジャスティスマンに怒り心頭のサイコマン。ブロッケンJrを圧倒していきます。

ブロッケンJrはゾーリンゲンの鈍色刃・ブレーメンサンセットなどを繰り出すものの大きなダメージを与えることが出来ず、イグニシォン・ドレスを喰らうことに。

握力勝負になった2人ですが、サイコマンがブロッケンJrの拳を砕き、フィニッシュホールドであるスピア・ドレスを炸裂させます。

とどめを刺そうとしたときに、キン肉星からシルバーマンが駆けつけます。久しぶりに再会したサイコマンとシルバーマン。

正義超人の始祖であるシルバーマンは、完璧超人のスパイであったことが明かされます。

55巻(18巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」55巻(18巻)あらすじ

最終決戦

サイコマンはリフトアップスラムで、とどめを刺すとシルバーマンのブロッケンJrの処遇を任せます。

同士の帰還に歓喜するサイコマン。しかし、シルバーマンはキン肉マンたち正義超人の存在を認め、正義超人を駆逐しようとする完璧超人軍に対して苦言を呈することに。

シルバーマンの意見に我慢が出来なくなったサイコマンは、戦って決着をつけようと提案。エクストラマッチとして、戦いだします。

ゴールドマン勢vs真の完璧超人 1戦目

シルバーマン vs サイコマン

シルバーマンは鉄壁の防御を見せて、サイコマンの攻撃を凌ぐと攻撃を加えます。

サイコマンは距離を取って、ブランクの長いシルバーマンを攻撃。シルバーマンは肉のカーテンで、攻撃を凌ぎますが、サイコマンはシルバーマンの顔を掴み、必死に抵抗。

決して顔から手を離さないサイコマン。シルバーマンにマグネットパワーを植え付けることに成功します。

完璧超人の中でも邪道とされていたマグネットパワー。サイコマンとザ・マンだけが、マグネットパワーの力を認めて解放。超人パワーを人工的に生成する「禁断の石臼」を作ったのでした。

マグネットパワーでシルバーマンの体を自在に操るサイコマン。クロスボンバーを決めると、エネルギーを放出する鍵穴を出現させ、最大出力のマグネットパワーを放出。

シルバーマンを捕えて拾式奥義「輪廻転生落とし」を決めます。

56巻(19巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」56巻(19巻)あらすじ

最終決戦

奥義を決められて勝負アリと思われたものの、ブロッケンJr戦でリングが歪んでいたことから、シルバーマンは九死に一生を得ます。

シルバーマンはサイコマンに友情を説き、味方になるよう説得しますが、サイコマンはサーベルサンダースコール・ロンゲストサンダーアローで攻撃を加えていきます。

攻撃を避けながらサイコマンに近づいたシルバーマンは、弐式奥義「アロガント・スパーク」を決めて、サイコマンをノックアウト。

試合はシルバーマンの勝利となります。

試合に勝利したシルバーマンはネメシスに対して、「アロガント・スパーク」の究極形態はキン肉スグルがスーパーフェニックスを相手に繰り出した「マッスル・スパーク」だけだと説きます。

この言葉に触発されたネメシス。マッスル・ハリボテらにエスコートされて、キン肉マンとの対決が決定。

一方、サイコマンから”始祖のダンベル”を奪い取ったシルバーマン。

バッファローマンやテリーマンが持っているダンベルをまとめて悪魔将軍に渡します。全てのダンベルを揃えた悪魔将軍(ゴールドマン)。

超人墓場に全てを収めて、完璧超人の始祖を全て亡き者にしようと動きます。

悪魔将軍(ゴールドマン)の狙い
何億年も生き続ける完璧超人の始祖たち。
今後、超人界が発展するために、自分たちの存在は邪魔になると思ったゴールドマンは、始祖のダンベルをすべて集めて封印を解き、自らを含めた全員を消去しようと考えていた。

全てのダンベルを超人墓場の祭壇に捧げますが、消えたのはサイコマン1人のみ。

サイコマンは祭壇に仕掛けをして、万が一装置が作動した場合は、自分だけが消えるように仕組んでいました。

サイコマンは消滅していき、もともと実体がキン肉星にあったシルバーマンも消滅するのでした。消滅しなかったザ・マンことストロング・ザ・武道は、最終決戦の準備を行い

  • キン肉マンvsネメシス
  • 悪魔将軍(ゴールドマン)vsザ・マン(ストロング・ザ・武道)

最後の2戦を行うことを告げます。

ゴールドマン勢vs真の完璧超人 2戦目

キン肉マン vs ネメシス

キン肉マンとネメシスは、「許されざる世界樹」に導かれ甲子園球場で試合をすることに。

57巻(20巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」57巻(20巻)あらすじ

最終決戦

翌日に試合が決定した2人は、カプセルに入って体力の回復を図ります。

キン肉マンは、ロビンマスク・ラーメンマンを立て続けに破ったネメシスの強さを恐れ、戦いから逃げ出そうとカプセルから脱走。

町へ向かおうとしますが、途中でネプチューンマンとピークア・ブーと出会います。完璧超人としての立場を捨てていないネプチューンマンは、「ネメシスに勝利して、彼を救ってほしい」と依頼。

逃げ腰だったキン肉マンは闘志を取り戻し、翌日の試合を迎えることに。

甲子園球場に姿を現したキン肉マンとネメシス。

悪魔将軍、ストロング・ザ・武道、その他正義超人や観客が見守るなか、運命の1戦が始まります。

序盤は、お互いがっぷりよつに組み合う展開も、徐々に力が上回るネメシスがペースを掴み始めます。

キン肉マンは肉のカーテンで必死に防御をすると、師匠であるカメハメから伝授された48の必殺技「超人絞殺刑」を繰り出します。

力で技を返したネメシスは変形のブルドッキング・ヘッドロックでダメージを与えると、その後も殺人技を仕掛けて、キン肉マンの命を奪おうとします。

キン肉マンは火事場のクソ力でネメシスの攻撃を返すとキン肉バスターへ移行。しかし、ネメシスも火事場のクソ力を見せて、逆にペルフェクシオンバスターを決めます。

58巻(21巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」58巻(21巻)あらすじ

最終決戦

ペルフェクシオンバスターを喰らったキン肉マンは失神。カウントダウンが始まりますが、ネメシスはキン肉マンを起こして、戦いを強要します。

2人が戦うリングサイドに現れたのは、キン肉マンの父親であるキン肉真弓。彼はネメシスがキン肉マン達に話した過去が間違っていると主張します。

キン肉真弓の主張
幼少期の真弓とハラボテは一緒に遊んでいると、施錠された扉を発見。
扉の隙間から中に入ると、王であるタツノリの弟であるサダハル(ネメシス)が幽閉されていました。

サダハルは、タツノリが揉めずに王になれるよう、自ら身を引いたことを真弓とハラボテに説明していました。

ネメシスは事実を受け止めつつも、完璧超人入りしたあとのキン肉星の事件について語りだします。

ネメシスが見た過去
タツノリは民のことを第一に考える立派な王だったが、私腹を肥やす腐った役人たちにとっては疎ましい存在。
役人たちは利権を守るため、タツノリを3日3晩幽閉して拷問を行った。
その時に生まれたのが「肉のカーテン」だった。

ネメシスは人の汚さを目の当たりにして、自らが完璧な存在になり、下の者を支配することを選択。

キン肉マンに完璧超人に入るよう促すネメシス。しかし、キン肉マンはネメシスに対して「人を信じる強さがない」と一蹴。2人は再び戦い始めます。

感情的になったネメシスは一気に攻め立て、ネメシスドライバーの態勢に。しかし、キン肉マンは火事場のクソ力を発揮してキン肉マンドライバーを喰らわせます。

ダメージを喰らうネメシスですが、セコンドにピークア・ブー・ネプチューンマンの激を受けて復活。

キン肉マンの風林火山を返すと、必殺技である「バトルシップ・シンク」を炸裂させます。

必死にロープを掴んだキン肉マンは、技の威力を半減させ、なんとか生き延びます。一方のネメシスも体力の限界が近くなっており、2人の戦いは佳境に。

キン肉マンは、マッスル・スパークを仕掛けますが、ネメシスは火事場のクソ力を発揮。体を入れ替え、シルバーマンが繰り出したアロガント・スパークを仕掛けることに。

技は見事に決まりますが、ネメシスは技の反動でマスク・鎧が半壊。キン肉マンも、命からがら生き延びて、再度マッスル・スパークを繰り出します。

火事場のクソ力を出して、マッスル・スパークを決めたキン肉マン。ネメシスを破ります

59巻(22巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」59巻(22巻)あらすじ

最終決戦

戦いに敗れたネメシス。完璧超人の掟に基づいて、自害をしようと試みます。

ネプチューンマン、ピークア・ブーが、必死にネメシスの自害を止めようとしますが、ネメシスはストロング・ザ・武道に自らの殺害を依頼。

リングに上がったストロング・ザ・武道。ネプチューンマンは武道と戦ってでも、ネメシスの命を救おうと揉め出します。

この場に現れたのは、悪魔将軍。

ザ・マン(ストロング・ザ・武道)のやり方に最初に意見をしたゴールドマン。彼は悪魔将軍と姿を変えて、姿をとの最終決戦に向かいます。

ゴールドマン勢vs真の完璧超人 3戦目

悪魔将軍 vs ストロング・ザ・武道

ゴールドマンとザ・マンは、オーストラリアのエアーズロックへと場所を移して、戦闘を開始。

完璧超人界のトップと悪魔超人界のトップとの戦いはがっぷり四つとなり、序盤はお互いに技を繰り出す展開に。

悪魔将軍は得意の「地獄の九ヶ所封じ」の1つ目である大雪山落とし、2つ目・3つ目のスピンダブルアームソルトを仕掛けますが、スピンダブルアームソルトはストロング・ザ・武道に返されます。

武道は逆に「地獄の九ヶ所封じ」の4つ目と5つ目であるダブルニークラッシャーで反撃。「零の力」と言われる超人パワーの吸い取りながら、超人圧搾機を見せて反撃。

悪魔将軍は必死に抵抗して、地獄の断頭台を繰り出すも、冥府頭壊手で返されてしまいます。

ダメージを受けた悪魔将軍は、全身の硬度を上げて対抗姿勢を見せます。

60巻(23巻)のあらすじ

「キン肉マン 完璧超人始祖編」60巻(23巻)あらすじ

最終決戦

ダイヤモンドのように硬くなった悪魔将軍は、ダイヤモンドソードで切り付けますが、ストロング・ザ・武道も同じく硬度を高めて対抗。

武道は無欠雁字搦めで、悪魔将軍を締め上げます。悪魔将軍は軟体ボディーで脱出。

軟体になった悪魔将軍は、スカル・クラッシュでストロング・ザ・武道の頭を締め付けます。悶絶するストロング・ザ・武道は必死にスカル・クラッシュを外すと、ザ・摩天楼を倒した兜砕きを炸裂させます。

そして、零の力を解放して奥義「千兵殲滅落とし」を喰らわせます。

ノックアウト負けしたと思われるなか、悪魔将軍は謎の力で立ち上がります。

その力は、キン肉マンたちの友情パワーに似た形ながらも違う力。感情を持たない悪魔将軍は、情ではなくザ・マンが持っていた完璧な力を崇拝することでパワーを発揮。

硬度10のダイヤモンドを超えるロンズデーライトパワーを発揮して、ストロング・ザ・武道に攻撃を加えます。

武道は最後の力を振り絞って、千兵殲滅落としを繰り出します。しかし、武道を上回る硬度を持つ悪魔将軍は、武道のヒザを破壊。

悪魔将軍は、地獄の断頭台を改良した「神威の断頭台」を繰り出し、ストロング・ザ・武道をノックアウトします

試合に勝利した悪魔将軍は、ストロング・ザ・武道にトドメを刺そうとしますが、キン肉マンが止めに入ります。

キン肉マンが己の命を惜しまず、体を張って止めたことで悪魔将軍は、ストロング・ザ・武道の殺害を取りやめるのでした。

  • 今後、超人墓場で働き、一生表舞台に立たないこと。
  • 完璧超人に与えられた不老不死の能力を解除すること。

上記を約束するのでした。

最終回のあらすじ(60巻)

全ての戦いが終わった悪魔将軍。

バッファローマン・サンシャインと共にリングから去っていく悪魔将軍。

途中で呼び止めたキン肉マンは、悪魔超人軍が関与したことで完璧超人の攻撃を防げたことに対して、御礼を述べます。

悪魔将軍はキン肉マンに対して「成長したな」と声を掛けながらも、いつか悪魔超人を率いて侵略する可能性があることを告げ、去っていきます。

去っていく悪魔将軍の後ろには、アシュラマン、ザ・ニンジャ、ブラックホールら、今まで戦ってきた仲間たちの幻影が映っていました。

ストロング・ザ・武道ことザ・マンは、ネメシス、ピークア・ブー、ネプチューンマンなど、後進の完璧超人たちに後のことを任せて、隠居することを約束するのでした。

ネメシスとピークア・ブーはキン肉マンとの再戦を約束して、去っていくのでした。

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まとめ

ここまで、「キン肉マン完璧超人始祖編」のあらすじ・最終回を解説しながら、試合結果の一覧をまとめました。

キン肉マンⅡ世では、チラホラと悪い口コミも見られましたが、「キン肉マン完璧超人始祖編」では往年の正義超人・悪魔超人が現れ、試合やストーリーのテンポもよかったことから大絶賛の嵐。

かく言う私も、往年のキン肉マンファンとして胸アツな展開に感動してしまいました。

当時のキン肉マンファンはもちろん、新規の読者もハマる要素が満載なので、是非漫画を読んで楽しんでください!

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この記事の監修者

ギャンラブ管理人モト

蒼井ユウ|漫画考察ライター/元週刊誌編集者

週刊漫画誌の編集部にて10年勤務。構成・キャラ分析・伏線回収など「読者が見落としがちなポイント」を深掘りする記事を執筆中。

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