なぜブンゴは甲子園実績のない「桜花高校」を選んだのか?静央シニアを引っ張ったブンゴと野田の進学先に隠された誓いと真相に迫ります。
中学野球界を揺るがした静央シニアの活躍を目の当たりにして、誰もが注目した主要メンバーたちの進学先。
100校を超える有名校からのスカウトを受ける中、ブンゴと野田幸雄が選んだのは、全国的にはまだ無名に等しい「桜花高校」でした。
「他のライバルたちはどの高校へ進学したの?」
「あんなにスカウトされていたのに、なんで二人は桜花を選んだの?」
この記事では、そんな疑問を持つ作品ファンに向けて、『BUNGO-ブンゴ-』主要キャラクターの進学先一覧とともに、ブンゴと野田が桜花高校を選んだ本当の理由を徹底解説&考察していきます!
「BUNGO-ブンゴ-」とは?
| 初版発行日 | 2015年7月17日発売 |
| 連載媒体 | 週刊ヤングジャンプ |
| 出版社 | 集英社 |
| 作者 | 二宮裕次 |
| 巻数 | 41巻(第1部)、3巻(第2部:2026年10月現在) |
| ジャンル | スポーツ(野球) |
| Wikipedia | BUNGOのWikipedia |
漫画「BUNGO-ブンゴ-」は壁当てばかりしていた主人公の石浜文吾がシニア界のホープ野田幸雄と出会ったことによりリアルな野球に目覚め、その才能を覚醒させていく熱血野球漫画です。
「BUNGO-ブンゴ-」のあらすじ(ネタバレあり)は以下よりご覧になれます。
有名選手の進学先一覧
作中で進学先が判明している注目選手を、北は東北から南は九州まで地域順に一覧でまとめました。
なお、ここに掲載しているのはスカウト(内定)段階の進学先も含まれるため、実際の進学先とは異なる場合があります。
伴野樹理は、当初「大府第一高校」への進学が決定していましたが、ブンゴと同じチームでプレイしたいという強い思いから、それを辞退して桜花高校を一般受験して入学しています。
男子高
- 青森真田高校(青森)
- 柿谷結弦:センター(静央シニア)※文吾の2年上
- 花巻高校(岩手)
- 岡崎達央:ピッチャー(花巻北シニア)
- 桜花高校(東京)
- 石浜文吾:ピッチャー(静央シニア)
野田幸雄:ショート(静央シニア)※文吾と同級生
伴野樹理:キャッチャー(知多翔洋シニア)※文吾と同級生
杉浦真生:(宮松シニア)※文吾と同級生
東堂和夫:キャッチャー(流山シニア)※文吾の2年上
- 長谷田実業高校(東京)
- 河村幸一:ショート(冨士ヶ丘シニア)※文吾と同級生
- 三本松学舎高校(東京)
- 中川剣:ピッチャー(砂南シニア)
- 浦沢学園(埼玉)
- 今崎力:キャッチャー(高野台シニア)※文吾と同級生
- 翔西大付属翔西高校(横浜)
- 豊田健太郎:ピッチャー(静央シニア)※文吾の4年上
吉見雅樹:ピッチャー(静央シニア)※文吾の2年上
下川毅:ピッチャー(上本牧シニア)※文吾の1年上
鮎川瑛太:ピッチャー(静央シニア)※文吾と同級生
- 横浜第一高校(横浜)
- 袴田浩:キャッチャー(静央シニア)※文吾と同級生
水嶋廣人:ショート(静央シニア)
田無大輔:センター(上本牧シニア)※文吾と同級生
鹿島岳人:ピッチャー(宮松シニア)※文吾と同級生
- 千葉県立流山第一高校(千葉)
- 家長太陽:ピッチャー(流山シニア)※文吾と同級生
- 高崎大付属高校(群馬)
- 砂川慎太郎:セカンド(上本牧シニア)※文吾と同級生
- 興静学園(静岡)
- 鮎川智:キャッチャー(静央シニア)※文吾の2年上
間瀬和夫:センター(静央シニア)※文吾と同級生
- 大府第一高校(愛知)
- 三科沙良:ピッチャー(知多翔洋シニア)※文吾と同級生
- 東光学園高校(大阪)
- 立花由喜:サード(上本牧シニア)※文吾の2年上
諸星要:ショート(上本牧シニア)※文吾と同級生
高砂紀彦:ピッチャー(宮松シニア)※文吾の2年上
- 和正社高校(大阪)
- 鈴木彰仁:ピッチャー(宮崎中央シニア)
- 明山高校(高知)
- 碓井和隆:ピッチャー(冨士ヶ丘シニア)※文吾と同級生
- 築南高校(福岡)
- 伊佐治崇人:ピッチャー(北九州シニア)
「BUNGO-ブンゴ-」に登場する投手の球種&最高球速をまとめています。興味がある方はどうぞ。
女子高
- 駒之沢高校(東京)
- 神谷真琴:セカンド(静央シニア)
西浦珠希:サード(富士ヶ丘シニア)
なぜブンゴと野田は桜花高校へ進学した?
全国大会を制し、見事日本一に輝いた静央シニア。
圧倒的な投球でライバルたちをねじ伏せたエース石浜文吾(ブンゴ)と、リトルシニア全米選手権でMVPを獲得した世代屈指の怪物打者野田幸雄。
この超中学級の2人には、全国から200校を超える名門・強豪校からのオファーが殺到しました。
その中には、甲子園優勝を果たし「最強」の名を欲しいままにする桐光学園(大阪)や、ブンゴが恩師と仰ぐ吉見雅樹を擁する甲子園ベスト4の翔西大付属翔西高校(神奈川)といった超有名校の名前もありました。
しかし、数多ある選択肢の中からブンゴと野田が選んだのは、東京都にある桜花高校。
桜花高校は近年急激に力を伸ばしているものの、甲子園の出場経験はなく、過去最高実績も東京都予選ベスト4という「これからの学校」です。
野田の目標は「ブンゴと共に甲子園で5大会連続優勝を成し遂げること」。
それならなぜ、手っ取り早く強豪校を選ばずにあえて無名の桜花高校を選んだのでしょうか?
原作で明かされている理由や、作者の意図も含めて考察していきます。
理由1:どん底期オファーをくれたから
原作で語られている最大の理由は「どこよりも一番早くオファーをしてくれたから」というものでした。
ブンゴは1年生の時に上本牧シニア相手に快投を見せた後、長いスランプ期に陥ることに。エースナンバーも鮎川瑛太に奪われ、周囲のスカウトたちからも見向きもされない時期がありました。
そんな「どん底の時期」から才能を評価し、最初に声をかけ続けてくれたのが桜花高校の青木竜人監督でした。しんどい時期から才能を認めてくれていた。そう強く感じたからこそ、ブンゴは桜花高校への進学を決めました。
これって、実社会やビジネスでも同じようなことがありますよね。 成功したり有名になったりすると大勢の人が寄ってきますが、それは「自分」ではなく「自分の実績や肩書」に群がっているだけ。
だからこそ、自分の不遇な下積み時代から評価してくれた人を大切にしたいと思うのは、当然の人間心理と言えます。
作者の二宮裕次先生ご自身も、漫画家として成功されるプロセスで似たような経験をされたのかもしれませんね。
理由2:神谷真琴と近くにいられる環境だったから
全国優勝を果たした後、ブンゴは真琴に告白をし、2人は晴れて両想いとなりました。 しかし、地方の強豪校に進学して寮生活になってしまえば、当然真琴とは離れ離れになってしまいます。
東京の高校に進学する真琴と同じエリア(東京)の高校を選べば〈進学後も会うことができる〉と考えもあったのではないでしょうか。
ちなみにブンゴは中学時代、真琴に告白すると同時に「別れ」を口にして離れる覚悟も見せていました。
一見すると矛盾しているように感じるかもしれませんが、同じ男目線で考えると「好きな子と近くにいたい」という下心が完全にゼロだったとは言えません。
現実として、高校に入ってからのブンゴと真琴は「朝キャッチボールをした後にキスをする」という甘々なルーティーンが日課になっています。
このなんとも羨ましい日常を見せつけられると、やっぱり〈ブンゴの下心も選んだ理由の1つだったのでは〉と勘ぐってしまいますよね。
理由3:甲子園常連校に入ると盛り上がらない
最後は少しメタ的な視点になりますが、漫画のストーリー構成上の理由です。
桐光学園や翔西大付属といった高校は、すでに甲子園で結果を出している超強豪校。 もしここにブンゴと野田が加入してしまうと、甲子園優勝までのハードルが下がりすぎてしまったり、倒すべきライバル校の数が一気に減ってしまいます。
そうなると、スポーツ漫画として一番おいしい「強敵に挑むハラハラ感」や「ストーリーの盛り上がり」を描くのが難しくなってしまいますよね。
あえて『これからのチーム』に加入させることで、王道のジャイアントキリング(下克上)を描く。当然ストーリーは盛り上がります。
作者目線で考えると、こうした構成上の理由も間違いなく存在するでしょう。
野田はなぜブンゴと一緒の学校に行ったのか
そもそも、桜花高校を進学先に選んだのはブンゴです。野田は『ブンゴが選んだ学校だったから』という理由だけで、一緒に桜花高校へ行くことを決めました。
では、野田はなぜそこまでしてブンゴと同じ学校に行くことにこだわったのでしょうか?
理由:ブンゴの圧倒的な才能を誰よりも評価しているから
野田は、ブンゴがまだ野球の素人でフォームすら固まっていなかった頃から、その突出した素質を見抜いていました。
中学の国内大会でも全米大会でもMVPを獲得するほどの《世代最強打者》である野田が、ブンゴに対してだけは『ポテンシャルでは全く敵わない』と素直に白旗を挙げていたほどです。
それだけ野田はブンゴという投手に惚れ込んでおり、「ブンゴと一緒ならどんな強豪が相手だろうと勝てる」と心の底から確信しているからこそ、進学先もブンゴに全幅の信頼を寄せて付いて行ったのだと言えます。
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