【ネタバレ注意】漫画「なれの果ての僕ら」のあらすじ・最終回解説!登場人物・死亡キャラも一覧でまとめてみました。
2024.11.01更新
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漫画「なれの果ての僕ら」は2020年から「マガジンポケット」にて連載されていた大人気漫画です。
漫画「なれの果ての僕ら」のコミックスは全8巻がリリースされています。
今回は漫画「なれの果ての僕ら」のあらすじや最終回を紹介しつつ、登場人物・死亡したキャラクターついてもまとめてみました。
初版発行日 | 2020年4月17日発売 |
作者 | 作者:内海八重 |
巻数 | 全8巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス漫画 |
Wikipedia | 「なれの果ての僕ら」のWikipedia |
「なれの果ての僕ら」冒頭のあらすじ
ブロローグ
発生から52時間23分後
約3日間に及んだ四ノ塚小学校旧校舎での立てこもり事件は機動隊の突入をもって解決された
首謀者はこの学校の卒業生である夢崎みきお
彼は同窓会と称してかつてのクラスメイトを8月19日に呼び集め、そのまま監禁した。
事件発生直後の話
- 事件発生直後の話
- 1名が硫酸による化学熱傷及び呼吸困難により死亡
その日のうちに2名の犠牲者が出る。死因は毒物による中毒死
事件2日目、彼らは仲間同士で殺し合いをはじめた。
その結果、1人は頭部が砕け散り、2人は内臓が破裂し、それぞれ死亡
そして首謀者の夢崎みきおを死亡した。
首謀者が死亡したにも関わらず、その日の夜2名が投身自殺
死体は全裸で抱き合っていた。
事件3日目、激しい争いが発生し、2名が死亡した。
事件解決までに命を落とした者は合計12名
事件発生の2週間前より、この物語ははじまるのでした。
「なれの果ての僕ら」登場人物一覧
漫画「なれの果ての僕ら」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。
終盤から登場する人物もいますので、「なれの果ての僕ら」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。
「なれの果ての僕ら」に出てくる登場人物は以下の通りです。
- クラスメイト(登場人物)
- 夢崎みきお
真田透:相性はネズ
桐嶋未来:ネズの彼女
中座貴司:相性はタカポン
早乙女菊也
雨宮鈴子
杉田将矢(SHOW-YA)
橘公平:委員長
長谷部弘二
黒田大輝
水野カイト
葉月依利奈
及川龍雄
梶原絃
犬飼陽一
坂本大聖
安藤いろは
石井礼夏
倉本由美
小山内彩
月岡小紅
溝口隼也人
山口茉莉花
小清水唯
相沢すみれ
谷口
桜庭橋子先生
- その他の登場人物
- 夢崎亜夜子:みきおの母親。心理学者
「なれの果ての僕ら」本編のあらすじ
「なれの果ての僕ら」本編のあらすじを紹介します。
まだ「なれの果ての僕ら」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
8月5日
ネズ(真田透)は彼女である未来と同窓会の招待状について話をしていました。
企画したのは夢崎みきお。
取り壊し予定の旧校舎に2泊3日で泊まり込みという条件ながら、小学校時代のみきおの統率力から何も疑わずに参加する事を決めます。
2人は付き合っている事を内緒にしつつそれぞれ参加します。
8月19日(毒のリレー)
ネズは懐かしさを感じつつ母校へと入っていきます。
教室に入ったネズは旧友との再会を喜び、雑談に華を咲かせます。
小学校時代に委員長を務めた橘はみきおが学校内に簡易トイレや宿泊施設を設置してくれたことを伝えます。
発起人のみきおが現れない事を噂し始めた時、みきおがロッカーから飛び出します。
突飛なみきおの行動に戸惑いながらも再会を喜ぶクラスメイトたち
あと「谷口がくれば全員が揃う」と話している中、みきおは谷口は既に来ていると言い段ボールを指さします。
冗談だと思ったクラスメイトが段ボールを開けると谷口のバラバラ死体が入っていました。
みきおは谷口を殺した事を自白
タカポンはみきおの常軌を逸した行動に恐怖を抱き、学校の外に出ようと考えますがみきおが仕掛けた硫酸の罠に引っかかり死亡。
突然の出来事に戸惑いながらもクラスメイトたちはみきおを抑えようと構えますが、みきおはピストルを持ち出してクラスメイトたちを威嚇。
みきおの用意したゲームに乗せていきます。
煮え切らない思いを抱えつつも教室に戻ってきたネズたち
みきおは何故このような仕掛けをしたのかを語ります。
- みきおが罠を仕掛けた理由
- 以前、パニックホラー系の映画を観た
そこで「人の善は極限状態でどこまで耐えられるのか」という事に興味を持った。
そう思ったら居ても立っても居られなくなり6年2組のメンバーで試してみようと思った
みきおは次なるゲームを6年2組に課します。
そのゲームとは毒のリレー
- 毒のリレー
- ある1名が毒を飲む
解毒するには2人目が毒を飲む必要がある。
このループを7回繰り返して、仲間たちの信頼関係を問う
みきおはネズに毒を飲ませて、2人目に溝口を飲むように指名。
しかし、溝口は恐怖から飲むことを拒否。
今回は練習ステージでネズは実際に毒を飲んでおらず死亡する事はありませんでした。
ここでみきおは本番と称し、本物の毒を飲ませます。
最初に指名したのは溝口。
溝口はみきおによって無理矢理毒を飲まされます。
2人目として指名されたのは橘公平。
橘は毒を飲むことに一旦抵抗を覚えますが、なんとか毒を飲み干します。
3人目として指名されたのは雨宮鈴子
雨宮は毒を飲むか飲まないか検討しますが「学生時代に橘によって酷いイジメを受けた」事を告白
橘が謝罪したら毒を飲むと宣言すると橘は土下座して謝罪し、雨宮は毒を飲み干します。
4人目は3人の候補から選ぶ形を取ります。
候補になったのは長谷部弘、黒田、水野の3人
3人は自分は毒を飲みたくないためなすりつけ合いを始めます。
毒の候補が出始めた雨宮は体を売る代わりに黒田に毒を飲んで貰おうと交渉し、その交渉に乗った黒田は毒を飲みます。
5人目として指名されたのは小清水
小清水は雨宮と仲が良かった事から色仕掛けに乗った黒田に強い嫌悪感を持っていましたが、小清水は嫌悪感を伝えつつ毒を飲みます。
6人目は親友カードが選ばれ、親友のみが毒を飲む資格を得る形となります。
ただ小清水の親友である雨宮は一度毒を飲んだことで指名が不可となり、親友がいない小清水は死亡してしまいます。
7人のリレーが続かなかった事から再度毒のリレーが始まります。
倉本が最初に毒を飲みますが、今回はスムーズにリレーが回り実験は成功となります。
8月19日(食事での出来事と裁判)
毒のリレーが終わった事でみきおは食事を用意します。
毒が入っているかどうかを疑いながらご飯を食べるクラスメイトたち
ネズはご飯を食べた後、みきおの元へと向かいます。
みきおは持っている毒が2つ無くなっている事をネズに告げます。
ネズはみきおではない誰かがクラスメイトを殺害しようとしている可能性を考え、急いで教室へと戻ります。
ネズがクラスメイトにみきおの話を打ち明けた後、相沢すみれが死亡します。
相沢が死亡した後、誰が毒殺したのか口論になります。
水野の提案で各人を身体検査して、毒に入った瓶を持っている人間を探そうとします。
身体検査をしていくと桐嶋未来が毒瓶を持っている事が発覚します。
ただ中に毒が入っている事から未来は容疑者から解放され、もう一つの瓶を持っている人物を探し出します。
ユーチューバーをやっているSHOW-YAは山口茉莉花を別室に呼び出します。
動画を取る癖があるSHOW-YAは山口茉莉花がカレーに毒を入れているシーンを偶然に取っていました。
SHOW-YAは山口に対して、見逃す代わりに体の関係を求めます。
山口はSHOW-YAから逃げますが、捕まってしまい相沢殺しが全員にバレてしまいます。
水野はこのまま殴り殺そうとしますが、山口は「相沢たちは学生時代に自分をずっとイジメていた」と主張すると梶原が学級裁判を行おうと提案します。
この提案を聞いたみきおは自らが裁判長となり裁判を始めます。
山口は相沢たちのイジメの内容を告げると「山口を罰する」事と同時に「山口をイジメた小山内、倉本も罰するべき」という意見が出始めます。
腕力の強い水野が異議を唱えますが、いじめられていた面々がいじめっ子も罰するべきと意見をして多数決で双方を罰する事が決まります。
山口は片腕・片足の骨を砕く
小山内と倉本は両手の指を1本ずつ砕く
上記の量刑に決まります。
みきおは裁判中流暢に意見を語り続けてきた梶原に刑の執行を指示します。
安全圏から物を語っていた梶原は一気に青ざめますが、みきおは強制的に刑を執行させます。
この光景を見ていたネズは刑の執行を代行しようとしますがみきおに殴られ気絶してしまいます。
その後は梶原が刑を執行し、裁判は終了します。
8月19日(レクリエーション)
裁判が終了した後、みきおはレクリエーションを行います。
実施した内容は「クラスメイトを4班に分けて、就寝まで仲良くする」というもの
リーダーと副リーダーを決めて問題が起きそうになったら対処する。
仲良く出来なかったグループは連帯責任で全員にペナルティがある
班分けは以下のように行われます。
- レクリエーションの班分け
- 6-2:月岡、長谷部、雨宮、しょーやん、坂本、石井
6-3:ネズ、犬飼、桐嶋、安藤、桜庭先生
6-4:梶原、倉本、黒田、山口、橘、及川
5-1:水野、小山内、早乙女、葉月、溝口
みきおは各グループでポイントを競う「監獄ロックでロックンロール実験」という実験を始めます。
- 監獄ロックでロックンロール実験
- リーダー・副リーダーは看守。
残りのメンバーは囚人。
看守は囚人に対して何をしても良い
顔を殴ると10P、骨を折ると50P、爪を剥いだら70P、殺害すれば1000Pなど行動によってポイントが決められている。
一番ポイントが低かったグループの看守2名は殺害される
一番ポイントが高かったグループは明日の実験を免除
全グループ0点で終われば全ての実験は終了となり即解放
各グループのリーダー(看守)たちは誰も殴らないように務め過ごします。
そして夜中0時。
リーダーたちはみきおに呼び出されてポイントを確認されます。
6-3、6-4、5-1は0ポイントとなりますが、月岡のいる6-2は2530ポイントを叩き出します。
月岡は隣の教室にいるネズグループから物音が聞こえた事から0ポイントのまま過ごす事が不安になり、みきおの実験に乗ってしまいます。
月岡グループは全員で暴力を分担せずに1人に集中攻撃を加えようと考え、標的となった石井礼夏に激しい暴行を加えてしまうのでした。
下位3グループが0ポイントだった事からみきおからの罰は与えられませんが、月岡グループには大きな不協和音が覆います。
翌日、坂本の頭部が切り離された死体が発見されます。
みきおは坂本への殺人に関与していないと言い、犯人に名乗り出るよう警告しますが、坂本を殺害した犯人は現れません。
8月20日(不人気投票)
ネズの善性がある行動に少しずつ感化されていくクラスメイトたち
そんなクラスメイトを分断する為、みきおは新しい実験を行わせます。
その実験とは「不人気投票」
- 不人気投票
- 実験参加者のうち1名記名して投票を行う。
一番票の多い人間が罰を受ける。
ネズは全員自分の名前を書くよう指示をします。
この指示に従ったクラスメイトたちは全員が同点で1票という状態になり、この実験での被害者は出ません。
8月20日(2者面談)
ネズの善性がある行動に少しずつ感化されていくクラスメイトたち
クラスメイトたちは食事の時間に入りますが、ネズはみきおのいる部屋へと向かいます。
ネズは昨日の学級裁判の後にこっそりみきおの部屋に来るよう指示を受けていたのでした。
みきおは筆談で会話を盗聴されている可能性に触れ「みきおの行っている実験を乗っ取ろうとしている人物がいる」と知らせます。
そしてその第一容疑者が桐嶋未来であると伝えます。
みきおを信じていいのか迷うネズ
そんなネズを差し置いてみきおはクラスメイトとの二者面談を行います。
みきおは面談者に「一番嫌いな人間」と「一番気になる人間」を聞きます。
全員と面談したみきおは面談の結果を公開
一番気になる人間として「安堂いろは」を挙げた人が多かったと発表します。
夜中に席を外していた安堂いろはは周りから坂本殺しの最有力容疑者として疑われていたのでした。
安堂は生理になった事を告白。
SHOW-YAは安堂を疑い犯人だと決めつけますが、具体的な証拠が何もないなかで身勝手に疑う事を周りから責められ意気消沈するのでした。
8月20日(花いちもんめ改)
みきおは次なる実験「花いちもんめ改」を行います。
- 花いちもんめ改
- クラスメイトを天使と罪人に分ける(天使10人、罪人11人)
罪人は二者面談で嫌いな人として選ばれた人間
天使は1人ずつ助けたいと思う罪人を選ぶ
天使は1人ずつ不要だと思う罪人を選び、肌に10センチ以上に切り傷を作る
最後に残った罪人がいらない人間として厳しい罰を受ける
最初に指名するのは早乙女
早乙女はネズの想いを汲み取って桐嶋未来を救い出し、ネズを不要と選びます。
続く倉本は水野を救い出しますが、不要な人間を選べず。
代わりにみきおが罪人全員を傷つけます。
3番手の石井は山口を救い出し、月岡小紅を不要と選びます。
4番手の橘は雨宮を救い出し、ネズを不要と選びます。
5番手の安藤は溝口を救い出し、SHOW-YAを不要と選びます。
ここからずっとヘイトをまき散らしていたSHOW-YAに矛先が向きます。
6番手の犬飼は桜庭先生を救い出し、SHOW-YAを不要と選びます。
7番手の葉月はネズを救い出し、SHOW-YAを不要と選びます。
8番手の小山内は長谷部を救い出し、SHOW-YAを不要と選びます。
ここでみきおは主体性のない小山内にイラつきを覚え、正当な理由なくSHOW-YAを選んだ事を認めずに罪人全員を傷つけます。
9番手の及川は黒田を救い出し、SHOW-YAを不要と選びます。
最後の影山は月岡を救い出し、SHOW-YAを不要と選びます。
SHOW-YAを攻撃する事で「花いちもんめ改」は終了します
8月20日(ネズvsみきお)
みきおは次なる実験「花いちもんめ改」を行います。
実験終了後、みきおは誰が誰を嫌いな人としてピックアップしたかまとめた表を張り出します。
多くの人間がSHOW-YAを指名した事によってSHOW-YAの精神は崩壊。
屋上へと昇り消火器を手に取ったSHOW-YA。
ネズたちはSHOW-YAを追って屋上へ向かうと屋上には大量の血痕が残っていました。
ここで坂本が殺害された事が明らかになります。
SHOW-YAは消火器を振り回してクラスメイトたちに襲い掛かります。
振り回した消火器によって激しく腹部を殴られた桐嶋未来は内臓破裂で死亡
狂乱したSHOW-YAはみきおを殺害しようとみきおの部屋に向かいますが、拳銃で狙撃されその後もボコボコにされてSHOW-YAは死亡してしまいます。
その後、みきおの部屋に呼ばれたネズ。
ネズはこの実験の目的をみきおから聞かされます。
- 実験の目的
- みきおは母親で心理学者である夢崎亜夜子の影響を受けていた。
夢崎亜夜子は殺人を犯している狂気を持った人間だった。
亜夜子とサイコホラーの映画を観ていたみきおは人の善性について実験をしたい欲求を打ち明けると亜夜子は確固たる善性を持っている人間で試してみたらと提案
究極の善性を持っているネズを試すために今回の実験を行った。
みきおは実験の仕上げとして「ネズがみきおを殺害できるかを試す」ために拳銃を渡します。
拳銃を受け取ったネズですが、みきおを殺害せず…
今回の実験を終わらせるチャンスを見逃し、他の生徒から白い目で見られるようになります。
8月20日(王様ゲーム)
みきおは次なる実験「王様ゲーム」を行います。
- 王様ゲーム
- くじでグループ分けを行う
1時間以内にグループごとに1人王様を決める(決められなかった全員死亡)
みきおは自らも参加者となり、この実験で全ては終了すると公言します。
罠の雰囲気を感じつつも実験の終わりを突きつけられたクラスメイトは実験に参加します。
- レクリエーションの班分け
- A:ネズ、山口、月岡、石井、黒田
B:安堂、犬飼、早乙女、雨宮
C:橘、葉月、水野、溝口、倉本
D:梶原、及川、小山内、長谷部、桜庭先生
Dグループは暴力で勝てると判断した長谷部が豹変。
暴力で支配し王様に君臨します。
Aグループは黒田、Bグループは早乙女、Cグループは葉月が選出されます。
みきおはクラスメイト全員に電流が流れるブレスレットを装着させ、電流を起動させるリモコンを各グループの王様に渡します。
A、B、Cグループは平和的な時間を過ごしますが、Dグループは長谷部が全員に暴力を振るい一人ずつ服従させていきます。
ずっとみきおが姿を現さない事からA~Cグループは教室の外に出ていきます。
早乙女はDグループの長谷部の凶行を見てリモコンを奪い取ります。
全員がみきおを探していると、図書室でみきおの死体が発見されます。
みきおは首に絞殺痕が見つかっており他殺である事が分かります。
8月20日(みきおの死後)
早乙女は支配者であるみきおが亡くなった事で脱出するよう提案をしますが、クラスメイトたちはみきおが持っていた拳銃がなくなっている事から、誰がみきおを殺害したのかを探ろうとします。
雨宮と安藤はクラスメイトたちにある計画を話します。
- 雨宮・安藤の計画
- 桐嶋未来がSHOW-YAに殴られた時、未来は介抱してくれた雨宮・安藤・葉月にある計画を提案
その提案とは「未来が死亡したフリをして隙を作り、みきおを殺害する」というもの
雨宮たちはみきおが死亡した時に”未来が計画を実行した”と判断をしていました。
しかし未来の身柄が無くなっていた事でクラスメイトに打ち明け、相談をしていました。
未来を探し屋上へと向かったネズは未来の死体を見つけます。
未来が死亡に再び立ち会ったネズは精神が崩壊し、未来を殺害した犯人を捜すために拳銃でクラスメイトを脅します。
月岡はみきおの所持品をチェックしてノートパソコンを発見します。
パソコンを開くとみきおの母親である夢崎亜夜子と通信が繋がっていました。
夢崎亜夜子はみきおの意思を継いで実験を続けることを宣言します。
一方、Dグループの王様であった長谷部は再び王様に返り咲きたいと考え、下僕となった及川を使って黒田、石井、安藤に暴行を加えます。
長谷部の狂気はどんどんエスカレート
石井を裸にしてレイプしようとしますが、月岡にその現場を発見されます。
石井は月岡に哀れまれた事から逆上し、長谷部を連れて階段の踊り場に飛び込み硫酸ミストを浴びて死亡してしまいます。
8月21日(ネズによる犯人探し)
拳銃を持ったネズは未来を殺害された恨みを晴らすべく犯人探しにやっきになっていました。
ネットでみきおの母親である夢崎亜夜子とコンタクトを取り、犯人探しの捜査を行います。
未来の死体があった屋上に行って何か証拠品がないかを探りますが、犯人を捜す事が出来ずに教室に戻ってきます。
ネズの暴走に対して取り押さえるのか、様子を見るのか、個人の意見が分かれる中、安藤たちは屋上に上がった際に陰で衣服を燃やして助けを呼びます。
このケムリに気付いた消防隊は学校に駆けつけ、死体を発見します。
ネズは人質を取り、消防隊に近付かないよう威嚇しながらもクラスメイトたちの話を聞いていきます。
そして遂に嘘をついている人間を見つけました。
その人物は早乙女菊也
早乙女が廊下を見張っていたという証言に矛盾が出た事から嘘つきだと認定
銃口を向けて早乙女を殺害しようとします。
ここでネズを止めたのは葉月依利奈
葉月は自らが坂本殺害、未来殺害を行った犯人であると名乗り出て、真実を話し始めます。
- 坂本殺害の謎
- 坂本はみきおの協力者だった。
共同計画で谷口を殺害し、今回の実験でも共謀関係にあった。
2人が密談している事を聞いてしまった葉月はこっそり坂本を屋上に呼び出して二重スパイを持ち掛けます。
殺人に快楽を覚えていた坂本は葉月の申し出を拒否し、葉月を殺害しようとします。
揉み合いになった2人、葉月は持っているヘアピンで右眼を刺すと揉み合いの中で坂本は死亡
屋上にやってきた早乙女に全てを打ち明けた葉月
早乙女は葉月を庇うべく顔面を潰して、廊下まで死体を運んだ
- 未来殺害の謎
- 桐嶋未来の計画を安藤らと共に聞かされた葉月
みきおが殺害された事を知ると証拠品となるヘアピンを探すために屋上に向かうと未来がいた。
未来はヘアピンを見つけており、坂本殺しの犯人が葉月である事に気付いてしまう。
未来は皆に事情を話して打ち明けようと話すが、自分を守るために未来を殺害してしまった。
全てを話した葉月
早乙女は葉月を殺害しないようネズに懇願しますが、ネズは葉月に銃口を向けます。
8月21日(みきおの遺言と母親)
ネズたちが教室で揉めている時、みきおの母親である夢崎亜夜子は学校の近くに潜伏していました。
生徒達がドロドロに拗れた人間関係の顛末を見届けつつ場を制圧して再び新たな実験を始めようとする亜夜子。
みきおが仕掛けたトラップを解除し、みきおの死体から拳銃を回収して教室へ向かいます。
拳銃を向けながら教室へ入る亜夜子ですが、ネズによって発砲され腹部を撃たれます。
亜夜子はなぜネズが自分の潜入を知っていたのかどうか問います。
するとネズはみきおの遺言から知ったと答えます。
- みきおの遺言
- 母親は今回の実験計画を練るうえで色々と手伝ってもらったが、彼女は学校近くのアパートに潜伏していてみきおたちクラスメイトを監視している。
彼女はここへやってきて実験を乗っ取るつもりだから今すぐ逃げろ
亜夜子はネズたちを服従させ続きをやろうとするはずだから…
この実験は自分だけのものだから亜夜子に乗っ取られるな!
乗っ取られる事を避けたい気持ちがありながらも母親に罠を解除するパスワードを教えたみきおは母親を殺害したいと思っていました。
みきおは5年前に6年2組の人間関係の相関図を作成して、人間関係を歪ませるためにいくつかの火種を投下し遺恨を残すように仕掛けていました。
そしてこの遺恨は何年経てば消え失せるのかを実験したみきお
この事実を知ったクラスメイトは憤慨します。
話し続けるネズ。
みきおがもう一つ遺言を残している事を話します。
- みきおのもうひとつの遺言
- みきおにとって「花いちもんめ改」のあと、ネズが自分を発砲しない事は計算外だった。
そして撃たれなかった事が嬉しいと思う自分自身の感情も想定外だった
自分は母親によってつくられた人間。
母親に植え付けられた価値観の呪縛から脱却しなくてはいけない。
母親を殺害して人生をリセットする
罠の解除法を母親に教えて、母親が乗り込んできたときに殺害しようと思う。
ネズは全ての元凶である夢崎亜夜子に復讐をしようと考え、みきおの復讐計画を引き継ぐことを決め、亜夜子を招き入れるための演技をしていた。
ネズは亜夜子にトドメを刺そうと近寄るが電流のリモコンを隠し持っていた亜夜子はネズに電流を流して動きを奪い、拳銃を奪い取ります。
止めに入った葉月に対して発砲し、腹部を打ち抜きます。
教室を出て逃げようとする亜夜子は解除コードを入力して学校の外へ出ようとします。しかしみきおは亜夜子に嘘のコードを教えており硫酸ガスが機動。
亜夜子はそのまま死亡してしまいます。
亜夜子が死亡し、全てが終わった事を理解したクラスメイトたち
葉月を助け学校から抜け出すために助けを呼ぼうとします。
しかし、ここで教師の桜庭橋子が生徒達に向かって銃口をつきつけます。
桜庭は既に教師を辞めていた事を告白
・PTA役員であった水野の母親に暴言を吐かれたこと
・犬飼の両親に謝罪した時に土下座を強要されたこと
・ネズのいたずらによって流産してしまったこと
生徒達を憎んでいた事を告げます。
そして事情を知らない人間が面白おかしく勝手な憶測や妄想で好き勝手罵倒している現状を教えます。
桜庭はネズに自分を殺害するよう依頼をします。
殺害をしないと葉月を殺害すると脅した桜庭
ネズは葉月を守るために発砲し、桜庭先生を殺害するのでした。
物語は最終回を迎えます。
「なれの果ての僕ら」最終回のあらすじ
「なれの果ての僕ら」最終回のあらすじを紹介します。
まだ「なれの果ての僕ら」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
【以下より最終回となります】
ネズが発砲した銃弾は桜庭先生の胸を貫き、桜庭は死亡します。
ここで機動隊が突入。
生き残ったクラスメイトたちは警察に保護されます。
約3日間に及んだ四ノ塚小学校の立てこもり事件は機動隊の突入により解決
逮捕者は計4名
ネズ(真田透)は嘱託殺人(桜庭橋子)と殺人未遂(夢崎亜夜子)の罪
この2つの罪については正当防衛と見なされ罪は重くならなかった。
山口茉莉花は相沢すみれを毒によって殺害
葉月依利奈は坂本大聖、桐嶋未来を殺害(坂本殺害については正当防衛)
今も意識不明の重体であるため、送検は見送られている。
早乙女菊也は葉月の殺人に対して証拠隠滅及び死体損壊等の協力をした事で少年院へと送致
この事件は瞬く間に世間へと広がり、好奇の目に晒された。
正確な情報ではないデマ情報がSNSに書き込まれ、加害者家族の家にマスコミが大量に押しかけ、事件に関わる書籍も売れた。
デマ情報が溢れすぎた事から警察の捜査は進まずに世間の関心は急激に冷めていった。
それから2年後
水野は同窓会をしたいとクラスメイトたちに声を掛け、事件以降クラスメイトたちが再び集まっていました。
逮捕されたネズや早乙女も集まり、事件が起こった小学校跡地(現在はさら地)に向かいます。
花を手向けて手を合わせる元6年2組の生徒達
早乙女は葉月から預かった手紙を一緒に手向けます。
水野は事件後、世間から向けられた無責任で攻撃的なバッシングについて語りだします。
心に大きな傷を負ったクラスメイトたちですが、水野は「あの事件の呪縛から決別しよう」と訴えます。
地獄のような体験をしたが、その体験と向き合ってどう生きていくのかを決めるのは自分達自身
その覚悟をするためにみんなとここに来た!
水野の言葉に賛同するクラスメイトたち
世間のいい加減さを憂いつつも、自分達だって世の中の一部
ネズが「俺たちから変わろう、まずはそこからだ」と声を掛けたところで「なれの果ての僕ら」は終了となります。
「なれの果ての僕ら」死亡した登場人物
「なれの果ての僕ら」では多くの人物が命を落とします。
死亡した人物をまとめてみました。
死亡したの人物の紹介はネタバレも含みますので「なれの果ての僕ら」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。
人物 | 死亡理由 | 巻数 |
---|---|---|
谷口 | みきおによって殺害され、死体をバラバラにされる | 1巻 |
タカポン | 硫酸を全身に浴びて呼吸困難により死亡 | 1巻 |
小清水唯 | 毒のリレーについて次の相手を見つけられず毒死 | 1巻 |
相沢すみれ | 晩御飯に毒を盛られて死亡 | 1巻 |
坂本大聖 | 何者かに頭を切り離されて死亡 | 2巻 |
桐嶋未来 | 杉田将矢(SHOW-YA)に消火器で殴られ死亡 | 4巻 |
杉田将矢(SHOW-YA) | みきおによって拳銃で撃たれた後、暴行されて死亡 | 4巻 |
夢崎みきお | 何者かに縄状のもので首を絞められ死亡 | 5巻 |
桐嶋未来 | 原因不明、屋上にて死亡 | 6巻 |
石井礼夏 | 長谷部と共に階段の踊り場に飛び込み硫酸を浴びて死亡 | 7巻 |
長谷部弘二 | 石井により階段の踊り場に落とされ硫酸を浴びて死亡 | 7巻 |
夢崎亜夜子 | みきおの仕掛けた罠に飛び込み硫酸を浴びて死亡 | 8巻 |
桜庭橋子 | ネズによって狙撃され死亡 | 8巻 |