「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」あらすじ解説【ネタバレ注意】

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」あらすじ解説【ネタバレ注意】

初回利用で盛り沢山の特典アリ



コミックシーモア」は初回登録で以下の特典が!


コミックシーモア初回登録特典

・必ず貰える70%OFFクーポン

・月額メニュー登録で最大20000Pプレゼント

・LINE友達追加&ID連携で500Pプレゼント

・毎日連続訪問で最大130Pプレゼント


会員登録は無料


まずは特典を確認してください!


「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」は2019~2024年に『別冊ヤングチャンピオン』に連載されていた人気漫画。

ここでは「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」のあらすじ・最終回を解説します。

初版発行日2019年8月20日発売
掲載誌別冊ヤングチャンピオン
出版社秋田書店
原作蔵人幸明
作画榊原宗々
巻数全10巻(コミックス)
ジャンルサスペンス
Wikipedia「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」のWikipedia

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」を無料で読むには

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」は「マンガBANG!」という無料アプリで読むことが出来ます【配信期間は2025年7月14日まで】※iOS・Android双方で使えるアプリです。

マンガBANG!人気の漫画が読めるマンガアプリ
マンガBANG!人気の漫画が読めるマンガアプリ
開発元:Amazia, Inc.
無料
posted withアプリーチ

「マンガBANG!」は株式会社Amaziaが運営する公式アプリ。
アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」の登場人物

登場人物
藤倉優馬
雨里涼
横田悠奈
麻央
西野
神楽水和虎
熊狼愛繕
小山良平
北原勇真
村上
カズ
牛島
宮川恭次
下條
松岡公一
天堂

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」本編のあらすじを紹介します。

MOTO
MOTO

まだ本編を読んでいない方は、最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。

1巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」1巻のあらすじ

プロローグ

高校生の藤倉優馬(ふじくらゆうま)は、中学時代から激しいイジメを受けていました。

イジメの主犯は西野。西野は刃物で人を刺したり、顔を燃やしたりする超危険な人物。西野に

毎日、西野と手下たちにイジメられていましたが、優馬には1つの生き甲斐がありました。

それは「ハガキ職人として、ラジオに投稿すること」。

将来、放送作家になることだけを頼りに、優馬は日々を過ごしていました。ある日、手下の村上・カズによって優馬がイジメられているとき、雨里涼(あめざとりょう)が助けに入ります。

イジメている村上・カズに啖呵を切る雨里。2人を追い払うと、優馬に対して友達になろうと声を掛けます。

西野との対峙

村上とカズは、背後にいる西野を頼り、優馬と雨里をシメようと計画。西野は刃物を持ち、雨里を刺していたぶろうと動き出します。

翌日から、西野・雨里は学校に来なくなります。その間、横田悠奈(よこたゆうな)が教師に対して、優馬へのイジメを止めさせるよう訴えかけますが、意見が通らず…。

後日、村上がトイレで、顔をボコボコにされ、髪を燃やされた状態で発見されます。

西野による制裁だと判断したカズは、西野に電話をかけますが、電話中に背後から金属バットで殴られることに。

数々の事件が起こるなか、優馬は雨里の自宅に遊びに行きます。ハガキ職人のことについて話をするなかで、雨里はあることをカミングアウトします。

地下に西野を監禁している。

にわかに信じることが出来なかった優馬は雨里と共に地下室へ。

すると西野が拷問を受けて、監禁をされていました。激しい怒りをぶつける西野に対して、雨里は指を切断して制裁を加えます。

優馬は、信じられない光景に動揺。西野を解放しようと、雨里に訴えるものの解放後の影響について説き伏せられることに。

翌日、登校した優馬は昨日の光景が忘れられず、塞ぎ込むことに。

村上の事件について学校内で警察から聴取を受けることになった優馬。雨里の犯罪を隠すため、嘘の証言をしてしまいます。

そして、自責の念に駆られて、西野を解放しようと雨里家に忍び込みます。地下室に入った優馬、地力で拘束具を解いた西野によって襲われることに。

殺されそうになる優馬。途中で雨里が入ってきたことで、なんとか一命を取り留め、病院へ向かいます。

病院へ行った優馬は、学校内で取り締まりを受けた刑事たちに遭遇。ケガをしていることについて、原因を問い詰められますが、その途中に雨里から電話が…

「西野を殺しちゃった」と言い残して、電話が切れたのでした。

2巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」2巻のあらすじ

西野との対峙

警察から受けた質問をなんとか躱しながら、優馬は雨里の自宅へと向かいます。

問い詰めると雨里は、「西野を逃がした」と告白。殺害したということは冗談だと気付き、安堵した優馬。幼馴染みである麻央と一緒に自宅に帰ります。

逃げ出した西野は、優馬を尾行。麻央が1人になったところを狙って身柄を攫い、電話で優馬を呼び出します。

麻央を人質に取られた優馬は、西野の指示された場所へ向かうことに。西野は凶器で、優馬を殴り倒し、殺害した後に麻央を犯すと宣言。

自分の見立てが甘かったと反省する優馬。心の中で、雨里に対して謝罪をしていると、雨里が現れます。

雨里は拳銃を取り出し、西野に向けて発砲。撃たれた西野はその場に倒れこみます。西野を制圧した雨里は、別室で西野の仲間に襲われている麻央を救出。

「次の日、自分の家に来てほしい」と告げて、雨里は自宅へと帰宅。

翌朝、雨里の自宅に刑事2人が訪問。西野の行方についてしつこく聴取を行いますが、自宅の地下室にある西野の身柄はバレずに済むことに。

優馬を待っていた雨里。しかし、優馬から「自宅には行かない」というメールが届いたことから、雨里は学校に行きます。

サシで話をしている時に横田悠奈がやってきて、一つのお願いをします。

横田悠奈のお願い
自分は中学校の頃から、イジメっ子によってレイプをされ続けてきた。
レイプされている時の画像を抑えられて、抵抗の出来ない状態になっているので、イジメっ子たちを粛正して、レイプ動画を取り戻してほしい。

横田悠奈は、雨里が西野を車に運んでいる様子を動画に収めていました。

その動画をネタにして、雨里に協力することを懇願。横田の鬼気迫る態度に、要望を聞き入れることを決めた雨里。3人は運命共同体になります。

横田悠奈の依頼

横田悠奈をレイプした主犯が牛島という人物であることを聞いた雨里。牛島の自宅を張り、1人で出てくるタイミングを狙います。

牛島は4人で家の外に現れ、友人2人が牛島についていたことから、残り1人の友人宮川恭次を狙い、襲い掛かります。

翌日、宮川恭次が眼球を抉られたというニュースが流れ、横田は雨里の行動に驚愕することに。

3巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」3巻のあらすじ

横田悠奈の依頼

雨里の行動について、放課後で話し合う3人。

横田悠奈・藤倉優馬は雨里の行き過ぎた行動を諫めようとしますが、雨里は聞く耳を持たずに「西野が生きている」ことを告白。

「3人でトドメを刺すために自宅へ帰ろう」と提案。納得いかないながらも、西野を殺すまいと考える優馬たちは、一緒に雨里の自宅に向かいます。

自宅に向かうと、雨里の父親(元ヤクザの組長)から地盤を受け継いだ神楽水和虎という人物が、子分を連れて待っていました。

自宅を譲るよう交渉を持ち掛ける神楽水。雨里はその提案に対して、西野を殺害して死体を処理するならOKすると条件を出します。

ひと悶着はあったものの、神楽水は組を存続させるため、雨里の提案を飲むことに。雨里は自宅を譲って、家を出ていきます。

数日後。雨里はアパートに住み始め、優馬との仲も回復方向に向かいます。

一方、横田悠奈は雨里を利用して、牛島を潰し、最終的には雨里・優馬も排除しようと考えるように…。

横田は、「雨里が犯罪をしたときの写真」をネタに脅迫し、牛島を排除するよう指示します。

その夜、雨里は牛島の自宅へ押しかけ、暴力で制圧。拘束をしたうえで、性器を切断しようと考えます。すると、雨里は横田の過去を語りだします。

牛島と横田の過去
牛島と横田は過去に付き合っていた。
言い寄ってきたのは横田。女子生徒からモテた牛島は何度も断ったが、異様なまでに執着されたことから、他の男子とヤレと無茶ぶりをした。

その無茶ぶりに応えた横田。牛島は横田を支配して、便利な女として扱うようになった。

話を聞いた雨里は、横田の殺害を中止。多少体を傷つけたうえで、警告のみで済ませます。

横田は、優馬に自分の過去を話して付き合ってほしいと告白。優馬に告白した裏には、雨里から大切な存在を奪おうという狙いもありました。

翌日、雨里は横田のもとに。

自分の秘密を告白しながら、「優馬に手を出したら命はない」と脅迫。雨里の壮絶な秘密を聞いた横田は指示に従い、”西野を運んだ写真の削除”と”優馬に近づかないこと”を約束します。

雨里涼の過去

優馬は雨里と同じ中学だった下條から”中学時代の雨里”の話を聞くことに。

中学時代の雨里涼
ヤクザの息子という噂が流れて浮いており、特定の親友が居なかったが、中2の時に小山良平という生徒と仲良くなり、学校を休みがちになった。

4巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」4巻のあらすじ

雨里涼の過去

小山良平は、優馬のイジメを止めたことで、西野に殴られ頭を燃やされた人物。

このことを知った優馬は、雨里を屋上に呼び出し話し合いを行います。小山との関係を話していくうちに、衝撃の秘密を告白します。

雨里涼は双子。生き別れた兄弟は藤倉優馬。

雨里の言うことを信じられない優馬。2人が言い合いをしていると、校庭に熊狼愛繕(くまおかあいぜん)という人物が現れ、雨里を呼び出します。

熊狼は、腹違いの兄弟。神楽水和虎が、雨里を認めていたことに嫉妬した熊狼は、直接対決しようとやってきたのでした。

雨里はいなそうとするものの、雨里の大切な物を傷つけてでも対決するという強固な姿勢を見せる熊狼。身辺調査をしたうえで後日現れることを予告して、立ち去っていきます。

校庭でのやり取りを見ていた横田悠奈。彼女は熊狼に近づき、雨里を潰そうと持ち掛け、協力関係を結ぶことに。

雨里と優馬を追う警察は、神楽水が譲り受けたかつての雨里宅へと訪問しますが、家があった場所は更地になっていました。

西野が起こした強盗事件を追う警察は、西野と一緒に犯罪を犯した人物を聴取。指を切り取られたあとの西野の様子を伺います。

雨里と優馬は秘密を共有したことで、仲を深めて一緒に旅行に行くことを計画。優馬の家で談笑していましたが、突然小山良平が訪問してきます。

5巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」5巻のあらすじ

雨里涼の過去

優馬宅に現れた小山は、雨里を「元カレ」だと主張し、2人で話をしたいと外に誘い出します。

外に出た雨里と小山。小山は西野への制裁を雨里に依頼したことを明かしつつ、やりすぎではないかと苦言を呈します。

過去に優馬と会いに行くと宣言した雨里。全てを終わらせ、人生をも終わらせようとしている雰囲気を感じると指摘するのでした。

一方、熊狼と横田は、神楽水の元へ行き、「雨里を殺害するから死体を処理してほしい」と依頼します。

その後、2人は雨里について調査を実施。

牛島の元へ行き、雨里との出来事を聴取した後、性器を切断。その後、雨里の実家を訪問。雨里の関係者と話したのちに、ある一つの秘密を獲得します

雨里と優馬は江ノ島に旅行に出かけていました。

尊い時間を過ごした2人は、夜になるとホテルで話をします。ここで、雨里は秘密を話します。

自分の母親を殺害した。

母子家庭の雨里。幼少期は母親が、色々な男を連れ込んでいました。

連れ込んだ男から暴力を受ける雨里、母親の愛情を信じて必死に耐えますが、あまりに激しい暴力を受けたことから反撃して致命傷を与えることに。

その場に駆け付けた母親が、男を庇い雨里を罵ったことから、頭が真っ白になった雨里は母親も殺害してしまうのでした。

全てを告白した雨里。優馬は、雨里の傍にいることを決めますが、これ以上優馬を巻き込めないと判断した雨里は、旅行から解散したあと姿をくらますことに。

翌日、学校に行った優馬。

ケガから復帰したカズが登校しており、優馬を呼び出します。

  • 西野が行方不明になっていること。
  • 警察から雨里の行方を聞かれたこと。

上記のことから優馬を尋問し、暴行を加えるカズ。優馬が殴られるなか、熊狼が乱入し、カズをボコボコにします。

6巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」6巻のあらすじ

雨里涼vs熊狼愛繕

熊狼は優馬に衝撃の事実を突きつけます。

雨里涼は偽物。本物の雨里涼は別の家で普通の青年として過ごしている。

熊狼の話が信じられない優馬。学校を去って、雨里の元へと向かいます。

一方、雨里は神楽水の事務所へ訪問し、1つのお願いをします。

「もう1度、死体処理をしてほしい」

この依頼に対して、神楽水は「熊狼を殺してくれれば、その願いを叶える」と回答。

雨里は神楽水の条件を飲み、熊狼を殺害することを決意。熊狼のスマホに電話をかけ、宣戦布告をします。

熊狼は雨里のヘイトを膨らませるため、優馬を狙うと宣言。この宣言を受けた雨里は、優馬に連絡をして、熊狼に気を付けるよう喚起します。

翌日、優馬の自宅前に現れた熊狼。

熊狼は言葉巧みに優馬を自宅へと誘うと、「雨里が自分を殺害しようと狙っている。君は雨里に会わない方がいい」と説得に入ります。

動揺しながらも帰路につく優馬。帰りに雨里に出会い、2人で話をすることに。

雨里は、自分は本物の雨里涼ではないことを告白。

本当の名前を「桐嶺真生(きりみね まお)」であると告げます。

「熊狼との一軒が終わるまで見守っていてほしい」と告げた雨里は家に帰っていきます。

7巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」7巻のあらすじ

雨里涼vs熊狼愛繕

雨里が自宅に戻ると、警察署の刑事である大江から事情聴取を受けます。

大江の事情聴取
桐嶺真生の母親と愛人男性は、行方不明の扱いとなっていました。
大江ら警察数名は、桐嶺(雨里)に対して殺害の疑いを持っており、「近日中にアパートの取り壊され、跡地にマンションが建つ」という情報を与える。

近所の住人からの聴取内容も雨里にぶつけて、揺さぶりをかけるが、平気な顔でいなす雨里。警察はそのまま立ち去っていきます。

翌日、優馬は熊狼の自宅へ赴き、「雨里を信じる」と発言。熊狼の味方にならないことを宣言して、立ち去っていきます。

完全に蚊帳の外に追いやられている横田悠奈。手を切られた熊狼に一矢報いようと、優馬を呼び出して情報を与えます。

横田悠奈の情報
雨里涼と熊狼愛繕は明日の17時に決闘を行うことになっている。
熊狼は決闘前に人質として雨里を確保しようと動いている。

横田は、優馬を体育倉庫に回避させ、熊狼の目論見を防ごうとします。

しかし、熊狼は体育倉庫の場所を特定して、優馬に接触。明日の決闘において、雨里に全力を出させるために、自分の言うことを聞いてほしいと懇願。

熊狼が「雨里を殺さない」という嘘の約束を提示したことを信用した優馬。雨里を煽るための演出に協力します。

熊狼が去った後、優馬は警察に全てを話して、2人の殺し合いを止めようと計画しますが、横田の制止によって警察への報告を取りやめることに。

雨里(桐嶺)を張っていた刑事たち。廃工場にいた雨里を突き止め、任意同行を促そうとします。

8巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」8巻のあらすじ

雨里涼vs熊狼愛繕

熊狼との決闘を控える雨里。捕まるわけにはいかず、車に乗って逃走。刑事の1人を轢き、強引に逃げ出し、決戦の場所である廃棄物処理場へと到着します。

処理場には、熊狼愛繕が待ち構えていました。

2人の戦闘は開始。戦闘能力に勝る熊狼は、雨里を押し倒してマウントポジションで殴る体制に。不利な体勢になった雨里は、熊狼の唯一の欠点である弟を拉致したと画像を見せます。

この行為に怒りMAXになった熊狼は、刃物で切り付けようとします。怒りで我を忘れた熊狼が隙を見せたことから、雨里はスタンガンで反撃。

その後は、頭を踏みつけ、鉄パイプで殴りかかり、猛攻撃を仕掛けます。

優馬と横田はタクシーを使って、廃棄物処理場へ到着。

優馬が現場についたときには、熊狼が雨里を踏みつけていました。大きな戦闘能力の差から、大怪我を負った状態からも敵わず、雨里は死ぬ寸前となります。

優馬が必死に止めるも、熊狼の手は止まらず。雨里にトドメを刺そうとしたところで、横田悠奈がナイフを持って熊狼に襲い掛かります。

何度も熊狼の体を刺した横田。熊狼は必死に抵抗するものの、背後から雨里にスリーパーを極められることに。それでも戦いを止めない熊狼の前に現れたのは神楽水。

神楽水は、熊狼の命を守るために戦いを止め、雨里の勝利したことを認めます。熊狼は治療のため、神楽水と共に帰っていくのでした。

9巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」9巻のあらすじ

双子の弟との出会い

戦い終えた雨里は優馬と2人きりになります。

警察に捕まるのも秒読みという段階で、雨里は無理心中を迫ります。拒否をせずに覚悟を決める優馬。彼の目を見た雨里は無理心中を取りやめます。

警察へ自首することを決めた雨里。最後のお願いとして、2人きりで旅行をしたいと申し出ると、優馬は雨里の申し出を受け入れます。

3日後。伊豆の修善寺に向かう優馬。

待ち合わせ場所に出向くと既に雨里は待っていました。優馬はこの旅行が終わったら、雨里が逮捕されるという状況に複雑さをにじませますが、一緒に楽しむことを決めます。

雨里は3日間で行ったことを優馬に報告。

熊狼愛繕との戦いの報酬として神楽水に死体処理を依頼していましたが、雨里の家が警察に張られていたため実現できず。

死体処理が不可能となったことから、雨里は神楽水に別のお願いをすることに。

その依頼とは「生き別れとなっている双子の弟を探すこと」。

下の名前が同じだったことから、優馬が双子の弟だと思っていた時期もありましたが、実際は違うことを悟った雨里。

刑務所に入る前に会って伝えたいと神楽水に伝えていたのでした。

以前、雨里が神楽水に依頼した「西野の死体処理」。

神楽水はこの約束を反故にして、闇医者の元で看病をしていました。体に不自由はあるものの、動ける状態になった西野は闇医者の医院から離れて、シャバへと戻っていきます。

表舞台に戻った西野は、カズ・村上とコンタクトを取り、自分を痛めつけた雨里・優馬を殺害しようと動き出します。

旅館に泊まる雨里と優馬。2人は一緒に温泉に入り、美味しいご飯を食べて、最高の時間を過ごします。日付が変わる0時、雨里は神楽水の元に電話して弟の所在地を聞き出すことに成功。

所在地と同時に「西野が生きていること」を伝えられた雨里。

自分たちの身に危険が迫っていることを知り、焦る雨里は警察に捕まる前に、西野を殺害して優馬を守ろうと決意します。

警察の手が修善寺まで迫ったことから、雨里は優馬と別れ、最後の決着をつけようとします。

10巻のあらすじ

「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」10巻のあらすじ

双子の弟との出会い

雨里は神楽水から聞いた双子の弟の情報から、弟宅の自宅へと電話をかけます。

2人は初めて話をしますが、電話の内容からシンパシーを感じており、会って話すことを約束します。

一方、西野はカズを使って優馬の自宅を調査するよう指示。カズが自宅へ向かうと小山良平が自宅の前に。

小山から優馬の情報を聞き出そうとするカズ。すると、後ろから”雨里と呼ばれるもう1人の人物”が現れて、カズを後ろから締め上げて気絶させます。

雨里は、双子の弟との待ち合わせ場所へと到着。

待ち合わせ場所には、生き別れの弟である北原勇真が登場します。

雨里は勇真にこれまでの経緯を説明。あと1人の人物を殺害したうえで、優馬のことをお願いしたいと話すと、勇真も親を殺害していることをカミングアウトします。

勇真のカミングアウト
雨里が母親に引き取られ、勇真は父親に引き取られた。
父親は面倒を見る気がなく、すぐに施設に預けられ、楽しい毎日を過ごしていた。

しかし、中学生になってから父親が引き取りに施設を訪問。再び、父親と暮らすようになったが、勇真の体を使って金を稼ぎ出し、憎しみがたまっていく勇真。
勇真は父親のアレルギーを利用して、殺害をすることに成功。再び施設に戻ったのでした。

雨里は勇真の自宅へと向かいます。勇真は、天堂という男性との2人暮らしでした。

お互いのことを話し合うなかで、勇真はある提案をします。

双子である利点を生かして、完全犯罪で西野を殺害する。

警察は横田悠奈の自宅を訪問し、事情を聴取。横田は全てを告白して、警察に情報を与えます。

闇医者が逮捕されたことから一般の病院に入院している熊狼愛繕を訪問して、事情を聴取するも決定的な証拠を得ることが出来ません。

雨里と勇真は計画の詳細を詰めていきます。

勇真・雨里の計画
勇真が雨里のフリをして警察に自首する。
自首したことで鉄壁のアリバイを手に入れつつ、自宅への監視を解くことが出来る。

その間に西野を殺害し、自宅の下に埋めてある死体を処理する。

翌日。勇真は雨里そっくりの外見に変装して、警察署に行き自首をします。

雨里の訪問に驚く警察官たち。異様な空気が流れる中、ベテラン刑事が、自首した人物は雨里ではないと見抜きます。

以上、10巻までのあらすじです。

まとめ

ここまで、「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」のあらすじについて解説をしました。

サスペンス色が強い裏に、BL要素を取り込んで、とてもアクが強い作品になっています。

人にとって必要なのは、血の繋がりなのか?一緒に過ごした時間の濃厚さなのか?

この大きなテーマに沿いながらバイオレンスを織り交ぜて、面白いサスペンス漫画に昇華させています。

2025年5月現在はまだ終了していませんが、最終回が気になる漫画ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA